バラの樹形

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バラの樹形

以下にバラの樹形についてまとめていますが、この類型はかなりアヤフヤで、同じ品種が本によっては別の樹形になっていることもあったり、環境・剪定・肥料などによっては微妙な違いになります。大雑把に言うと木立性とツル樹形があり、その中間としてシュラブ樹形がある。木立樹形に近い方がより四季咲き性が強い傾向があり、ツル樹形に近いほど一季咲きに近くなる。

ブッシュ樹形(木立樹形)

今年伸びた枝に何度も開花する四季咲きが多い。ハイブリッドティー系・グランディフロラ系・フロリバンダ系がブッシュ樹形とされる。樹高が低く仕立てられ、花が上に向いて開花することが多いため、美しく見える。

シュラブ樹形(=半ツル樹形)

ブッシュ樹形でもツル樹形でもないものは大体はこの「シュラブ」にカテゴリされるので、シュラブ樹形はやたらと幅広く、分かりにくい。ツル樹形にも仕立てられたり、ブッシュ樹形にも仕立てられるものあったり。問題はラベルの分類がざっくりと「シュラブ」になっていることが多い。最近は細かく書いてある(半横張りとか)。イングリッシュローズ系はここに属する。

直立型(木立性)

シュラブ樹形の一つとされる。枝が硬く直立して縦に伸びるタイプ。冬剪定で短くするとブッシュ樹形とほとんど同じになる。ブッシュ樹形にまとめるのが一般的。庭植えも鉢も適している。

横張り型

シュラブ樹形の一つとされる。枝が横に張り出し、自立する。

開帳型

シュラブ樹形の一つとされる。枝が伸びると自重で枝垂れる。優しい雰囲気になる。自立させるのであれば支柱を立てて固定する。小さめのツルバラとして仕立てることも可能。

グランドカバー型

シュラブ樹形の一つとされる。地面を這うように広がる。誘引してツルバラのようにフェンスなどに這わせることもできる。

ツル樹形

ツルバラ・ミニバラモッコウバラなど一季咲きが多く、花を咲かせない代わりに春以降は枝を伸ばすって感じ。四季咲きするものもあるが、安定しない(咲いたり咲かなかったり)。なので一季咲と考えるべき。開花が多いと枝があまり伸びない。

クライミング樹形

ツル樹形の一つ。株元に近い部分は太い枝で自立しているのですが、先に行くほどに細くなるため、壁などによりかかって登っていく樹形。家の壁に這わせるのはこのタイプ。逆にフェンスなど低いところに這わせるのは枝が太くて向いていない。

ランブラー樹形

ツル樹形の一つ。枝が柔らかく自由に誘引できる。クライミング樹形だと難しい低いフェンスであっても誘引させて絡ませられる。地面を匍匐するタイプもある。
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