コアカソ(小赤麻)
TOP > イラクサ科 最終更新【】コアカソ
科名 | イラクサ科 |
属名 | ヤブマオ属 |
学名 | Boehmeria spicata |
別名 | 小赤麻 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
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開花 |
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コアカソ(小赤麻)とは?
コアカソ(小赤麻)は四国・本州・九州に自生するイラクサ科ヤブマオ属の落葉低木。丈が低いので草っぽいが樹木です。雌雄同株、雌雄異花。地味なモコモコした赤い花が夏〜初秋に開花する。一年目は緑の茎で、2年目以降に茎が木質化する。草刈りをして上部を刈ると、緑の茎の状態しか見ないため、草だと勘違いしがち。
近縁にあたる植物のアカソ(赤麻)、クサコアカソ(草小赤麻)は草。コアカソとクサコアカソの交雑種ではないかとされるオオバコアカソは中間の性質です。
樹高1m〜2m
サビ病の中間宿主
コアカソはサビ病の中間宿主でベゴニア、シュウカイドウのサビ病の原因となり、近隣の1.5km〜2.0km圏内にコアカソがある場合、ベゴニアがサビ病にかかる。コアカソを圏内から駆除することは実際には不可能ですが、ベゴニア栽培をしている方は知識として持っているといいです。サビ病はカビが原因となる植物の病気で、サビのような赤褐色の病変が発生し、胞子を飛ばして、感染が広がっていきます。その胞子が中間宿主であるコアカソに移り、コアカソで越冬します。そして春になると、風にのってコアカソからベゴニア、シュウカイドウに寄生します。コアカソにうつるのですが、コアカソでは発症しないため、ベゴニア、シュウカイドウがただただ被害に会います。
ちなみにサビ病は9度〜18度で活動するため、夏と冬は活動が止まります。
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