ウィンターコスモス・ビーダンスの育て方

TOP > キク科 > ビデンス最終更新【
ウィンターコスモス・ビーダンス
ウィンターコスモス・ビーダンス
科名キク科
属名ビデンス属
耐寒マイナス5度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像の投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
スポンサーリンク

ビーダンスの特徴は?

ビーダンスはキク科ビデンスウィンターコスモス)の園芸品種。そもそもビデンスが長く開花して強い植物で、それが更によく開花するように改良されています。花からは甘い蜂蜜ような香りがあり、蜂や蝶が寄ってくる。関西以西では初心者向け。
草丈30cm
横幅60cmから80cm
流通時期2月から4月
ビーダンス苗の商品画像
ビーダンス苗の購入はこちら

庭植えの水やり

庭植えにした場合は自然に降る雨だけで十分です。ただし乾燥する時期は水をやってください。庭植えにした場合は、冬も水やりは不要です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は、土が乾いたら水をやります。土が濡れているうちは水をやりません。土に触って見て、濡れているようなら水をやりません。受け皿に水が溜まっている場合は水を捨ててください。そのままにしていると水が腐って根腐れの原因になります。

夏の水やり

葉っぱに水がかからないように、土に注ぐように水をやります。葉っぱに水をかけると葉っぱが蒸れて腐ってかれてしまいやすくなります。

冬の水やり

冬は生育が鈍くなるので水やりは控えめにして乾燥気味に管理します。鉢植えは土が乾いて数日経って、水やりをする程度にします。

肥料

生育時期は一ヶ月に一回緩効性肥料をやるか、二週間に一回液体肥料をやる。肥料が不足すると開花が鈍くなる。液肥の方が使いやすく即効性がある。冬は肥料を控えめにします。
液体肥料の商品画像
液体肥料の購入はこちら

植え付け・植えかえ

時期

春先に株が流通するので、これを植え付けます。

用土

一般的な花と野菜の培養土か、自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜて、緩効性肥料を加えてください。一般的な培養土には最初から肥料が入っているので新たに肥料は不要です。

鉢植え

直径30センチの鉢に1株。横65センチのプランターに2株。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
越冬したら春に、できれば土を落とさないで、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。ダメージはありますが土を落として、同じ大きさの鉢への植え替えも可能です。また、春の植え替えの際には株分けも可能です。

庭植え

深さ20cm〜30cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を入れて、よく混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株間を20cmから30cmを開ける。一旦庭に植えると移植はできません。

挿木で増やす

挿し木でも増える。2節・3節ほど切って30分から1時間、水につけて水揚げしてから、切り口に発根剤を塗って、赤玉土単用の土に挿していると発根します。発根したら、庭植え・鉢植えにしていきます。

管理場所・日当たり

日光に当てます。半日陰でも育ちますが、できればしっかりと日当たりで。日光が少ないと開花が鈍くなります。

夏越し

夏越しさせるとまた花が楽しめます。暑さに弱く、蒸れると腐って枯れてしまうので、涼しいところで管理します。夏は風通しのいい半日陰で管理しましょう。夏越しさせるなら庭植えにはしない方がいいです。庭植えしちゃった場合は半日陰になるようにします(何かの木の下に植えるか、ヨシズなどで日よけをする)。

越冬

霜に当てない方がいいです。多少の霜では枯れないんですが生育・開花が鈍くなりますし、強い霜に当たると地上部が枯れます。なので軒下など霜に当たらないようにするか、霜よけをします。霜に当たっても完全に枯れるわけじゃないです。地上部が枯れていても、根は生きていて春になると芽が出て開花します。

しかし、土が凍ると根まで枯れてしまうので、鉢植えの場合は土が凍らない場所で管理します。庭植えにしている場合は、腐葉土でマルチングして土が凍らないようにします。
●積雪でも地上部が枯れます。でも、積雪だと地面近くは0度前後に保たれて根までは枯れないです。むしろ積雪がなくて、寒風に当たっている方が土が凍って根まで枯れる。
●0度前後なら枯れないがマイナス5度あたりで枯れる。
●理想的には5度以上。だが、室内管理では日光量が少なすぎる。
●関東以西では戸外で問題なく越冬。関東以西では冬より夏越しの方が問題。

剪定

剪定・摘芯しなくてもよく開花しますが、摘芯した方が脇芽が出てよく開花します。花が一段落した時に全体を10センチほど切り戻すと良いです。

また、夏前か梅雨前に刈り込んで蒸れを予防すると夏越ししやすくなります。

病気・害虫

アブラムシ・ハダニ・ウドンコ病など。
基本的に害虫は少ないが、アブラムシは発生するので見つけ次第、薬剤をまいて駆除する。ハダニは乾燥すると発生する。ビーダンスは乾燥気味に育てることになるので、ハダニはある程度はしょうがないと諦めるて、薬剤を散布する。

特徴・由来・伝承

ビデンス(ウィンターコスモス)の園芸品種。ビデンスと「ビー(蜂)」+「ダンス」をかけた造語。開花が多く、株が大きく育つ。でも、一番のセールスポイントは「甘い香り」。甘い香りでミツバチや蝶が寄ってきます。それでビーダンス。赤色は香りが強い。フラワートライアル大賞2015年度「植物部門最優秀賞」、ドイツでの見本市である「IPM」の新種コンテスト「花壇・バルコニー部門」で最優秀賞の非常に優秀な新品種。

最後に…

ビーダンスと同じで蜜を多く持ち、蜂・蝶を呼び寄せる植物を蜜源植物といいます。蜜源植物をまとめたページがあるので、参考にしてください。
ビーダンスと同じ時期に開花する植物は
を参考にしてください。
スポンサーリンク
画像投稿BBS
スポンサーリンク