バラの分類(香り・樹高・花のサイズ・その他)

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バラの分類(香り・樹高・花のサイズ・その他)

概要
このページではバラの分類をまとめています。バラは交配が盛んに行われたために、分類の境目はかなり曖昧で分類はあくまで「参考」程度のものです。また、栽培の環境・株の充実具合・健康・肥料・用土の配合などによっては同じ品種であっても違うものになることも珍しくないです。あくまで参考程度に。
関連項目
★新苗・大苗(二年生苗)・鉢苗の違い
★咲き方のタイプ別まとめ
★専門用語
★病害虫とその薬剤の一覧・まとめ

バラ
ミニバラ
ツルバラ
イングリッシュローズ
モッコウバラ

香りの分類

フルーツ香
桃・リンゴ・柑橘系などの香り。

ミルラ香
ミルラの香り。ミルラとは没薬(モツヤク)のこと。没薬とはカンラン科の植物から取れる香料のこと。防腐の効果があり、ミイラの語源とも。

オールドローズ香(ダマスク香)
一般的なオールドローズの香り。一般的に「バラの香り」と言ったらこれのこと。ダマスククラシック香・ダマスクモダン香の二つに分けられる。

ティ香
紅茶のような香り。

ムスク香
ジャコウの香り。

ノワゼット香
白ワインが熟成した香り。白ワインが長期間熟成されると…30年くらいに経っているビンテージ物じゃないと感じられない香り。

樹高の分類

樹高120cm以下見下ろすタイプの樹高でフロリバンダに近い性質で栽培する。ブッシュ樹形(木立樹形)にあたる。鉢植えでも花壇でも栽培可能。庭の手前に植えることが多い。
樹高120cmから150cmバラは枝先に開花するので、この樹高は人の視線から若干低い位置に開花して使い勝手が良い。花壇でも鉢植えでも栽培可能。シュラブ樹形の中では小型にあたる。
樹高150cmから180cm150cmから180cmという樹形は一般的な剪定した場合での樹高。伸ばせばツル樹形になりツルバラとして育てられる。人の背の高さで開花する。視線より若干上で開花する。イングリッシュローズの種類では多い樹高。シュラブ樹形の中では大型。
樹高180cm以上樹形でいうツル樹形。ツルバラで管理する。一季咲きで春に開花し、その後はツルを伸ばすので、四季咲きではないことがほとんど。ただし春に大量に開花する。

花のサイズの分類

巨大輪花径13cm以上
大輪花径8cmから13cm
中輪花径5cmから8cm
小輪花径3cmから5cm

系統による分類

イングリッシュ・オールドローズ・ハイブリッド
イングリッシュローズはオールドローズの花型と香り持った四季咲き性のバラを目指したものなので、オールドローズのハイブリッドがいわば「イングリッシュローズの原点」。香りはオールローズの特徴であるダマスク系・ガリカ系が多い。
イングリッシュ・ムスク・ローズ
ムスクの香りが混ざったもの。
リアンダーグループ
花の形はオールドローズに近いがモダンローズに近いもので香りはフルーツ・ミルラ・ティーが多い。
アルバローズ・ハイブリッド
アルバローズとイングリッシュローズとの交配種で、まだ新しいグループ。
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