肥料ってなんだろうか?

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肥料とは?

植物が生育する上で必要な成分のことで、主にリン、窒素、カリを指し、他にもカルシウムやマグネシウムも含まれます。農作物を育てるということは、土中の肥料成分を植物に移動させるという言い方が出来ます。そのため農作物を育てた後の土中には肥料成分が枯渇していて、そのままで次に何かを育てるということは出来ません。特に野菜、穀物はこれら成分を必要としているので、「野菜はまず畑から」という言葉があるわけです。

窒素・リン・カリウム

窒素
窒素は葉っぱを生育させる成分とされています。そのため窒素分が多いと、葉っぱばかりが育ち、花が咲きづらくなるということもあります。
リン
リンは開花や結実を促す成分です。開花促進をうたった肥料はリンが多く含まれています。
カリウム
カリウムは根を育てる成分とされています。ガーデニングをする上ではあまり話題にあがらない成分です。

カルシウムとマグネシウム

カルシウムとマグネシウムが混じったものが苦土石灰です。苦土石灰は酸性の土を中和し、葉緑素を形成する上で必要なマグネシウムを供給します。植物を植える前に土に混ぜ込んでおきます。
マグネシウムが不足すると葉っぱが黄色く変色して枯れてしまいます。

消石灰とかありますが、これにはマグネシウムが入っていませんので、苦土石灰を混ぜるようにしましょう。

鶏糞

鶏糞は鶏の糞で養鶏場で出たものを乾燥させた「乾燥鶏糞」と発酵させた「発酵鶏糞」と、発酵鶏糞を粒・ペレット状にまとめたものや、炭化鶏糞が出回っている。炭化鶏糞はちょっと高いので手が出ないが、鶏糞でリンが豊富でカルシウムも豊富で吸収されやすい。人気で品薄なくらいです。

鶏糞には窒素・リン酸・カリウム・カルシウム・マグネシウムの全て含まれています。非常に優秀。ただし、生鶏糞・乾燥鶏糞は臭いので、発酵鶏糞を一般的に使います。詳細は以下のリンクを参考に。
●鶏糞は肥料、堆肥は土壌改良材。

汚泥肥料

下水処理場で出た汚泥を処理した肥料。化成肥料の高騰により、お安く提供されはじめ、安いからよく売れている。10kgで40円ということもある。品質についてはまだ不安定だが、徐々に安定してきている(という印象)。

成分としては窒素とリンは十分だがカリウムが少ないとされるが、この辺りも調整されて行くんじゃないかと思う。この分野は成長途中で今後に期待したい。

ボカシとは

ボカシとは有機肥料(動物の肉や骨や糞や植物のカスなど)を発酵させたもののことです。
よく尿や糞を肥料にする、ということを言いますが、実際に尿や糞をそのまま撒いても肥料にはなりません。一旦発酵させる必要があります。もちろん撒いてしばらくすると自然に発酵して肥料になるということはありますが、糞尿は植物にとってキツいので枯れる可能性が高いです。

HB101に注意!!

HB101って聞いたことありますか?非常に高価なものですが、この商品は肥料ではありません。その上、この中にどんな成分が入っているのかは一切公開されておらず、効果のほどもよく分かっていません。
チッソ、リン、カリウムの成分は入っておらず、杉や桧の間伐材の絞り汁にオオバコエキス等混ぜているモノ(ナニを混ぜているかは書いてあるのですが詳細な成分が未公開)で、植物にどのような効果があるかは解りません。すくなくとも、広告などでうたっているような即効性があるとは思えません。広告に書いてあるものは「毎日一滴入れた水を飲んで元気」「野菜が大きく育った」などの個人的体験談で、客観的なデータではありません。もちろん、効果が全く無いとも言い切れませんが、ちょっと信用できません。

安いものではないので、購入する際はよく考えて下さい。

雑記

●牛糞・豚糞・鶏糞は畜産業者にとっては産業廃棄物で、廃棄するのにお金がかかるため、交渉すると無料でくれることもある。ただそれは「ただの糞」で発酵させないと堆肥・肥料にはならない。
●堆肥は有機物(牛糞・馬糞・オガクズなど)を発酵させたもの。「完熟堆肥」を使う。未熟な堆肥は発酵させる必要がある。堆肥は土をふかふかにする「土壌改良剤」であり、有機物でもあるので栄養も多く含まれる。何度もかき混ぜて空気を含ませて発酵させているため(好気発酵)、嫌な匂いはしない。発酵が未熟な場合、匂いがする。かならず「完熟」を買いましょう。
●窒素が多いとアブラムシ・ハダニが増える。特に油粕をやると被害がより増えやすい。
●オーストラリア系の植物(オージープランツ)はリン酸を嫌い、肥料が入っていると生育不良を起こすか枯れてしまう。土は自作しましょう。
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