ペーパーカスケードの育て方…花かんざしとの違いは?

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ペーパーカスケードの基礎データ
ペーパーカスケード
科名キク科
属名ローダンセ属
学名Rhodanthe anthemoides cv.Paper Cascade
水やり乾かし気味に
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ペーパーカスケードとは?

ペーパーカスケード:ペーパーカスケードとは?
ペーパーカスケードはツボミの外側がピンク色で、白い花弁と中央が黄色い花が咲きます。ツボミに水をかけなければ、しぼまず、ほとんどの花が開花します。花びらがカサカサしていて、ドライフラワーのようでもあります。

3月くらいから花屋さんやホームセンターで出回るようになります。甘い香りがして、ちょっとしたギフトに贈るにはピッタリです。

本来は多年草宿根草)ですが、夏越しが難しく一年草扱いの植物です。寒冷地では夏越しが可能ですが、温暖な地域では夏に消えてしまいます。
草丈20cm

花カンザシとの違いは?

ペーパーカスケードはキク科ローダンセ属の花かんざし(Rhodanthe anthemoides)の園芸品種。つまり花かんざしを交配させたり、選抜したりして生まれた品種です。

ペーパーカスケードと花かんざし(ハナカンザシ)はほとんど見た目が同じですが、ペーパーカスケードは少し花びらの先が尖っています。その他の性質は同じです。最近はペーパーカスケードはなぜか流通していません。

ちなみに、ペーパーカスケードが、流通する際には「ヘリクリサム・ペーパーカスケード」で出回ることがあり、「ヘリクリサム属」とも言われますが、現在はローダンセ属です。

水やり

ペーパーカスケードは乾燥を好み、過湿に弱いので、土が乾いてから水をやってください。土が濡れている間は水をやらないでください。

乾燥に強く、多湿に弱いので、水をやりすぎないように気を付けてください。花に水をかけないようにし、土に水を注ぐようにします。口の長いジョウロがあると便利です。
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管理場所・日当たり

室内の日当たりではないところで管理していると、せっかくのつぼみが開かないままということもあります。必ず出来るだけ日当たりで管理してください。また雨に弱いので、雨の当たらない場所で管理してください。

寒さには強いので防寒などは必要ありません。北海道・東北では夏を越して毎年花を咲かせます。

本来は北海道でも越冬するほどの耐寒性があるのですが、ペーパーカスケードは温室育ちで無理に咲かせているので耐寒性が低く、霜に当たっただけでシンナリとしてしまいます。春までは室内の日当たりで管理して、暖かくなったら…最低気温が10度以上になってから、戸外に出してください。

夏越しをする場合は、地上部を数センチほどにバッサリと切って、日陰の風通しの良いところで管理します。

肥料

ペーパーカスケードは肥料をほとんど必要としていませんが、生育時期の春〜初夏に調子が悪いようなら週に一回薄い液体肥料をやります。肥料が多いと枯れてしまいますので、基本的には追肥せず、やっても控えめにします。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

春に開花した苗・鉢がホームセンターなどで販売されるので、これを栽培します。植え替えは夏を越した秋か、越冬した春先に植え替えます。中間地暖地では梅雨・夏には枯れるので植え替えすることはありません。

寒冷地だと夏を越し、冬も越し、春にまた花が咲く宿根草で、年々株が大きくなります。鉢植えの場合は二年に一回は植え替えをしてください。

用土

鉢植えの場合は一般的な培養土かこの培養土に川砂かパーライトを1割か2割入れて水はけをよくしてから使うといいです。自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。

もしも庭植えする場合、庭の土が粘土質であまりに水はけが悪い場合は川砂を混ぜて水はけをよくしてから植え付けをします。肥料は緩効性の化成肥料を少量混ぜておきます。

鉢植え

植え替えをするときに根についた土は崩さず、ひとまわり大きな鉢に植え替えをしてください。根をいじると生育不良を起こします。寄せ植えにはしないでペーパーカスケードだけで1鉢に植えましょう。

古い鉢から株を取り出し、土を崩さずに、新しい鉢に新しい土を加えて植え替えます。新しい鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石を3cm入れ、その上に用土と株を入れて、隙間に用土をつめていって、最後にしっかりと鉢底から水が出るまで水をやって完成です。

害虫

アブラムシが発生することがあります。

害虫より水のやりすぎ・過湿の方が枯れる原因となりますし、暖地・中間地では夏越しできないのでアブラムシについてはあまり気にしないでもいいです。
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