オススメで人気のグランドカバープランツの一覧

オススメで人気のグランドカバー

文章の修正このページではグランドカバーに使われるもののうち「よく使われる」「人気」で「オススメ」のものをまとめています。

ヒメイワダレソウ

文章の修正宿根草で頑健で乾燥に強く、よく広がる。学名が「リッピア」なのでリッピアで流通していることも多い。広がりすぎて困るほどで雑草すら駆逐するので植えるときは注意が必要。冬には枯れますが春にはまた芽を出す。

クラピア

文章の修正ヒメイワダレソウを品種改良したものがクラピア。繁茂する速度が早いのにヒメイワダレソウのように種を作らず、予想外のところに広がることはない。小さくてかわいらしい花が咲き、ミツバチが集まる。冬に地上部が枯れ込み、復活するまで時間がかかるため、冬から春の期間に雑草が生える。芝に比べると雑草感があるし、枯れると物悲しいものがあるが、今のところグランドカバーの候補No. 1はクラピアだと思われる。粘土質の土を嫌い、砂地のような乾燥した場所を好む。
●日陰だと徒長して上に伸びる。
●刈り込んだ残骸を放置しているとそこから発根することがある。自家の庭内なら問題ないが隣家に飛んで行ったら大変なのでちゃんと回収して遺棄する。
●刈り込んでも芝生のように均一に揃わず(ムラがある)、そこを嫌う人もいるが、芝生は手間がかかるので、クラピアが現実的な選択ではないかと。

リュウノヒゲ(玉竜など)

文章の修正リュウノヒゲ蛇の髭玉竜など)はキジカクシ科の常緑多年草。沢山の品種があり、中でも葉っぱの短い「玉竜(タマリュウ)」がよく利用される。とにかく強い!雨が当たる場所であれば基本的に水やり不要。日陰でも育つのが非常に便利で、ウメなどの木の根元に植えることで真夏の乾燥を防ぐコンパニオンプランツとしても有名。

踏み付けにも強く乾燥にも強い。冬も枯れない常緑で草丈が10センチ程度と低い。敷石の間にもよく植えてあります。ただ、自力ではなかなか横へと広がらないため、広げるためには株分けをしてやらないといけない。広がるのが遅い。株と株の間から雑草が生え、リュウノヒゲの草丈が低いので雑草に競り負ける。最初から株と株の間がないくらいにギッシリと植えるか、間が埋まるまでは雑草を抜く。
●踏んでも枯れないが踏まない方が綺麗。踏むと葉っぱが汚くなる。
●水やりの必要・不必要は土質や環境次第です。場合によっては定期的な水やりが必要になるかも。雨に当たらない場所…屋根付きの車庫の目地とかは自発的に水をやらなくちゃ枯れる。
●ただし玉竜は踏まない方がいい。
●色合いが地味で、そこが嫌いって人は多いがやはり王道。斑入り品種があるが、斑入り品種が先祖返りして緑葉が出ると、緑葉の方が旺盛なためにいつのまにか緑葉に駆逐されることが多い。緑葉は出たら速攻で抜けばいいが、そういう管理が面倒なら最初から緑葉の普通種を植えるといい。
●草丈が低い玉竜が王道。リュウノヒゲは草が15cmほどあって長い。

クローバー(シロツメクサ)

文章の修正クローバーシロツメクサ)はマメ科の多年草。冬には地上部が枯れますが、春にはまた芽吹きます。またこぼれダネでもどんどん増えます。クローバーは空気中の窒素(肥料の要素の一つ)を土の中に取り込み、根がミミズをよせて土をほぐして、土地を豊かにします。葉が柔らかく踏んでも足をとられたりしないのも利点。雑草を抑制する力は弱く、雑草を完全に抑えることはできず、隙間から雑草が出てくる。「クローバーを駆除したい」と思った時に根が土中深くまで張っているので引っこ抜くが大変。蜜源植物で蜂・蝶を寄せる。
●花がしぼむと茶色くなって汚いので嫌う人は多い。
●乾燥気味に管理すると葉っぱが小さくなり綺麗。
●斑入り品種は綺麗だが、先祖返りして緑葉が出てくると、緑葉の方が強いために、すぐに緑葉に駆逐される。

ダイコンドラ

文章の修正ダイカンドラダイコンドラディコンドラ)はヒルガオ科の多年草。日向でも日陰でも育ち、水を欲しがります。暖地なら種をまけばいいです。他の地域では苗を植えることになり、大体1株か2株で1坪をカバーできます。氷点下になると葉が枯れ込んできて、地面が凍ると枯れてしまいます。

ダイコンドラは緑葉と銀葉があり、緑葉系は強く、銀葉系は冬に枯れることもあるが、土が凍らなければ春に芽吹く。銀葉の方が日当たり好きで過湿が苦手ですので場所に応じて使い分けましょう。

冬は寒さで葉っぱが傷んだ場合、見た目が悪い。根がしっかりと張れば日当たりする場所でもいけるので、植え付け後は根付くまでは水やりをしましょう。
●梅雨以降はよく茂る。
●雑草を抑制する力がなく、雑草避けにはならないが、ダイコンドラ・セリケアは通年枯れず防草効果はあるがあまり流通していない。
●ある程度踏みつけしないと草丈が高くなってグランドカバーにならない。週に2回か3回ほど各10分ほど踏んづけてやるとよい。

ポリゴナム(ヒメツルソバ)

