ペペロミアの育て方

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ペペロミアの基礎データ
ペペロミア
科名コショウ科
属名ペペロミア属
学名Peperomia
別名シマアオイソウ
水やり水控え目
場所日の当たる室内
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ペペロミアとは?

ペペロミアはコショウ科ペペロミア属(サダソウ属)の多年草。全世界に大量の種があり、種によってかなり形状が違います。基本的にはちょっと肉厚な葉っぱに独特な雰囲気。日本でも多くの品種が流通していて、ホームセンターや100円ショップにも売られていて、週末は店舗を巡ってペペロミアを集める人もいます。
寒さには弱いので冬は5度以下にならないような場所で管理し、夏は直射日光が当たらないよう、窓辺に置く場合はカーテン越しにしてください。

水のやりすぎと日光さえ気を付ければ、ほとんど手間のかからないインテリアになります。ペペロミアは模様や色合いでかなり多くの品種があります。育て方は大差ありません。

水やり

春〜秋の水やり

ペペロミアは乾燥を好む植物なので、水のやりすぎに注意しないといけません。水をやりすぎると、根が腐って枯れてしまいます。土に触ってみて、湿り気を感じたら、水はあげないでください。土に触ってみて、カラカラに乾いていていたら、タップリと水を与えてください。鉢やポットのそこから水がしみ出すくらいにタップリとです。受け皿の水が長期間あると根腐れを起こすので、水がたまっていたら捨ててください。

新葉が伸びて大きくなるときに、水が多いと葉が外にそり返り、少ないと内側にそりかえって広がらない。一旦、葉が広がって安定するとそこからは変化しない。なので新葉のうちの水やりがまずいと葉っぱがうねって変になる。うねると元には戻らない。様子を見て水やりを調節します。

葉に葉水(=霧吹きで葉っぱに水をやること)をするとハダニなどの害虫の予防になるのですが、新芽にはやらないようにする。

冬の水やり

温度が20度を以下になると、水をあまり吸わなくなりますので、水やり回数をだんだんと減らしましょう。

10度で成長が止まり、5度以下で枯れてしまいます。冬は水やりを控えるようにします。土が乾いてカラカラになってから水をやるようにします。水やりは春〜秋のように鉢底から水が出るくらいにやります。

冬は、寒いので見える範囲の土がカラカラになっていても鉢の中にまだ水が残っている場合があります。できれば、土壌水分計で土中の水を計測してから水やりをします。ちょっとしおれ気味になってきたら、霧吹きか水やりをして乾燥気味に育てるのが良いでしょう。

冬は特に受け皿に溜まった水を放置すると根が腐ってきます。水は捨てましょう。
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肥料

生育期の5~9月に肥料を与えます。ゆっくり効く緩効性の化学肥料であれば1ヶ月に1回説明書きの容量の半分をやります。速効性の液体肥料は月に2回ほど薄めたものを水の代わりに与えてください。

冬は生育が止まっているので肥料をやらないでください。

植え替え

時期

植え替えに適した時期は5月〜8月あたりの生育時期。

用土

一般的な培養土か、室内で管理するなら匂いの少ない観葉植物の土で植え替えます。もしくはこれらに軽石小粒か川砂かパーライトを1割か2割混ぜて水はけをよくすると根腐れを防げていいです。

葉っぱは肉厚なんですが多肉植物の土で植えると水切れになりやすいので、観葉の土にしておきましょう。

鉢植え

古い鉢から株を抜いて、土を三分の一ほど落とし、根の負担を減らすために地上部分の葉っぱも三分の一から半分ほど落とします。新しい鉢の底の穴に網を敷いて、その上に軽石を3cmほど入れ、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後に水をしっかりとやって完成です。

ペペロミアはよくビニールポットで売っているんですが、ガンガン売れるものでもなく、お店に長く取り置かれる植物なため、ポットの中で根がいっぱいになって根詰まり寸前になっていることが多く、できればすぐに植え替えた方がいいです。

ペペロミアの増やし方

ペペロミアは挿し木、水挿し、葉挿しで増やせます。5月中旬から8月下旬に行ないます。
詳しくは
をご覧ください。

管理場所・日当たり

春〜秋は

年間を通して、室内でカーテン越しの日光に当てて育てます。

直射日光が当たると、日光が当たった葉の部分が黒く変色したり(葉焼け)、葉っぱが丸まって最終的には枯れてしまいます。葉っぱがそのようになっていたら、日差しが直射しない場所に移動してあげてください。

逆に、あまりに日差しを嫌って日陰に置いていると、茎だけがヒョロヒョロと間延びしてしまいますので気をつけてください。ペペロミアにあった丁度いい場所を探して、決まれば手間のかからない植物です。

冬越し

ペペロミア寒さに弱いので室内に取り込んで、窓辺に置いて、日光に当ててください。しかし、真冬の窓辺は夜になると、非常に寒くなる場所でもあります。寒冷地では、ペペロミアを夜は室内の中心部分(ようは温かい場所)に置いた方がいいです。暖地で、夜も室内が5度以下にならないところではそのままで大丈夫です。

最低温度が10度以上になると、外で管理しても大丈夫です。

病気・害虫

ハダニ・カイガラムシアブラムシが発生します。

特にハダニは乾燥を好み、乾燥気味に管理するペペロミアでは発生しやすいです。前もってオルトランを使っておくと予防できますし、葉水をすることで予防できます。
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特徴・由来・伝承

ペペロミアはギリシャの言葉で「ペペスに似ている」という意味です。ペペスとはコショウのことです。

葉っぱが肉厚で愛らしいことと、非常に多種でバラエティーに富んでいて、室内で管理するのに適しているので観葉植物として非常に人気があります。観葉植物と言っても、パキラベンジャミンのように大きくなるのではなく、どちらかというとテーブルの上や窓辺のアクセントとして飾る小さなグリーンインテリアと考えてください。品種によっては大きなものもあります。
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