クリスマスローズの用土の配合例

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クリスマスローズの用土の配合例

このページではクリスマスローズの用土の配合例をまとめています。

クリスマスローズの基礎知識

クリスマスローズの自生地はほとんどがヨーロッパと西アジア。一種だけ…ヘレボロス・チベタヌスが中国の四川省に自生しますが、ほとんどがヨーロッパと西アジアです。

その地域のどんな場所でクリスマスローズが生育するのかというと、様々です。石灰岩がむき出しになっている地域だったり、落葉樹の林だったりと、クリスマスローズは実は土質は選びません。よってクリスマスローズの用土は常識的なものならば問題ないはずなんです。

夏が鬼門

日本の気候は自生地のそれとは全然違います。

一番の違いは夏。

夏の高温多湿でクリスマスローズは生育が止まり、弱ってしまい、水を吸い上げられなくて根腐れを起こしたり、逆に水はけがあんまりに良すぎると水切れを起こして枯れてしまいます。

弱酸性

石灰岩の地域で育つので、弱アルカリ性の土を好むとされますが、ｐＨ6.5-7.0の中性か弱酸性でも問題なく育ちます。よって極端に酸性にならない限りは問題ないです。

日本は雨が多く、庭土は弱酸性になります。何か強く酸性に傾く要因がなければ、苦土石灰は混ぜなくてもいいです。よくわからない場合は、土壌成分計で計測して判断しましょう。

大事なのは水はけと水持ち

植物を育てる土ってのは、一般的に水はけと水持ち（保水性）が大事なんだですから。クリスマスローズだけの話じゃないって言うかもしれませんが、やっぱり大事なのは夏の「水はけ」です。クリスマスローズは夏に枯れることが多いので、軽石や鹿沼石を入れた水はけ優先の用土にすることがあるんです。ところが、これだと人によっては冬に水切れしやすいかもしれません。

配合の答えは人によって違う

人によっては水やりの頻度が違うんです。頻度というよりは「性格」ですよね。

花に水をやるのが好きで、水をやれば植物は喜ぶと思っている。ついつい水をやっちゃう。そう言う人は多少、水はけが良くないと根腐れを起こしますよね。

水はけをよくしてないと、根腐れを起こしてしまいます。そんなことない！頻度は少ない！って人もいます。そういう人たちは、少し水もちの良い土がいいでしょう。

管理しなくちゃいけない鉢植えが多くて、水もちをよくしておかないと、水やりの手間がかかりすぎて大変！って人もいます。そんな人はピートモス多めの水持ち重視タイプがいいでしょう。

自分の過去の行動から配合を参考にして組み合わせましょう。

一番いいのはクリスマスローズの専用土

色々と配合例があるのですが、専用に配合した「クリスマスローズの専用土」を売っていますので、これで植えるのが一番無難で、結局安上がりです。配合するためには、すべての土を揃えないといけないし、余った土を保管して置く場所も必要ですからね。ホームセンターで売っています。手に入らない場合はネットで。

庭植えにする場合でもクリスマスローズの専用土とごっそり入れ替えて植え付けるといいです。

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水はけ重視タイプ

赤玉土５　腐葉土４　川砂（鹿沼土）１
一般的な配合土。川砂を入れて水はけをよくしています。

赤玉土小粒４　軽石小粒３　腐葉土３
一般的な配合。軽石で水はけをよくしています。

赤玉土４　鹿沼土４　腐葉土２
水はけ重視タイプ。上のものより水はけが良い。

赤玉土小粒７硬質鹿沼土小粒３
赤玉土と鹿沼土だけなので、水はけが良すぎます。

軽石小粒５　腐葉土４　燻炭１
燻炭（クンタン）はホームセンターに売っています。燻炭を入れると土壌改良（中和したり微生物を増やす）の効果があります。

赤玉土硬質中粒２　鹿沼土硬質２　軽石２　腐葉土３　燻炭１
実質、一つ上の配合とほぼ一緒。

園芸培養土2、硬質赤玉土3、硬質鹿沼小粒2、軽石2、もみ殻くんたん1
内容としては、他のと大差ないけど、園芸培養土を少しとはいえ流用できる。

水持ち重視タイプ

ピートモス８　鹿沼石２
ピートモスは酸度を調整して中和したもの。鹿沼石を混ぜることで多少は水はけがいいですが、水持ち重視です。

ピートモス７　パーライト２　バーミキュライト１
ピートモスは酸度を調整して中和したもの。パーライトは真珠岩を砕いて焼き締めたもので、水はけが良くなります。バーミキュライトは蛭石を同様に焼き締めたもの。一つ上よりは水はけがよくなっています。

ピートモス７　鹿沼石２　パーライト１
ピートモスは酸度を調整して中和したもの。水はけで言えば一つ上と一緒。

ピートモス４　赤玉土４　パーライト２
ピートモスは酸度を調整して中和したもの。水持ち重視タイプの中では一番、水はけが良い組み合わせ。