オクラの鉢・プランター・畑の植え付けと種まき・苗作りのまとめ

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オクラの鉢・プランター・畑の植え付けと種まき・苗作りのまとめ

このページではオクラの植え付けの手順についてまとめています。オクラ栽培については を参考に。

種まきと育苗

種まきからでも
種まきは最低気温15度以上になってからにする。気温が20度以上になるとオクラの生育は加速するので早く種まきしたから有利というものでもないです。5月中旬以降が無難。発芽温度は15度からだが気温が低いと発芽まで日数がかかるので、20度以上になってからがいいです。

種まきする前に、一晩水に浸けておく(発芽が揃う)。水につけると浮く種がある。この種は発芽しないので取り除く。

セルトレイに1区画に3粒ほどまいて、1cm以上の土をかぶせる。種子は光があたると発芽しにくい嫌光性です。発芽したら間引いて半分にし、本葉が開いたら、鉢や庭に植え付ける。根が傷つくと生育不良を起こすので植え付けは早めにします。よく本葉4枚〜5枚になったら植え付ける!ってされていますが、それではちょっと遅い。オクラは直根で移植には弱いので、本葉が出たら植え付けるくらいの方がいいです。

もしくは最初から、畑に直播します。
●5月に種まきすると梅雨までに根付いてよいという人もいる。このあたりは地域によって全然違うので何度かやってみるしかない。
●百均にもオクラの種子を売ってます。百均の種子は混種していて、角オクラと丸オクラが混じっていることがある。あんまり気にしない。
●苗になるまでは弱い。アブラムシ・ナメクジなどに食べられるので、ドームでカバーする。

オクラの苗について

一般的には苗から
種を蒔く場合もありますが、初心者はオクラの苗から育てることをお勧めします。種は安く大量に出来ますが、ベランダや庭でちょっと育てるくらいなら逆に大変です(手に余る)。

移植に弱い
オクラの根は直根性といって、一本太い根が伸びるタイプで、根が傷つくと生育不良を起こすことがある。植えるときは傷つけないように気をつけてください。移植を嫌いますので、一度植えた場所から動かさないでください。ポット苗は植える時に土を崩さず根を傷つけないようにする。根を傷つけると生育不良を起こして最悪枯れてしまう。

移植に弱いため、ポット苗を畑やプランターに植えても、しばらくは生育不良で生育が止まってしまう。この時期に長雨や害虫(アブラムシ・ナメクジなど)が発生すると、そのまま消えたり、溶けてしまうことがあります。ドームなどで害虫を保護するといいです。普通はそこまでしないんですが。
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ポット苗の根本をよく見ると、複数の株が植えられていることがある。移植を嫌うし、面倒なので、苗は普通、株分けして植えません。ただ、そこまで弱い植物ではないので、複数株が植っているポット苗を株分けして植えることもできなくもない。
●一株で1シーズン20本から30本収穫できる。といっても、随時収穫なので、毎日数本食べようと思ったら、かなり株を植えないといけない。4人家族で20株とか。
●密に植えると小さく育ち、実が柔らかくなる。
●丸オクラは大きくなっても柔らかくて美味しいが、葉の間隔が短いため他の品種に比べると収穫量が少ない。
●丸オクラは高さが1mになってから急に成長速度が上がって3mくらいにまで育つ。3mは大変なので密生させて大きくならないようにする。株間は20センチくらいにするといいです。
●ヘルシエ…通常のオクラの元肥の2割程度に抑える。肥料が多いと葉っぱが異常に大きくなる。追肥は行う。イボ果にはなりにくいが、密生するため、肥料切れを起こしてイボ果は結果的に発生しやすい。味は普通のオクラと一緒。

鉢・プランター植え付け

苗の植え付け時期

霜が降りなくなったら植えられるがそんなに早くに植えても生育しないので十分暖かくなる5月下旬以降に植えていいです。

プランターの用土

培養土でOK
市販されている花と野菜の土を使って植えると楽です。この市販されている土には最初から肥料が混ぜられていて差し当たって肥料を入れる必要はありません。自作する場合は赤玉土6腐葉土4と緩効性肥料を混ぜて使う。
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植え付け

