ハイネズ・シルバーミストの育て方
TOP > ヒノキ科 > ハイネズ最終更新【】ハイネズ・シルバーミスト
科名 | ヒノキ科 |
属名 | ビャクシン属 |
学名 | Juniperus conferta 'Silver Mist' |
別名 | ハイネズシルバーライニング |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ハイネズ・シルバーミストの特徴は?
シルバーミストはヒノキ科ビャクシン属のハイネズの園芸品種。常緑低木で地を這う針葉樹(コニファー)。葉っぱがチクチクと固く、淡い緑をしています。生育が遅く、一年で20cmほどしか伸びない(もちろん横への生育速度)。葉色が魅力的ではあるが、黄色葉のハイネズ・サンスプラッシュの方が派手。ブルーパシフィックの方が生育が速く、よく流通している。地を這うタイプでグランドカバーに適しているが生育速度が遅くて、高価なので、現実的にはグランドカバーは適さない。鉢植えでも栽培は可能です。
ビャクシン属は赤星病の中間宿主で、ナシなどの果実に被害を出す。自治体によっては栽培を禁止している。自治体のHPをチェックしてみてください。
樹高50cmくらい。
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。根が荒いので植え付けして一年か二年は根が張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れが起きやすいです。庭植えでも植え付けして二年以内は様子を見て水やりをしてください。鉢植えの水やり
乾燥に強い植物ですが、過湿には弱いです。そのため、土が濡れている間は水やりを控えることが重要です。メリハリのある水やりを心がけましょう。水を与えた後は、次回の水やりまで土が乾くのを待ちます。冬季には生育が鈍ります。そのため、土が完全に乾くまで水やりを待つことが肝要です。水を与える際には、鉢底から水が滲み出るまで行います。これにより、根が均等に水を吸収し、健康的な成長を促します。
冬の水やりは朝に行うことが重要です。昼以降に水をやると、夜間の気温が下がる中で水が凍ってしまい、植物が枯れてしまう恐れがあります。また、受け皿にたまった水は捨てるようにしましょう。これにより、過湿状態を避け、根腐れを防ぎます。
肥料
庭植えの肥料
ハイネズはやせ地に育つ植物なので無くてもいい。葉色や生育を見て、「どうにも肥料不足だな」と思ったら肥料をやりましょう。二月に寒肥として緩効性化成肥料か油粕をやる。株の周囲に穴を掘って肥料を埋める。秋にもう一回、同様の肥料をやる。肥料が切れると葉っぱの色が悪くなるが、肥料がないからと言って枯れることもないので、やってもやらなくてもいい。
鉢植えの肥料
3月と秋に緩効性化成肥料を株元にやる。鉢植えは土の量が少なく、水やりで土中の肥料が流れ出て行きやすいので、庭植えよりは肥料はやった方がいい。植え付け・植えかえ
時期・用土
春か秋に植え付け・植え替えをする。鉢植えの場合は2年か3年に一回植え替えをします。用土
水はけの良い土が好きです。鉢植えにするなら、一般的な花や野菜の培養土を購入するか、自分で作るなら赤玉土6腐葉土4に化成肥料を適量を混ぜたものにしましょう。庭植え(地植え)の場合は、庭の土に腐葉土か堆肥をちょっと追加して混ぜると土壌改良になってよいです。腐葉土か堆肥は庭土に対して、大体3割ぐらいの割合で混ぜるといいです。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。古い鉢から株を取り出し、根をいじらず、土を落とさないで植え替えをするとダメージが少なくて済む。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。同じ大きさの鉢に植え替えるときは、仕方ないので、痛んだ根を整理し、土を三分の一ほど落として、地上部を整理して植え替える。根をいじった場合は、植え替えて1週間ほどは日陰で管理して、徐々に日当たりに移動させる。回復まで時間がかかると考えてください。
庭植えの植え付け
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は20cm〜30cm空けて植えます。生育が遅いので、それ以上広げると、なかなか隙間が埋まらないので、このくらいにしておきましょう。
移植はできないので、植える場所を考慮してください。
株の増やし方
挿し木
10cm以上の葉っぱがついた枝を土に挿していると発根して株を増やせますが、生育が遅いのであんまり現実的じゃない。発根して根を張り切るまで生育はしないので、土に挿して二年くらいはほぼ生育しない。その上で、生育が遅いので、かなり気長な作業になる。栽培可能地域
九州・中国・四国・関西・中部・関東・関東北部・東北・北海道暑さ・寒さには強い。
管理場所・日当たり
日当たりを好み、日当たりが悪いと生育が悪くなるが、半日陰くらいなら問題ない。夏の直射日光にも負けません。冬
耐寒気温はマイナス15度。冬は寒さに当たって茶色くなりますが、春になると葉色は回復します。雪が積もっても枯れません。病害虫
赤星病・ハダニ・アブラムシ・カイガラムシ・スギドクガなど。ビャクシン属の庭木は赤星病はバラ科の果実…ナシなどに被害をもたらすので、自治体によっては栽培を禁止している。
剪定・切り戻し
生育が遅いので、剪定はしない方がいい。強い剪定をすると回復するまで時間がかかる。上には伸びず、枝垂れさせることも可能。枝を剪定するときは、葉っぱが残るように切る。葉っぱが一枚もない枝からは新葉が出ず、枝も出ない。
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