カリブラコア・ミリオンベルの育て方
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科名 | ナス科 |
属名 | カリブラコア属 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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ミリオンベルとは?
ミリオンベルはナス科カリブラコア属の多年草のカリブラコアを改良した園芸品種の一つ。一重咲き、八重咲、色合いも色々とあります。春に植えて、霜が降りるまで楽しむ一年草、というのが基本的なものですが、強い霜に当たらなければ、そのまま放置しておいて春になったら新芽を芽吹いて、翌年も花を咲かせる宿根草でもあります。ただし、カリブラコアは連作障害を起こします。冬越しして長い間植えていると、徐々に小さくなりやがて消えてなくなります。大体3年か4年くらいで姿を消します。越冬して株が大きくなるわけではありませんので、一生懸命霜よけするより、運が良かったら春に咲く、くらいの気持ちが楽です。
水やり
基本的な水やり
鉢植えの場合は基本的には土が乾いたら鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。庭植えの場合は土と葉の様子を見つつ、水やりをします。季節ごとの水やり
<春>鉢植えの場合は、土が乾いていたら、水をしっかりとやります。春は土が乾いていないうちは水をやらないようにしましょう。カリブラコアは乾燥に強く、過湿に弱いです。水をやりすぎると葉が腐ったり、根が腐ったりします。庭植えの場合は土が乾いていたら水をやるようにします。
<梅雨>長雨が続いて土が乾きにくい時期です。鉢植えの場合は、軒下などの雨の当たらない場所に移動させます。水やりは控え、土が濡れているのであれば絶対に水をやらないでください。庭植えの場合は、水やり不要です。
<夏>気温の上昇とともに水やりの頻度を上げていきます。鉢植えの場合は、1日二回、朝と夕方水をしっかりとやります。水を二回やらないと水切れを起こして枯れてしまいます。
庭植えでも毎日朝か夕方のどちらかに水をやります。水切れするようなら朝夕2回やります。
<秋>気温が下がってきたら、それにあわせて水やりの頻度を減らしていきます。
植え付け・植えかえ
時期
4月〜6月に苗を植え付けます。霜が降りなくなってから植えるようにしましょう。ちなみに霜は最低気温が4度以下になると発生し始めます(4度以下になると必ずということではないです)。用土
市販されている花と野菜の土で植え付けします。ペチュニアの土やカリブラコアの土というのもあります。専用の土の方がよりよいですが、まぁ、そんなには変わりません。無理して取り寄せるほどのことはないです。大事なこととしては、鉢植えにする場合は必ず新しい土で植えてください。カリブラコアや他のナス科の植物は連作障害を起こします。庭植えする場合も、ナス科のサフィニア・ペチュニアなどを昨年植えていた場所にはミリオンベルを植えないでください。
植えると、非常に育ちが悪くなります。
植え付け自体は一般的な方法です。庭植えでも鉢植えでもどちらでも構いません。
鉢植えの植え付け・植え替えの手順
8号鉢〜10号鉢に苗1個を植えます。水切れ・根詰まりしやすいので鉢はできれば大きなものに植えましょう。鉢底の水が抜ける穴を鉢底網で塞いで、その上に2センチか3センチほど鉢底石(軽石)をしいて、その上に用土を入れて、苗を置いて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。苗の根は少しほぐすと植え付け後に馴染んで広がりやすいです。
冬越しした場合は、春に古い鉢から株を取り出し、土を半分落として新しい土で植え替えましょう。植え替えないと連作障害で勢いがないです。
庭植え(地植え)の手順
植え付けの2週間前に、深さ30センチほどの穴を掘り、そこに苦土石灰をまいてから1週間寝かせて中和させます。ただし、苦土石灰と有機物や化成肥料が混ざると反応してしまうので、反応が終わってから植えましょう。待つのが嫌な場合は、有機石灰を使うと問題ありません。1週間が経ち、中和が完了したら、その土に腐葉土か堆肥を3割か4割と化成肥料を混ぜてよく混ぜ合わせ、用土とします。用土を戻し、株を植え、隙間に土を埋め、最後に十分に水を与えて完成です。株間の間隔は30センチから40センチ空けます。苗の土は軽くほぐすと、根が広がりやすくなります。
管理場所・日当たり
日当たりで管理します。出来るだけ日に当ててあげないと花つきや成長が悪くなります。カリブラコアの中でもシャルウィダンスは日光が不足すると、株元がハゲやすい。ハゲたら切り戻してフサフサにしてあげてください。梅雨は雨に当たると腐りやすいので、できれば軒下など雨の当たらないところで管理してください。真夏は日当たりでもいいですが、水切れしたり調子を崩すようなら半日陰に移動させます。
切り戻し・摘芯
鉢の縁からはみ出すようになったら、摘芯・切り戻しをするといいです。でも、カリブラコアはあまり剪定に強くないので、ペチュニアのように半分に切り戻すというのはやらないほうがいい。特に夏の高温時期に切り戻しをすると、なかなか復活しない。強い切り戻しはしないほうがいいが、摘芯はしましょう。ツルが伸びたら、そのツルの先を切ると、脇芽が出る。脇芽の先に花が咲きます。ミリオンベルは摘芯→脇芽が出る→開花をこまかく繰り返して花を長く楽しむもので、ペチュニアのように全体を半分に刈り込む→繁茂を繰り返すものじゃない。ミリオンベルはこの摘芯作業をストップすると、花がパッと咲いて花が留まる傾向がある。ミリオンベルは手間をかけて長く楽しむ…カリブラコア・ペチュニア上級者向け、なのかもしれない。
摘芯で切りも押した茎で挿し芽をして増やすこともできます。
花ガラ摘み
花がら摘みは不要。気にならないならしないでいいです。でも、した方が綺麗に見えますし、次の花も咲きやすいです。病気・害虫
カリブラコアで発生するウドンコ病、ハダニ、アブラムシ、灰色カビ病、ウィルス病などが発生する。詳細は以下のページを参考にしてください。特徴・由来・伝承
サントリーによるカリブラコアの改良品種。ペチュニア・サフィニアの近種でペチュニア・サフィニアよりも小さな花を咲かせるカリブラコアを更に頑健にしたもの。ミリオンベルはサントリーの登録商標です。カリブラコアは本来、暑さと湿気に弱く、日本の梅雨に傷んだり枯れてしまうことが多かったのですが、ミリオンベルをはじめとした園芸品種の登場で、春~秋にかけての庭の主役級に出世しました。
より詳細な育て方は…
より詳細な栽培方法はを参考にしてください。
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