文章の修正ポリゴナムヒメツルソバ)はタデ科の宿根草。赤い葉っぱ・ピンクの花なんだけど、色合いが陰気で気持ち悪いと思う人も多い。「和」というよりは「昭和」って雰囲気。花がよく咲くし、こぼれダネでよく増え、雑草並みの繁殖力。冬に雪が積もると枯れるが、根が生きていて春には復活する。霜が降りない地域では地上部がそのまま残って冬を越す。冬に枯れたら見苦しいのでむしることになる。

古いアパートの敷地によく生えているので、イメージが悪い!って人は多いと思う。

クリーピングタイム(ロンギカリウスなど)

文章の修正クリーピングタイムシソ科の宿根草。真夏の湿気をクリアできれば、手の掛からない便利なハーブ。寒さにはマイナス10度までOK。クリーピングタイムは日本語言うと「這性タイム」という意味なので、這性のものにはクリーピングタイムと名付けて流通していることが多いが、本来はヨウシュイブキジャコウソウがクリーピングタイムのこと。

クリーピングタイム類は横によく広がる。レイタータイムは柔らかくて土に張り付く。クリーピングタイムは硬くて細い茎が伸びて蒸れにくいが地面を覆い尽くすのに時間がかかる。フォクスリータイム(白い斑入りで春にピンクが混ざる)・ロンギカウリスタイム(花が大きめ・踏み付けに強め・ピンクタイムとして流通していることも)・ドーンバレータイム(紅葉も綺麗)など。中でもロンギカウリスタイムがグランドカバーでは人気。
●芝刈り機で刈るならレイタータイムがいい。
●ロンギカウリスタイム…根は細いので引っこ抜けば駆除は楽。苗ではなく芝生のような「マット」売りがある。挿し穂を作って適当に挿しているだけで株は増える。株分けの方が増える速度は断然早い。茎が硬くなり木質化すると地表に出てきて見苦しいので、面倒だけど、土を被せてましょう。

芝桜

文章の修正シバザクラ芝桜)はハナシノブ科の宿根草。人気はあるし丈夫だが、横に広がりにくいので、挿し芽・株分けで意図的に広げていく必要がある。過湿に弱く、水捌けが悪いと根腐れするので、斜面に植えられることが多い。花が咲く時期は非常に綺麗だが開花するのは一時なので、匍匐するコニファーみたいな「葉っぱをメイン」という感覚で植えるといいです。

アジュガ

文章の修正アジュガはシソ科の宿根草。日陰・半日陰を好む。日本に自生しているのが十二単で、西洋十二単が「アジュガ」。葉っぱの色合いが暗く、繁殖した場所がなんとなく薄暗くなったような印象を受ける。花も咲きます。メジャーとはいえませんが、和洋を選ばない雰囲気が人気です。ランナーでよく広がる。環境に合うとよく育つが、合わないと全然ダメ。合わないといつの間にか消える。ダンゴムシに食べられる。品種が多種があるが基本種(セイヨウジュウニヒトエ=アジュガ)が強い。ピンクエルフ、ゴールドライム、バーガンディグローなど。
●アジュガに限らず、黄金葉種は基本種より弱い。

マンネングサ(セダム)

文章の修正マンネングサ(セダム)はベンケイソウ科セダム属の総称。多年草。かわいらしく綺麗でよく増える。耐陰性もある。挿木・株分けであちこちに植えておくと繋がって広がる。むしって投げているだけでも根を張って育つ(嬉しいときもあるがイラっとすることもある)。踏みつけには弱いので人が通る場所には植えない(気にしないなら踏んづけてもいい)。踏むのが怖い場合は、踏み石を置くといいです。セダムは「植えてはいけない植物」に挙げられることもある。
●根が浅いので他の植物の根と喧嘩しない。
●モリムラマンネングサはかなり強い。
●ホソバマンネングサ・ツルマンネングサ・パリダム・リトルミッシーなど色々と植えると楽しいかも。
●モリムラマンネングサは他のセダムより強いため、他セダムを駆逐するかも。
●ニワトリが食べる。
●オウゴンホソバマンネングサ…黄金葉だが、先祖返りして緑葉が出てくると緑葉の方が旺盛なために黄金葉が駆逐される。一面黄金を期待しない。

芝生(高麗芝)

文章の修正芝生(高麗芝)はやっぱりグランドカバーの定番。除草剤・農薬・刈り込みと手間がかかるが、歴史が長いため、芝以外を枯らす除草剤があり、綺麗にまとめることができる。手間をかければ綺麗な状態を維持できるので今でも「グランドカバーの王道は芝生!」と言う人も多い。手間がかかってもいいから綺麗にしたいなら芝生。手間が惜しいならクラピアリュウノヒゲをどうぞ。

コニファー系

文章の修正樹高が低く、横に伸びる系のコニファーをグランドカバーとして植えることもできます。グランドカバーといっても、雑草を完全に抑えることはできませんし、踏み付けはできませんが、手間はかからないので便利です。

最後にまとめ

文章の修正
●一番の候補はクラピア。日当たりならどうぞ。
●リュウノヒゲの玉竜(タマリュウ)は乾燥に強く、日陰でも枯れないので使い勝手良い。
クローバーは花が傷んだときに汚いし、根が深くまで張るので嫌う人も多いが、土地が豊かになり、葉っぱが綺麗。
ダイカンドラは中間地・暖地なら適している。
ポリゴナムは見た目が嫌いじゃないなら良い。
クリーピングタイムのうち、ロンギカウリスタイムが適している。
シバザクラは場所を選ぶ。人気があるが花が咲いているのは一時期だけ。
アジュガは適した場所であればよく増えるが、合わないと全然増えない。
セダムは踏みつけに弱いが、非常によく増える。
●手間がかかっても綺麗にしたいならば芝生(高麗芝)を。
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