油粕(アブラカス)の成分と効果と使い方

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目次
  • 油粕とは?
  • 油粕の肥料成分
  • 注意点
  • そのままでは肥料にならない
  • 臭い
  • コバエがわく
  • アブラムシ・ハダニが増える
  • 油粕の種類
  • 油粕
  • 骨粉入り油粕
  • 椿油粕
  • ニーム油粕
  • 油粕の使い方
  • 庭植えの植物への施肥
  • 鉢植えへの施肥
  • 油粕から液体肥料を作る
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    油粕とは?

    植物の種などには油分が含まれていて、この油を搾り取った残りが「油粕(アブラカス)」と呼ばれる。油粕の原材料には菜種、大豆、米、ゴマなど色々とある。一般的には菜種油が多い。食用油で需要が高いからです。本来は「油粕=肥料」というわけではなく、家畜の飼料に使われることもある。

    日本では江戸時代から油粕は有用な肥料として使われました。これは人口の増加によって食料が必要となり、その自給のための農業が活発になる一方で、肥料である家畜や人の糞が追いつかず、代用品として油粕が使われるようになったのと、油の使用量が増えたのもあると思われる。油粕が「大量に余った」ってことです。

    この油粕の歴史は化成肥料が一般化するまで続き、現在はアンチ化成肥料というのもあって有機肥料に対する期待から需要は意外と大きい。特にガーデナーは自然派の傾向がありますしね。

    油粕の肥料成分

    油粕には窒素5%、リン酸2%、カリウム1%と、窒素特化の肥料となっています。単用で使われることもありますが、リンを追加して調節したものがよく使われます。

    油粕は窒素が多い肥料という側面と、菌を増やして土の団粒構造を作る「土壌改良剤」の側面の両方を持っています。

    注意点

    そのままでは肥料にならない

    油粕は肥料成分を含み、確かに肥料にはなるものの、そのままでは肥料とならない。実際は油粕をまいたあとに発酵・分解が進んで植物が吸収されるようになる。それどころか、発酵の家庭で、植物にとってよくないガスが出るため生育が阻害される。そこで油粕を発酵させてから…つまりボカシにしてから肥料としてまくことが多い。

    流通している園芸用油粕も、発酵済みと未発酵のものがあり、自作肥料を作りたい人や、コンポストに入れる人は未発酵を買って作る。コンポストで水を多めに入れると水分が出る。これを土にまく「液体肥料」とすることも可能。

    臭い

    油粕は有機物であり、匂います。未発酵は臭いですし、発酵しても匂いはあります。発酵すると匂いは少なくなるのですが、それでも有機物ですから、無臭にはなりません。特別に匂いに敏感な人じゃなくても気になるくらいの匂いがします。

    戸外で使う分には問題ないですが、室内に取り込む植物に有機物を使うのはやめておきましょう。室内に取り込むなら化成肥料を使います。

    コバエがわく

    有機物である以上、コバエが沸くことがあります。これも戸外で栽培する分には問題ないんですが(人によるか?)、室内に取り込む植物なら油粕は使わない方がいいです。コバエがわきにくい化成肥料を使いましょう。

    アブラムシ・ハダニが増える

    油粕は窒素成分が多く、窒素が増えると葉っぱがよく茂るのですが、なぜかアブラムシやハダニといった害虫が増えることが多い。もちろん植物にもよるんですが。

    油粕の種類

    油粕

    単に菜種などの油粕。油粕をそのまま発酵させていないものが流通しています。そのまま肥料として使ったり、ボカシの材料として利用します。

    骨粉入り油粕

    油粕は窒素特化の肥料となっているため、骨粉(窒素4%リン酸7%カリ1%)と混ぜて発酵させて、利用されることが多い。基本的に何に対しても使えるが、もちろん匂いがある。
    骨粉入り油粕
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    椿油粕

    椿にはサポニンが含まれていて、これがミミズ、ナメクジ、コガネムシなどの駆除になります。ミミズは害虫じゃないですし、ナメクジは誘引駆除剤が効くので、主敵はコガネムシです。主に土に混ぜ込んでコガネムシの幼虫を駆除するのに使われます。
    椿の油粕
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    ニーム油粕

    害虫駆除の効果があるとされるニームの油粕から作られた油粕。それでもコバエはわくので室内では使わない方がいいです。
    ●管理人はニームの効果にずっと疑問を持っている。

    ニーム油粕
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    油粕の使い方

    庭植えの植物への施肥

    庭植えの場合は、根に当たらないように深さ10cm〜20cmの穴を掘ってそこに油粕を入れて、埋めます。地上部の枝の真下まで根は伸びているので、枝をよく見て、枝の先から10cmほど離したところに穴を掘ります。穴は株の周囲に数カ所空けます。大抵は新芽が出る前の2月に寒肥として施肥することが多いです。深く埋めるのは、匂いがしないようにし、土中で発酵させるためです。

    土中で発酵させるので、未発酵でもいいです。

    鉢植えへの施肥

    鉢植えに使う場合は、鉢の縁に油粕をまきます。できれば発酵済みがいいですが、未発酵でもいいです。

    油粕から液体肥料を作る

    油粕200mlを2リットルのペットボトルに入れて、よく振ります。これを放置していると嫌気発酵で、分解され液体肥料ができます。できあがるまで春〜秋で一ヶ月くらいです。内部でガスが発生するので時々…二日か三日おきくらいに、キャップを空けてガスを抜き、振って撹拌してあげます。

    キャップを空けるとすごい匂いがします。都市部のマンション住まいならやらない方がいいです。近所トラブルになります。
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