シャリンバイの育て方

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シャリンバイの基礎データ
シャリンバイ
科名バラ科
属名シャリンバイ属
学名Rhaphiolepis indica
別名車輪梅
耐寒マイナス5度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
種蒔
植え
肥料
剪定
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シャリンバイ(車輪梅)の特徴は?

シャリンバイ:シャリンバイ(車輪梅)の特徴は?
シャリンバイ(車輪梅)は日本に自生するバラ科シャリンバイ属の常緑低木。大気汚染・潮風に強く、基本的に頑健で、育てやすく初心者向き。元々日本に自生しているくらいですから、手間も掛らない。剪定もほとんどする必要はありません。低木で大きくなりすぎることもないと、非常に便利。
樹高2mから4m。矮性ヒメシャリンバイ・マルバシャリンバイは樹高1m前後
シャリンバイ
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ヒメシャリンバイ
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マルバシャリンバイ
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水やり

鉢植えにすることはほとんどないでしょうが…鉢植えにした場合は、土が乾いたら水をやるようにします。

庭植えにしたら、一旦根づいてしまえばあとは、水をやる必要はありません。降雨だけで十分生育します。庭植えでもあまりに乾燥する時期は水やりをしてください。また、庭植えにしてしっかりと根付くまでは2年ほどかかる。植え付けて二年は庭植えでも様子を見つつ、水やりをしてください。

肥料

シャリンバイ:肥料
庭植えの場合は2月前後に寒肥として化成肥料をやります。肥料が無くても枯れることはありませんが、肥沃な土を好みます。周囲に何個か深さ20センチから30センチの穴をほって肥料(とか堆肥)を埋めます(根に肥料が当たらないように)。もしくは化成肥料を株元に置きます。面倒だから普通は株元に置きますわね。

鉢植えの場合は、3月に鉢のフチに化成肥料を置きます。
化成肥料
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植え付け・植えかえ

時期

3月〜4月が植え付け・植え替えの適した時期です。

根が少ないので植える時に、根を傷つけないようにしましょう。

用土

鉢植えであれば、一般的な培養土か、赤玉土5腐葉土3川砂2を混ぜたものを利用して植え付けします。庭に植える場合は、庭土に腐葉土や堆肥を混ぜて、川砂などを混ぜて水はけをよくしてから植え付けをします。

鉢植え

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。根を傷つけないようにしてください。土は落とさないようにします。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
普通は鉢植えにはしない。

庭植え・地植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割を入れ、化成肥料を説明書きの規定量入れ、これらを混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

庭植えして数年立つと移植はできない。というか一旦庭植えしたら、移植はできないと考えてください。

増やし方

挿木

6月前後に若い枝を10センチから15センチに切り、切り口に近い葉っぱは取り、赤玉土小粒単用の苗床に挿し、乾燥しないようにしていると発根します。

種まき

冬(11月)に種子を採取して果肉を取り除いて洗い、乾燥しないように湿らせた砂やオガクズバーミキュライトとともにジップロックなどに入れて冷蔵庫に保管し、春(3月〜4月)に蒔くといいです。

採種したときに、そのへんに撒いていても低確率ですが発芽します。

管理場所・日当たり

半日陰でも生育しますが、日光が少ないと枝が徒長して樹形が乱れやすいです。そこで出来るだけ日当たりで育ててください。大気汚染や潮風にも耐える。

本来は暖かい地域の植物で暑さには強い。

越冬

耐寒温度はマイナス5度で、土が凍結する地域では枯れることがある。寒風にあたると落葉することもある。東北でも育つが、冬は防寒が必要(株元にマルチングをし、寒風があたらないようにする)。

病害虫

赤星病
近くにビャクシン属(イブキやカイズカイブキ)の植物があると春に赤星病が発生する。

カイガラムシアブラムシ
カイガラムシ・アブラムシが発生したら薬剤を散布して駆除。カイガラムシは成虫になると薬剤が効きませんが幼虫のうちは効くので何度も散布して広がらないようにします。

スス病
スス病はカイガラムシ・アブラムシの糞にカビが生えたもので、発生するとなかなか消えません。スス病の予防はカイガラムシ・アブラムシをキッチリと駆除すること。

剪定

花芽が出来るのが8月から秋にかけてで、その花が咲くのが5月。なので、剪定は花が咲き終わった6月以降から7月までに行います。

シャリンバイは枝はよく伸びるのですが、新芽を吹く力が弱く、強い剪定をすると回復に時間が掛かります。剪定は樹形を整える程度にして、邪魔な枝を切ったり、風通しをよくするくらいにします。

特徴・由来・伝承

東北南部以西に自生しているバラ科植物。常緑で冬も落葉しません。大気汚染にも強く常緑であることから、中央分離帯の植え込みでもよく見かけます。花の後には黒い種子が出来ます。
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