ゴールドライダー・アルボバリエガータの育て方

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ゴールドライダー・アルボバリエガータ
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科名ヒノキ科
属名レイランドヒノキ属
学名Cupressocyparis leylandii 'Goldrider albovariegata'
別名斑入りゴールドライダー
耐寒マイナス10度
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
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植え
肥料
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ゴールドライダー・アルボバリエガータとは?

ゴールドライダー・アルボバリエガータはヒノキ科レイランドヒノキ(=レイランディ)の園芸品種の一つであるゴールドライダーのさらに斑入り。アルボバリエガータより「斑入りゴールドライダー」の名前で流通していることが多いです。

斑入りだが斑入り部分が葉焼けしづらく、ゴールドライダーの萌芽力を受け継ぎつつ、生育がゴールドライダーより遅く、一年で10cmから20cmほど生育で、管理しやすく、育てやすいというか扱いやすい。でも、あんまり流通していないのでネットで買った方が早い。若干、寒さに弱く東北以北では厳しい。関東北部までが限界です。
樹高5m…ただし生育が遅い。
斑入りゴールドライダーの商品画像
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シルバーダスト…同じくレイランディの斑入りだが、コニファー・シルバーダストは濃い緑+斑入り。アルボバリエガータは黄色葉+斑入り。

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。庭植えしても二年くらいは根が張り切っていないために、根が十分に活動しておらず、水切れが起きやすい。二年は庭植えでも様子を見て、水やりをやりましょう。特に一年目の夏は危険ですので注意しましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

夏の水やり

鉢植えの場合は、夏は朝と夕の二回しっかりと水をやる。昼に水をやると水が沸騰して根を痛めるので避けましょう。それでも水切れするようなら、明るい日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなっているので、鉢植えの水やりの頻度を減らす。土が乾いてから数日経って水やりをするようにします。よくわからない場合は、土壌水分計で測ってから水やりの判断をするといいです。
土壌水分計の商品画像
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肥料

肥料が切れると葉色が悪くなり、葉がまばらになる。コニファー類は意外と肥料を食うので調子が悪い時は肥料不足ってことが多いです。庭植えの場合は2月か3月あたりに緩効性肥料(か油粕)をやり、10月にも同様にやる。2月3月は新芽のための肥料で、10月のは夏に消費した栄養補給のため。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。

鉢植えの場合は3月と6月と10月に緩効性化成肥料をやる。鉢植えの場合は水やりで肥料が流れ出やすいため、庭植えより追肥の頻度は多くなります。

植え替え・植え付け

植え替え時期

春(3月から5月あたり)と秋(10月前後)。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えの場合は庭の土に腐葉土か堆肥を3割か4割ほど足して植え付ける。

鉢植えの植え付け・植え替え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

植え付け・植え替えの時に株についた古い土を落とさず、根をいじらないようにする。根をいじると生育不良を起こす。

庭植えの植え付け

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を説明書きの規定量を入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、水やりをしつつ隙間に土を入れます。

ゴールドライダー・アルボバリエガータは根が荒く、横風に弱い。横風に当たってグラグラすると根が切れてしまい、生育不良を起こしてしまう。支柱を立ててくくりつけて、横風対策をしてください。
●密生させると蒸れて枯れこむので、株同士は1mは離す。
●一度植え付けたら移植はできないので植える場所をよく考える。

管理場所・日当たり

アルボバリエガータはゴールドラーダーより寒さに弱く、関東では育つが、東北では厳しい。東北で育てるのであれば、枯れるリスクを承知で庭植えするか、鉢植えにして冬は室内の日当たりで管理するようにする。

日当たりでも半日陰でも

夏の直射日光にも斑入り部分が葉焼けしにくいので、日当たりでもいい。耐陰性があり、半日陰くらいなら問題ないが、日当たりが悪いと黄色葉が鈍くなるので、できれば日当たりで。

病害虫

ほぼなし

剪定・切り戻し

剪定時期と頻度

アルボバリエガータは一年で10cmから20cmくらい生育する。コニファーとして遅い部類。生育するのは新芽が出る前の3月あたりにする。もしくは生育が止まる10月あたり。生育が遅いので剪定は頻繁には行わないので、樹形が乱れたらやる程度でいいです。

剪定の目的と手順

生育は遅いですが、放置していると4mか5mくらいまで育つ(すごい時間がかかるけど)。大きくなるので、必要ならば芯止をして大きくならないようにする。大体2mくらいで抑える方がいい。

芯止めの詳細は以下のページを参考にしてください。
あとは枯れた枝や、変な方向に伸びた枝や、枝分かれしすぎている枝を落とし、邪魔な樹形を乱す枝を落として、幹の内部に風が通るように剪定していく。

幹内部が枯れる

日光が当たらない部分は葉っぱが枯れるし、内部が蒸れて枯れこむことがある。その枯葉は落とした方がいい。軍手でこすればポロポロと落ちる。
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