ハマキムシ(葉巻虫)の生態と駆除と予防

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ハマキムシの性質と生態・サイクル

ハマキムシはハマキガの幼虫で、葉っぱを丸めて内部で葉っぱを食べている。葉っぱを食害するだけでなく、葉っぱを巻いてしまうため、光合成を阻害して、何より見た目が良くない。葉だけでなく新芽・果実なども食べることもあり、ツボミを糸でいじるため、花が綺麗に咲かないこともあり、とくにかくむかつく。

幼虫は1ヶ月ほどでサナギになり、成虫になって卵を産み、2週間ほどで卵から孵った幼虫がまた食害する。このサイクルが4月〜11月の間に起伏があんまりなくダラダラと続く。夏は特に活動的になります。冬は葉っぱの中で潜んで越冬するのですが、暖冬だと活動していることがあります。

予防

防虫ネットをかける

防虫ネットで包むことで、飛来・産卵を防ぐこともできます。見た目が悪いですが、そんなことを言ってられない場合は、一つの手です。ただ、当然ながら産み付けられる前じゃないといけません。
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剪定して風を通す

風通しが悪いと発生しやすいので、剪定して枝を間引いておうことである程度は予防できます。

人工灯・街灯を切る

ハマキガの成虫は夜行性で、夜に光に集まります。夜に街灯・人工灯が光っていると、そこにやってきて、丁度、食害する植物があると、卵を産みつける確率がグンと上がります。

冬もテデトール・フミツブース

冬は巻いた葉っぱの中で越冬しているので、これを摘んで踏み潰しておくと春以降の発生を完全ではないにしても多少は抑えられます。

駆除

テデトール&フミツブース

基本的に巻いている葉っぱをむしって、その場で踏み潰す。ありがたいことに、一目で食害している場所と、ハマキムシの居場所がわかるため、テデトール&フミツブースする。ただ、ダラダラと被害が続くため、4月〜11月の間、ずっと監視・駆除をしないといけない。特に活発になる真夏は、監視する人間の方が熱中症で死ぬかもしれないので、やっぱり薬剤を利用する方がいいです。

薬剤での駆除

厄介なのは葉を巻いていて、内部にいるため薬剤が効きにくいところ。薬剤を使うのであれば、発生初期の葉っぱを巻いていない時期に行わないとあまり効果がない。よく巻いている葉っぱに薬剤をタップリかけるといい!とされるんですが、それならむしって踏み潰してもいいだろって思う。

4月以降に1週間おきに数回(2回か3回)ほど散布しましょう。もしくは発生前の4月〜5月にオルトランなどの浸透性のものを使うといいです。

スミチオン乳剤・マラソン乳剤を使うことが多い。
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薬剤の散布で、おさまったように見えても、小さな幼虫が残っていたり、他から飛んできて産卵し、それがいずれ爆発的に増えて食害するため、駆除したからって安心しないでください。
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