庭木の植え方の基礎

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庭木の植え方の基礎

このページでは一般的な庭木を植える手順をまとめています。

庭木を植える手順

①穴を掘る

①穴を掘る
株の根鉢(麻の袋などで包まれている根の部分のこと)の深さの2倍から3倍の深さの穴を掘ります。少し大きな穴を掘るのは、根鉢の下に肥料や堆肥などを混ぜ込んだ層(元肥)を作ったり、土を耕して根が広がりやすいスペースを作るためです。

穴から掘り出した土は、周囲に置いておきます。

②苦土石灰を混ぜる

②苦土石灰を混ぜる
日本の土は基本的に弱酸性ですので、酸性を嫌う植物の場合は土に苦土石灰を1平方mあたり100g〜150gを混ぜて中和させます。中和には1週間〜2週間かかるので、1週間寝かせて中和させておきます。弱酸性で問題ない場合は中和せずに植え付けます。

苦土石灰と有機物などは化学反応を起こして熱を持つので、すぐに腐葉土・堆肥・化成肥料は中和が終わるまでは入れないようにします。

苦土石灰はマグネシウム(=苦土)が含まれていて、マグネシウムは葉緑素の元になるので、よりよいとされます。苦土石灰は反応はゆっくりで1週間寝かせる必要がありますが、最近はすぐに腐葉土などと一緒に入れても大丈夫な「すぐ植え石灰」というのもあります。
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③腐葉土・堆肥を混ぜる

③腐葉土・堆肥を混ぜる
掘り出して中和した土に腐葉土か堆肥を混ぜます。当サイトでは元の土に対して2割とか3割と書いていますが、元の土の状態によっては入れなくてもいいですし、増やすこともあります。
庭土が水はけの悪い粘土質の土の場合は、川砂・軽石・パーライトなどを入れて水はけをよくします。

④元肥を入れる

④元肥を入れる
堆肥か腐葉土を入れて混ぜた用土に元肥(化成肥料)を入れて植えます。

もしくは、穴の底に元肥(油粕など)を入れます。肥料が根に直接触れると根が傷んで腐ってしまいます。これを肥料ヤケといいます。肥料焼を防ぐ為に、元肥と根鉢の間に土の層を作ります。間土といいます。間土の上に根鉢を置いて、掘り出した土を埋め戻します。
用土に元肥を入れるのか? 穴の底に元肥を入れるのかはどちらでもいいです。ちなみに「肥料に当たると肥料焼けするのに、土に元肥を混ぜて大丈夫?」って質問があることがありますが、肥料焼けするかどうかは肥料の濃度次第で、濃度さえ問題なければ、土に混ぜたものが根に当たっても肥料焼けしません。

⑤株を入れて、土で埋める

用土を穴の半分まで入れて、株を入れて隙間に用土を入れていきます。株の根にまいてある麻布はそのままでも腐って消えて無くなるので、そのまま植えてもいいですが、針金やビニールで巻いてある場合は、これを取り除いてから植え付けます。

穴に株を入れて、隙間に用土を入れますが、そのときに「根が強いタイプ」は、棒で根をつつきつつ、土を隙間に入れていきます。埋めても根の隙間に土が入っていないと根が土に馴染まず、なかなか根が張りません。根を傷つけるとダメなタイプは、そのまま植え付け、水極めをします。

⑥水をやる

⑥水をやる
土で埋めた後に、しっかりと水をやります。植え付けた地面がベトベトになるくらいにしっかりとやりましょう。

できるなら、穴の周囲に掘り出した土で水を貯める「くぼみ」を作ります。そのくぼみの中に水をたっぷりとやります。水が引くまで待ちます。これを「水極め」と言います。

ただ土を入れただけだと、隙間が残り、そこには水も肥料も供給されません。だから水極めをすることで隅々まで根に水と肥料が行き渡るようにします。

苗・株を選ぶコツ

植木の株は「根」で決めます。根が元気だと生育が良いです。逆に見た目が良くても、根が傷んでいるとうまく根付かずに枯れることもあります。根鉢に根が詰まっているものが好ましいです。植木市では根鉢をほどいて見る事は出来ません。

根鉢に元気な根が詰まっている場合、根鉢を蹴っ飛ばすとズシっとしますが、これは「感触」が分かっていないと無駄なので、玄人ぶって根鉢を蹴っ飛ばさないようにしましょう。

そこで、根鉢の土が見えるところを見てみます。その土には細い根が見えるはずです。その細い根が元気かどうか…変色していないか?で判断します。それで、葉が茂っていて、葉の色つやが良く、枝に勢いがあるならOKです。

植木市では大きな植木がたくさん出荷されるので、そこでが「小さく」見えても、実際に家に持って帰ると「大きすぎる」ことがよくあります。家電量販店で大型テレビを買って、リビングに設置したら大きすぎて見づらい、ってのと同じです。
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