エアープランツが枯れる理由
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エアープランツが枯れる理由
エアプランツ(チランジア)は中南米原産のパイナップル科チランジア属の植物で、乾燥に強く空気中の水分を吸収して生育し、花も咲かせる室内のグリーンインテリアでよく流通していますよね。手間がかからない植物の代表とされがちですが、実は管理が繊細で、ちょくちょく枯れます。水やりの感覚を把握すれば大丈夫ですが、それでも事故的に枯れることも。
このページではエアープランツが枯れる原因をまとめています。
枯れる原因
過湿で腐る
エアープランツはミイラで枯れることが多いですが、かといってジメジメしていると腐ります。主に1ヶ月に一回ソーキングして水につけた後に水切りが甘く、風通しの悪いところで管理していると、葉っぱの隙間に水が残っていると腐ります。エアープランツの株をひっくり返してブンブン振り回してしっかりと水を飛ばしましょう。また、扇風機の風手に当てて、水を飛ばすといいです。ソーキングについての詳細は以下のページを参考にしてください。
脱水ミイラ
空気中の水だけで育つと考えているとミイラ状態になる。定期的なソーキングをしてミイラ防止に努めましょう。この辺りは「エアープランツ」という通称が罪深いなと思います。暖房や冷房の風は非常に乾燥していて、風が直撃していると枯れてしまうので、直撃しないようにし、空気の乾燥は霧吹きで水をかけて対処しましょう。実は100円ショップの店頭で既にミイラになっていることが多い。この場合は、回復は無理です。
凍死
熱帯の植物であり、寒さには弱い。10度以下になると弱り、5度以下では枯れてしまいます。春から秋に戸外に出しておいて冬に取り込み忘れることが。また、濡れているエアープランツを戸外で乾燥させたときに寒さで枯れることもありますので注意しましょう。冬に暖房がかかっていると、夜中でも5度以上になるんですが、暖房がかかっていると空気が乾燥していて、ミイラになりやすいので、霧吹きで給水してください。
溺死
ソーキングしすぎでの窒息死のこと。ソーキングでバケツに水を張って、エアープランツを水につけておいてそのまま忘れてしまって、そのまま溺死。ソーキングは4時間~6時間。12時間以上で窒息死するとも言われています。できれば1週間か2週間に一回、さっとソーキングするようにすると、この事故死は避けられます。でも、手間がかからないからエアープランツを買った…って人が多いので、週1のソーキングはなかなか億劫なんですよね。
ソーキングは大事ですが、梅雨など湿度の高い時期はやらなくてもいいです。
日光が強すぎる・弱すぎる
エアープランツは森の中の木陰のなかで生育する植物ですから、強すぎる日光が苦手です。エアープランツは日光が強すぎると、葉焼けしてしまいます。葉焼けはその部分の葉緑素がなくなることで、その部分は回復せず、葉緑素がなくなるということは、栄養を作れず弱っていきます。強い日光に当てないように、窓辺に置く場合はレースのカーテンなどで遮光してください。
逆に室内の暗いところで管理していると、さすがに光合成できずに弱ってしまいます。元気がないなら戸外の半日陰〜明るい日陰で管理するといいです。
風通し
できれば風通しの良いところで、管理していると空気が痛い流して、「蒸れ・過湿」を防いでくれます。植物栽培で意外と重要なのが風通しで、風が通るだけでも調子がいいということもあります。風が通り過ぎて乾燥してミイラになることもあるので、注意。
踏み殺す
軽くて何かの拍子に床に落ちて、誰かに踏まれたり、犬猫がおもちゃにしてグチャグチャになります。これはエアープランツをお皿に置いていると起きやすい。どうにもならないです。失踪
戸外に置いていると…特にベランダに置いていると風に飛ばされるなどして、いつのまにか居なくなる。ソーキング後の水切りでブンブン振り回していると、そのまま窓から外に飛んでいくこともあります。もしくは野良猫や烏が持っていく。あるいは近隣住民が花泥棒ってこともあります。最後に…
エアープランツは意外と枯らしてしまうものです。できればエアープランツの栽培の条件を見直してみましょう。を参考にしてください。
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