植え替えの時期や用土や手順のまとめ(ペラルゴニウム)
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ペラルゴニウムの植え替え
このページではペラルゴニウム・ハーブゼラニウム(ニオイゼラニウム・センテッドゼラニウム)の植え替えについてまとめています。ゼラニウムとペラルゴニウムは「近い」植物で、育て方も近いのですが、性質が若干違う、といいますか、ゼラニウムの方が強くて、ペラルゴニウムの方が弱いのですね。ですからゼラニウムは多少乱暴に扱っても枯れないのですが、ペラルゴニウムはゼラニウムと同じように扱うと「枯れる」ことがあります。そういった注意点と植え替えの手順についてまとめています。
植え替え時期
ペラルゴニウム・ハーブゼラニウム(ニオイゼラニウム・センテッドゼラニウム)の植え替えに適した時期は最良の時期は開花が終わり(もしくは一段落した)、気温30度以上になる前までの6月〜7月。もしくは暑さで厳しい夏を越して涼しくなって気温が25度以下になる9月〜10月が適した時期です。活動を始める前・活動が始まったばかりの3月下旬も植え替えに適しています。ただ、3月は冬の寒さのダメージを引きずっていて、そこに植え替えのダメージが加わると、その後の生育時期があっても危険なので次点です。ただ、冬も室温が確保できてダメージが少ないなら、さほど問題ないです。
いつ植え替えをするべき?
一番適しているのは6月、次に3月と9月〜10月です。基本的に6月の植え替えを逃して根詰まりしてしまったら3月か9月〜10月に緊急応急措置として鉢増しをするという感じです。ただ四季咲き品種は6月が開花の盛りなっていますし、環境によってはズレこむこともありますので、6月に植え替えができないこともあります。その場合は9月〜10月、3月に植え替えをしましょう。
頻度
2年に一回が植え替えの目安です(ゼラニウム類すべて)。開花時期は植え替えをしない
開花している4月〜5月は植え替えをしません。植え替え自体がダメージで、開花するということが植物にとって負担なので、開花しているときに植え替えをすると二つのダメージで調子を崩して枯れることがあります。ゼラニウムのように「開花中だから土を落とさないで…」というのでもダメージがあって枯れてしまいます(強さが違うから)。なのでペラルゴニウム・ハーブゼラニウムは花が終わってから植え替えをします。なので、ペラルゴニウム・ハーブゼラニウムの方が育てるのは若干難しい。でも、そんな高いものじゃないんで、枯れてもよしという気持ちでやるか、挿し木で保険をかけておきましょう。
用意するもの
用土
必ず、新しい…使ったことのない培養土を用意します。一般的な培養土か、この培養土に川砂・パーライトを1割ほど入れて水はけをよくしたものを使います。ゼラニウムの専用土という適した配合にしたものもあるので、これを使うと便利です。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を規定量入れたものを使います。
用土に関しては以下のページも参考にしてください。
鉢
現在の鉢より1号か2号大きな鉢を用意して植え替えます。年々大きくなり、移動や作業が面倒なので、軽量なプラスチック鉢で管理するといいです。鉢底網
鉢の底の水が抜ける穴から、土や鉢底石が出て行かないようにするための鉢底ネット(鉢底網)を用意します。ホームセンターでも売っていますし、ネットでも売ってます。鉢底石
鉢の底に敷く石で、これもホームセンターに売っています。網袋に入れて、鉢底に入れると植え替えの際に再利用しやすいです。植え替え手順
植え替え
ペラルゴニウム・ハーブゼラニウムは基本的に土を落とさないで植え替えをします。古い鉢から株を取り出し、土を落とさず、根をいじらないで、ひと回り大きな鉢に植え替えます。
新しい鉢の底の水が出ていく穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土と株を入れて、隙間に土を入れて、最後に鉢底から水が出てくるくらいにしっかりと水をやります。
剪定
3月と9月〜10月の植え替えの剪定
3月に植え替えをするときの剪定はしません。ペラルゴニウムは3月と9月〜10月の植え替えは「根詰まりしている鉢」を緊急にするだけで、植え替えの本格時期は花が終わった後の6月です。
6月の植え替えの剪定
6月〜7月に植え替えをするときに、花が咲いた茎を切り戻します。花が咲いた茎が出た部分から下を切り戻すことで、脇芽が出て株が大きくなります。もしも、花が咲いている場合も、負担を減らすために花は切ってしまいます。養生
植え替えて1週間ほどは明るい日陰・半日陰で管理して養生するといいです。1週間経ったら日当たりなどの元の環境に戻します。スポンサーリンク