キルシウム属の種・変種の仲間の一覧
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科名 | キク科 |
属名 | アザミ属 |
学名 | Cirsium |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
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キルシウム属(アザミ属)とは?
キルシウム属(アザミ属)はキク科の植物のグループ。このページではキルシウム属(アザミ属)の植物を挙げています。アザミの仲間としてアーティチョークやエリンジウムなどを挙げることはありますが、アーティチョークは「チョウセンアザミ属」、エリンジウムは「ヒゴタイ属(エリンジウム属)」、キツネアザミは「キツネアザミ属(ヘミステプチア属)」で、おなじキク科ですが、別属の別種です。ノアザミ
ノアザミ(Cirsium japonicum)は本州〜九州に自生する日本に昔からあるアザミ。よく「アザミ」という植物はなく、アザミとはアザミ属のグループの総称という言い方をするんですが、一般的に「アザミ」というと、このノアザミのこと。5月〜8月に開花しますドイツアザミ
ドイツアザミ(Cirsium japonicum cv)はノアザミの園芸品種のグループのこと。アーリーピンクなどがあります。開花時期はノアザミと同じで5月〜8月あたり。育て方も当然、ノアザミと同じです。ドイツというのは売り出すときに「洋風」であることを主張するためにつけたのだと思われます。トゲアザミ
トゲアザミ(Cirsium japonicum var. horridum)は四国の高山の草地で見られるノアザミの変種。名前の通りにトゲがすごい。アメリカオニアザミ
アメリカオニアザミ(Cirsium vulgare)はヨーロッパ原産の外来種。最大で2mに伸び、夏から秋にかけて開花し、ワタゲで広がっていく。在来種を駆逐するため、現在(2022年)、生態系被害防止外来種に指定されています。ノハラアザミ
ノハラアザミ(Cirsium oligophyllum)は山の中の草っ原で見られる。フジアザミ
フジアザミ(Cirsium purpuratum)は草丈は1mになり、8月〜10月に紫の花が咲きます。名前のフジは富士山の近くに見られることが由来。ナンブアザミ
ナンブアザミ(Cirsium nipponicum・南部薊)は1m〜2mに育ち、8月〜10月に開花します。イガアザミ、トネアザミ、シコクアザミ、ヨシノアザミといった変種があり、広範囲に自生しています。トネアザミ(タイアザミ)
トネアザミ(タイアザミ・Cirsium nipponicum var. incomptum)は草丈が高さ70cm〜150cmに育ち、9月〜11月に開花する。主に関東に自生します。モリアザミ
モリアザミ(ゴボウアザミ・Cirsium dipsacolepis)は草丈1mで9月〜10月に開花する。ヤマゴボウという名前で山野草として食べることがある。ヤマゴボウというと同名の毒草があり、ややこしい。本州・四国・九州の山地の草原に見られます。キセルアザミ
キセルアザミ(サワアザミ・Cirsium sieboldii)は草丈50cm〜1mに育ち、9月〜10月に開花する。他のアザミ属と違って、湿地というか湿った場所で育つため、栽培するときは夏に腰水などして、水切れ対策が必要になります。ハマアザミ
ハマアザミ(Cirsium maritimum)は草丈30cm〜50cmとかなり草丈が低く、7月〜12月に開花します。千葉以西〜九州の海岸の砂地に自生する。栽培する場合は、用土に川砂・パーライトを混ぜて水はけをよくして植えると良いです。スポンサーリンク