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葉が少なくなってきた

この新陳代謝が鈍くなるということは、何らかの問題があり、この原因の候補がいくつかあります。このページでは植物の葉が少なくなった原因と解決法についてあげて行きたいと思います。
原因候補
生理現象だ
葉っぱはある程度時間が経つと葉っぱは役目を終えて落葉し、入れ替わります。常緑植物であっても葉の入れ替わりはあります。季節の変わり目で落ちることもありますし、環境が変わると落葉しがちです。例えば、置き場所を変えた…というのもありますし、店頭で販売していたものを我が家に配置した…というのでも落葉する植物もあります。これは環境に合わせた葉っぱを生やそうとするためで、実に「健康的な反応」です。例えばアジアンタム・ベンジャミンなんかはその典型でテキメン、ポロポロと葉を落とします。そういう場合は、とにかく移動させずに様子を見ることです。
枯れたかどうかの確認は以下のページを参考に。
日照量の不足

観葉植物などの大鉢が重くて、日当たりの良いところに移動しにくい場合は、鉢の下にキャスター付きの台を敷くと、気軽に移動できますよ。
根詰まり

鉢植えは大体二年に一回程度…生育が早いものは毎年植え替えをする必要があります。意外と面倒なので、放置しがちで根詰まりを起こしやすいです。植え替えってかなりの重労働ですからね。
解決方法は植え替えることしかないです。ですが、即、植え替えるのはちょっと待ってください。植物にとって植え替えはストレスで、安易に植え替えると枯れることもあります。だから植え替えに適した時期を調べて、その時期に植え替えをします。
植え替えのついては以下のページを参考にどうぞ。
どうにも緊急事態のこともあります。すぐに植え替えないと根詰まりで危険という状態です。だけど、植え替え適期じゃない…って場合は、鉢増しをします。
鉢増しとは古い土を落とさず、根をいじらないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えること。これだとストレスを回避して植え替え(根を広げるスペースを確保する)が可能です。お試しください。
根腐れ
土が濡れているのに水をやっていると、根が窒息して、根腐れを起こします。上にも書きましたが根と地上部は連動しています。根が腐ってしまえば…どうなるか分かりますよね?すぐに水やりをストップし、乾燥気味に管理します。完全に水をやらないのではなく頻度を減らし、メリハリをつけた水やりをします。土が完全に乾いてから、水をやり、土が乾いてから水をやる…をします。それでも回復しない場合は、ほとんど枯死ししています。
地上部にまだ緑の部分があるなら挿木で更新することも可能なので、そちらにかけましょう。
肥料不足・肥料過多
肥えた土を好む植物だと、肥料が不足すると、同じような症状が出ます。液体肥料を施肥すれば、回復します。即効性がある液体肥料の方が早く結果が出やすいので、これを使いましょう。逆に肥料が多すぎても、調子を崩すこともあります。肥料成分が多いと、根が肥料に当たって焼けてしまいます。肥料焼けという症状です。これは浸透圧の関係で、根の水分が肥料側に吸われて傷んでしまうためで、根を傷めるとその症状が葉に出ます。
肥料過多の場合は、水やり頻度を増やすことで洗い流すことで解決することがあります。
寒さと暑さに反応した

というのも、植物は環境に合わせた対応しているだけで、病気ではない…ならばそのままでいいです(もちろん植物にもよるが)。環境が改善すれば回復してくれます。
一番良くないのは「元気になるように肥料をあげる」ことこれはインフルエンザでふらふらの人にステーキを食べさすようなもの。止めを刺してしまいます。
冷暖房の風で落葉

植物は乾燥した風を嫌います。特に冷暖房の風は極端に乾燥していて、どんな植物も直撃していると駄目。サボテンでもダメ。といっても風が直にあたらなければ大丈夫ですから、場所に気をつければ問題ありません。
挿木で更新する

更新というと家賃みたいですが、ようは挿し木して子株にして小さく育てなおすということです。つる性の植物であまりに長くなってしまった――たとえばポトスとか――は、挿し木の要領で小さく仕立てて更新します。また、下葉が落ちて、まるでワサビみたいになっちゃった、サンシモン・ペラルゴニウム・ゼラニウムも同様に小さく仕立て直すことができます。ゼラニウム系はちょっとずつ切り戻しをすることで復活させることができるので、詳細は格ページを参考にしてください。
挿し木は必ずしもうまくいくわけではなく、失敗することがあります。そこで、いくつか挿し木して株分けします。リスク配分です。一個やってそれが失敗したら復活できませんからね。
最後に
今回は葉っぱが落ちる症状の原因を挙げてみましたが、葉っぱが枯れるケースもありますよね。それに関してはにまとめていますので参考にしてください。