春咲きカトレアの育て方

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春咲きカトレア
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科名ラン科
属名カトレヤ属
学名Cattleya Lindl
水やり水控え目
場所室内
難易度上級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
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春咲きカトレアとは?

カトレアには春咲き・夏咲き・秋咲き・冬咲き・不定期咲きとありまして、生育のパターンが違い、微妙に作業が違います。ここでは春咲きカトレアの育て方を簡単にまとめています。

春咲きカトレアは開花が3月あたり。その後に芽が伸びて夏を越して、9月10月に蕾を包む「シース」が出てきます。このシースの状態で冬を越し、春に開花します。春咲・冬咲はよく流通しているんですが、冬の間に7度以下になると枯れたり、ダメージが開花しないこともあるので、初心者向きではないです。

水やり

年間を通じて、水苔が乾いていたら水をやるようにします。カトレアは木の皮に着生している植物で、雨が降ればビチャビチャになり、雨が上がればカラっとする環境です。大事なのはメリハリです。水をやるときはタップリとやります。タップリやってから水苔が乾くまで控えるようにします。特に開花前の3月は水切れしないようにしてください。

葉水

年間を通して、葉っぱに霧吹きで水をやる葉水をしてください。カトレヤが湿度の高い環境に育ち、空気中の水分を葉からも吸収していますので、自生地の環境に近づけるためにも年間を通して葉水をしましょう。

また、冷房・暖房の風は乾燥しているので、室内管理の際の乾燥対策のためにも葉水は必要です。

11月から4月までの水やり

秋から冬は水やりを控えます。水やりを控えるというのは、指で水苔に触ってみて少し湿っている状態のことです。鉢全体が軽く感じられるようなのは「カラカラ」です。春咲きカトレアは真冬でもカラカラに乾燥させないようにしてください。春咲きカトレアは3月に開花します。3月に開花するツボミは冬の間に成長するので、一年で一番寒い1月2月も水を必要とします。この時期にカラカラに乾燥させると蕾が育たないで開花しなくなります。

冬は暖房と気候で湿度が下がります。加湿器をかけて50%以上にして、その上で霧吹きで葉っぱに水をやって(葉水)、湿度を保ってください。

5月から10月までの水やり

5月に気温が上昇すると株が成長します。なので徐々に水やりを増やしていきます。特に8月は乾燥が激しいです。8月は毎日、午前中に水やりし、夕方にも葉水をやると夏にバテるのを避けられます。

室内で管理していて冷房をかけていると乾燥しますので、葉水をしてください。また、冷房の風が直撃にしないようにしてください。直撃するとすぐに枯れます。

肥料

液体肥料は5月から10月まで週に一回、薄めて霧吹きに入れて水苔に吹きかけます。緩効性固形肥料(化成肥料)は5月から7月まで1ヶ月に一回、鉢の縁に沿わせるように置きます。

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植え付け・植えかえ

植え替えは4月5月。株分けもこの時に行います。詳細は以下のページで参考にしてください。

管理場所・日当たり

梅雨と秋の長雨は避ける

梅雨・秋の長雨に当たると腐ってしまいます。なので戸外で管理する場合は、軒下の雨の当たらない場所で管理します。

春から秋に戸外で管理する場合

5月から9月は戸外でもいいです。でも5月から9月に戸外の軒下で管理するためには、遮光ネット(30%)が必要になります。面倒なので室内でも。

春から秋の室内で管理する場合

室内で管理する場合、5月から9月はレースのカーテンなどで遮光してください。5月以降は時々真夏のような直射日光になります。カトレアの葉っぱは1時間ほど強い日光に当たっただけで葉焼けします。必ず遮光するようにしてください。遮光した日光には当ててください。日光に当てないと成長しません。

冷暖房の風に当てないでください。冷暖房の風は極端に乾燥していてカトレアに直接当たっているとカラカラになります。直接当てないようにし、湿度が低い場合は加湿器をかけ、葉水をします。

冬の管理

昼間は窓辺で日光に当てます。遮光する必要はありません。春咲きカトレアは3月ごろに開花するので、冬に日光に当てて、水をやらないと上手く開花しません。特に蕾が見えてきたら、蕾に日光が当たるようにしてください。

カトレアは7度以下になると枯れてしまいます(ミニカトレアは5度まで耐える)。
人が生活するような場所は昼間は暖房がかかっていて問題ありませんが、暖房を切った真夜中に7度以下になることがあります。まず、窓辺から部屋の中央に移動させます。窓辺は外気に近いために氷点下以下になることがあるからです。それでも7度以下になるようであれば、段ボールや発泡スチロールをかぶせて防寒します。もしくは家庭用温室で管理します。15度以上だと生育するのでできれば加温して15度以上にしたいですね。
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病気・害虫

カトレアは色々な病害虫が発生しますが、一番大事なことは「健康的」であることです。健康であれば病害虫への耐性ができ、悪化しにくくなります。詳細は以下のリンクを参照してください。
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