スズランエリカの育て方
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ツツジ科 …
最終更新画像投稿スズランエリカの基礎データ
- 科名
- ツツジ科
- 属名
- エリカ属
- 学名
- Erica formosa
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
スズランエリカの特徴は?
スズランエリカ(エリカ・フォルモーサ)は南アフリカのケープ原産のツツジ科エリカ属の低木。花がスズランに似ていることから、スズランエリカと名づけられました。
枝先に真っ白で小さな花が三つ咲き、枝の分岐が非常に多いので、びっしりと咲きます。高さは60センチほど。耐寒性があり、冬は戸外で管理します。とはいえ霜に当たると傷みますので、冬は軒下で管理してください。乾燥・過湿ともに弱いので、水やりには注意しなくてはいけません。冬の間は土が乾いたら水をタップリと与えるようにします。
夏の暑さには非常に弱く、夏に枯れる一年草扱いと考えて、春まで開花を楽しむとすると優秀な冬〜春の花鉢です。
樹高60cm
水やり
根が細くて浅いため、乾燥に弱く、水が切れると花と葉っぱが、乾物のようにカラカラになって元に戻りません。水切れを起こしても、目に見えて枯れるまで一週間かかる水のやりすぎにも弱く、根が腐って枯れます。
秋から冬、春に掛けては土が乾いてから水をやります。夏の水やり
真夏の高温多湿に弱く、夏に日当たりに置いていると消えてしまいます。夏は半日陰か日陰で管理し、蒸れないようにしつつ、水切れも起こさないように水をやります。暖地・中間地では夏越しは難しいです。肥料
春と秋の生育時期に液体肥料を2週に一回やります。
夏は暑さで弱るので肥料はやらない。冬は肥料があると耐寒性が悪くなるので控えます。
管理場所・日当たり
日当たりのいい場所を好みます。日光が当たらないと徐々に弱っていきます。秋・冬・春は軒下の日当たりへ。夏は半日陰で風通しのいい涼しいところへ。
●毎年楽しもうと思うなら夏越しが大変。ある程度ガーデニング経験を積んでからが吉。
冬の注意点
一部の品種を除いて多くのスズランエリカは寒冷地でも露地植えで越冬できます。霜に当たっても枯れません。ただし、地面が凍ったり霜柱で土が盛り上がって根を傷める場合は、防寒が必要です。
販売している開花した株は温室で栽培されていて寒さに弱いので、戸外で管理する場合は霜に当てないようにします。夏越し
夏の湿度に弱いので、関東南部以西の夏越しは無理。夏越しに挑戦するなら、鉢植えにして夏の間だけは半日陰〜明るい日陰の涼しいところに移動してください。中間地・暖地でなんとか夏越しさせても、ダメージがあって秋以降の生育が悪いです。寒冷地では夏越しは容易です。
梅雨と夏は湿度が高くなり、幹付近が蒸れてしまいますので、少し間引いて風通しをよくしましょう。花が終わったら
花が終わったら、枝をササっと手で触るとポロポロと落ちますので、適宜落としておきます。剪定
花が終わってから梅雨までに、密生を防ぐために、枝を間引いて風を通します。枯れた枝、変な方向の伸びた枝や、樹形を乱す枝は落とします。風を通すことで夏越ししやすくします。植え付け・植えかえ
時期
植え替え時期は春か秋。鉢底から根が出ているようであれば、植え替えをしてください。鉢植え
越冬したら春に、土を落とさないで、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの際に高さを半分ほどに刈り込んで根の負担を減らし、小さくまとめるといいです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。 庭植え
秋に植えつけて一年草と考えるなら庭植えもいいかもしれません。
直径30cm深さ30cmの穴を掘り、土に腐葉土を10%ほど混ぜます。土が酸性でない場合は鹿沼土やピートモスを入れて酸性にします。酸性かどうかは土壌成分計で計測しましょう。
肥料は入れず、よく混ぜて用土とします。穴に土を半分戻し、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。株の根鉢は崩さないで根をいじらないで植え付けます。 最後にしっかりと水をやります。これで完成です。
病気・害虫
特に見られない。それより夏の蒸れの方が問題。スポンサーリンク
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