プランターなら苗三つ
株間は20cmほどあけますから、プランターだと苗を3つ。鉢なら8号〜10号に1苗。鉢でもプランターでもできるだけ深いものを用意する。プランターに培養土なら、ph調整や連作障害については考える必要が無く便利。ただしプランターは水切れが起きやすいので庭植え推奨。
●直径20cmの鉢なら苗一個。
●オクラは移植が苦手なため、植え付けるとしばらく生育が止まる。この時期に長雨にあったり、寒さに会うとそのまま枯れたり、溶けて消えることがある。
●3苗を植えたプランターを6つで1家族に十分なオクラが収穫できる。
●苗の根がポットの底にたどり着いてトグロを巻く前に植え付けるといいです。
●プランターは底に軽石を入れるタイプと、入れなくていいタイプがあって入れるタイプは入れましょう。

支柱について
オクラは自立するので、支柱はなくてもいいですが、台風や強風で倒れるので、支柱があった方がよりよいです。なくてもいいです。支柱を立てるならば、畑なら高さ1.5m欲しい。土の中に打ち込む分を入れると支柱の長さは1.8mです。

畑植え(地植え)

植え付け時期

鉢・プランターと同様に5月に種まきするか、苗を植えます。
苗を植えて根付いていないうちに長雨に当たると溶けて消えてしまうので、早めに植えるか、梅雨が明けてから植えるといいです。

用土

連作障害とph調整
オクラは連作障害が起きるので、昨年アオイ科の植物を植えた場所にはオクラは植えないでください。また、トマトはアレロパシーという他の植物が育ちにくくなる物質を出す性質があり、一緒に植えるとオクラが負けて生育が悪くなります。
酸性土壌に弱いので、庭植えする場合は土に石灰を混ぜて中和させてください。

元肥について

植え付けのときに元肥として1平方mあたり化成肥料を100g入れる。ヘルシエの場合は2割程度の減らします。元肥が多いと葉ボケ(葉っぱばかりが出てしまう)してしまうし、花が落ちやすい(100gは他の野菜より少ないくらい)。オクラは肥料喰いですが、元肥ではなくて追肥を多くして対処します。
●品種によっては元肥は少なくしないといけない。これはタキイなどの品種開発した会社のホームページをチェックして確認してください。
●元肥に豚糞堆肥や牛糞堆肥と、苦土石灰の代わりに牡蠣殻石灰でもいいです。

植え付け

植え付け
植え付けの2週間前に深さ30cm以上を掘り、1平方mあたり150gの苦土石灰を入れて中和しておく。植え付けの1週間前に、元の土に対して3割の腐葉土か堆肥を混ぜ、元肥として化成肥料を1平方mあたり100g入れて、よく混ぜて用土とします。
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高さ10cm横幅40cm〜50cmの畝を作る。オクラをたくさん植えると密生して収穫しにくいことがある。しかし、オクラは丈が大きく育つと…2m以上に育つと高すぎて収穫しにくくなります。また、肥料・温度・日光など条件が良いと成長が早くなり、早くなると実が固くなる。そこで、生育を抑え、丈が小さくなるように「意図的に密生させて小さく仕立てる」ことが多い。その場合は株間は20cm。

作業しやすいように株間40cm〜60cm空けて植えてもいい。40cm空けて植えると矮性種でなければ2メートルを超えるか2メートル近くになるので、大きくなるのが困るなら密生させる。密植しても一本あたりの収穫量はあまり変わらない。なので密植すると収穫量は増える。

ビニールマルチをすると夏の乾燥避け&雑草予防になるので、出来るのであれば、やった方がいいです。もしくはワラを株元に敷いてマルチングして乾燥避けにします。一般家庭ではビニールマルチをしなくても十分収穫できます。
●直播・畑栽培だと直根が70cm前後に伸びる。環境がいいともっと深い位置まで伸びる。
●直播の場合は、上記の株間の間隔で深さ1cmの穴を作って、そこに3粒の種子を入れて、土をかぶせて乾燥しないように水をやっていると数日で発芽する。発芽したら間引いて、一本立ちにする。
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