ベゴニア・アールヌーボーの育て方

TOP > シュウカイドウ科 > ベゴニア最終更新【
ベゴニア・アールヌーボー
ベゴニア・アールヌーボー
科名シュウカイドウ科
属名ベゴニア属
学名Begonia × hiemalis
水やり水を好む
場所季節による
難易度中級者向け
画像の投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
スポンサーリンク

ベゴニア・アール・ヌーボーの特徴は?

ベゴニア・アールヌーボーはシュウカイドウ科ベゴニアの園芸品種。日本の「フラワーガーデン戸谷」にて突然変異したベゴニヤの枝を改良重ねて作られた新品種。濃いピンク色のはなびらが何層にも重なり、外側のはなびらには緑色や黒色が混じるという斬新でゴージャス感あふれるベゴニアです。従来のベゴニアの品種よりも格段に花もちがよい品種です。 正式な登録名はトヤズ・アート。

色合いから、冬の花っぽいですが、寒さに弱く10度以下の気温には耐えれませんので冬はもちろんのこと春、秋でも夜などに気温が下がる時期は夕方に屋内に入れてください。

暑さにも弱く強い日光を嫌いますので明るい日陰で育てましょう。
高温多湿だと根腐れたり、病気にかかったりします。6月、9月くらいの雨の多い季節には屋内に入れて育てましょう。

管理する環境が変わると簡単に花が落ちることがありますが株が枯れているわけではありません。

水やり

極端に土が乾くと株全体が傷みますので、常に土が乾いたら水やりをしましょう。株に直接水がかからないように先の細いジョウロで株元にたっぷり水やりをしましょう。天気の良い午前中にたっぷりと水やりをしましょう。鉢植えの受け皿に水が溜まっているとそこから根が腐ったり、病気になったりします。水が溜まっていないかどうか確認して水を必ず捨ててください。

肥料

元肥として植え替えのときに緩効性肥料を加えておきます。

開花中は肥料切れを起こさないように週1回程、春、秋には10日に一回、液体肥料を規定の倍率に薄めてあたえましょう。
液体肥料の商品画像
液体肥料の購入はこちら

植えかえ

時期

植え替えは、花が咲き終わるころ(5月ごろ)。それができなかった場合は9月の暑さが収まったころに行ってください。温度が15℃以上25℃以下が保てる頃が適当なので、地域差はありますが真夏を除き春は5月~6月から、秋は9月下旬~10月上旬までくらいです。

用土

市販の培養土か、培養土に1割か2割ほどパーライトを入れて水はけをよくするといいです。自作する場合は赤玉土5+腐葉土4+パーライト1の配合土をつくるとよいでしょう。

鉢植え

根詰まりをおこしている株は、一回り大き目の鉢に植え替えます。

悪くなっている茎や葉を切って取り除いた後、軽く株をつかんで鉢を傾けそっと株をぬきだします。 古い土を3分の1ほど落としてください。根を見て、腐っていたり、痛んだりしている部分は清潔なカッターナイフで切って、新しい土で植え替えてあげてください。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

挿木

花の咲いたところがない枝を上から15センチほどで切ってください。上から三〜四枚葉を残して残りの葉を手でとり、30分ほど水揚げしてください。その後肥料のはいってない新しい土に挿します。乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると、一ヶ月ほどで鉢上げできます。

ただ、増やした株を他人に譲渡したり、販売したらいけません(種苗法違反)。

管理場所

最適な温度は20度前後で寒さと暑さに弱く、夏は屋外で風通しのよい日陰に、冬は室内に移動させることが必要です。また日中暖かい春や秋でも夜になると冷え込みます。10度以下になるようでしたら夜に室内に取り込んであげてください。また屋内であっても急激に冷え込む冬の時期などは温度の管理に注意してください。

耐寒温度は約10度。寒さには弱く10度以下になると弱ります。

冷暖房の風に注意

冷暖房の風はとても乾燥しています。直接株が風にあたらないようにしましょう。

剪定

花の時期が終わるころには茎が伸びて見た目のバランスが悪くなります。また剪定することにより新しい枝や葉が生えてきて株が若返ります。

3月から4月にかけてまだ花が咲いているころ軽く剪定しましょう。
すでに芽が伸びだしている所や下の葉を必ず残して、花の咲いたあとのない部分を必ず残して切り戻します。すでに花が咲いた茎を土から3~4節の位置のあたりでカットしてください。その後、新しい枝や葉が生えてきて、数週間後にはまた花が咲き始めます。

梅雨時期にも株元が蒸れないように切り戻しを行って風通しをよくしましょう。

花がら摘み

花が枯れてくるとそこからカビが生えたり病気になりやすくなります。花びらの周囲が茶色になってきたら早めに摘み取りましょう。

病気・害虫

病気 
灰色カビ病は全体的に黒っぽく変色し、灰色のカビのような物が表面に付く事からこの名前が付いています。暑い時期の蒸れに注意して、風通しをよくすれば予防できます。市販の殺菌剤で治療できます。
春から初夏にはうどん粉病、夏には斑点細菌病が発生しやすくなります。斑点細菌病は一旦かかると治りませんので株を捨てることになります。

害虫
暖かくなる春から初夏にかけてはアブラムシが花や葉につくことがあります。 発生したら薬剤で駆除するか、前もってオルトランなどの浸透性薬剤を使っておくといいです。

最後に…

リーガスベゴニア(エラリチールベゴニア)の一種なので、詳細な栽培手順は
も参考にしてください。

その他のベゴニアの種・品種については
を参考にしてください。
スポンサーリンク

関連するユーザーの記事

スポンサーリンク