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ツツジ・サツキが咲かない理由と対処

ベニモンアオリンガ

ベニモンアオリンガは花芽や新芽の中にもぐって活動しているので、よく見ないと分かりません。それで、よく分からないうちに花芽が全滅して、結果、翌年、花が咲かないってケースが多いです。これがツツジ・サツキの花が咲かない原因のナンバーワンといっていいでしょう。去年、新芽や花芽が枯れ落ちていませんでしたか? 新芽・花芽に小さな穴が空いていたら「います」よ。見えていなくても。サツキ・ツツジ類とベニモンアオリンガは避けられない関係です。対処方法としては7月から10月まで薬剤を散布して花芽を守るしかないです。
ベニモンアオリンガは発生状況によって、翌年の花芽が完全に全滅ということが十分あります。というか珍しくない。詳細な生態と薬剤などは以下のページを参考にしてください。
剪定ミス

早くに開花する種類は6月には花芽ができます。その他は7月8月に花芽ができます。なので花芽ができて以降に剪定すると花芽を落とすことになります。
サツキ・ツツジは全体を軽く刈り込んで、外側の葉っぱをほとんどすべて落とすように剪定すると、全体を摘芯したみたいになって、脇芽が出て、花芽が増えるんですが、それも花芽が出来る前にしなきゃ駄目。花芽ができてから剪定したら、「完全にすべての花芽を落とす」ことになります。つまり翌年に一切、開花しない。剪定時期のミスでは全く開花しないことは十分ありえます。
●開花の早いクルメツツジも6月に花芽ができる。ツツジとクルメツツジを育てていて、一緒に6月に剪定すると翌年にツツジは咲いたのに、クルメツツジは全く開花しないという状況になる。種類によって剪定時期を考え直しましょう。
●花後の剪定は新芽を好んでたかるベニモンアオリンガ対策も兼ねています。剪定した残渣はすぐに捨てましょう。
●花後の剪定は新芽を好んでたかるベニモンアオリンガ対策も兼ねています。剪定した残渣はすぐに捨てましょう。
解決方法
花芽ができる前に剪定する。それしかない。というか、もうサツキ・ツツジが咲いているうちに、もう剪定しちゃう。花が一段落して、もう終わりかな、って頃になったら、剪定する。もったいないとか、かわいそうとか思わずに、バッサリ行く。これが一番の解決策です。
肥料
肥料不足
肥料が足りないと花芽が少なくなります。でも、「花が一切咲かない」という理由にはならない。肥料が少なくて花が咲かないなら、山でツツジが開花できませんからね。花が少ないなら肥料不足も原因の候補です。肥料過多
肥料が多いと、サツキ・ツツジは危機感を感じず、花をつけようとしない。ってことはありますが。あれだけの花を咲かせるためには、なんだかんだと肥料が必要です。開花しないほどに肥料が多いってのは、かなり常識はずれに肥料が多いです。そんなことは殆どないと思う。
日光不足
日光が少ないと花が少なくなりますが、花が「全く咲かない」とこまではなかなかいかないです。多少は咲きます。半日陰でも開花します。花が少ない要因にはなりますが、「花が全く咲かない」理由にはならない。日光不足で開花しないのは余程のこと。
水不足
サツキ・ツツジは根が地下深くまで伸びていません。なので乾燥に弱い。地植え(庭植え)にしても乾燥に弱いです。なので7月8月に乾燥にあって、耐えられずに花芽が落ちたり、7月8月に花芽形成が十分にできずに花が減るってことがあります。来年、しっかりと咲かせるために7月8月にしっかりと水やりをするようにします。夏の水不足は程度にもよりますが、花芽全滅を引き起こす可能性は十分ありますが、そんな状況に陥ったサツキ・ツツジは株に大ダメージを負っているので、まともに管理していて「どうして開花しないんだろう?」とはならないと思う。
解決法
日当たりで育てていると乾燥しやすいです。葉焼けはしないんですが、乾燥が駄目。でも、株元をマルチングして乾燥を防いで、その上でしっかりと水やりをすれば、大丈夫です。根詰まりしている
鉢植えで何年か植え替えをしないでいると、根詰まりを起こして、年々、花が減り、株が衰弱していきます。適した時期に植え替えをしましょう。最後に…
その他の栽培についてはを参考にしてください。