姫小菊(ヒメコギク)の育て方…植え付け・植え替えは3月に
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最終更新画像投稿姫小菊の基礎データ
- 科名
- キク科
- 属名
- ヒメコスモス属
- 学名
- Brachyscome graminea
- 耐寒
- 0度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
姫小菊(ヒメコギク)とは?
姫小菊(ヒメコギク)はオーストラリア・ニュージーランドなどに自生するキク科ブラキカム属の多年草のブラキカム・グラミネア(アングスティフォリア)から作られた園芸品種のグループ。草丈は低く、匍匐して広がります。ピンク、紫、濃いピンク、オレンジなど多種多色があります。花の時期が長く、育てやすいので初心者向きのガーデニング植物です。
日当たりを好み、水はけのよい場所で育てていれば春から秋に楽しめます。真夏の高温多湿に若干弱くて、夏の間にいつのまにか消えてしまうことが多いですが、それでも長く楽しめます。寒さにはそこそこ耐性があり、関東以西の平野部では戸外で越冬します。
草丈20cm
水やり
庭植えの水やり
ほぼ自然に降る雨だけで十分ですが、様子を見て土が乾いていたら水をやります。鉢植えの水やり
土が乾いたら水をやります。春は晴れたら土が濡れているかどうか指で触って確かめてから乾いていたら、水をやる。水をやるときは鉢の底から水が染み出すくらいにしっかりとやる。
夏になったら朝と夕方の二回、しっかりと水をやる。肥料
花がたくさん咲くので肥料が切れると開花が止まります(もしくは鈍くなる)。
庭植えの場合は、4月と9月に一回づつ、緩効性化成肥料をやります。4月の肥料は春から初夏までの成長のための肥料。9月の肥料は夏までに消費した栄養を補給する肥料です。
鉢植えの場合は春から秋の生育時期の間は液体肥料を二週間に一回やるか、緩効性肥料を一ヶ月に一回やる。ただし、真夏(7月8月)は高温多湿で姫小菊が弱り、開花が止まることがある。この時期は肥料をやると根を傷めてしまうので肥料は控えてください。
植え付け・植えかえ
時期
春(3月以降)になったら苗が流通するのでそれを植え付ける。植え替えも3月に行う。鉢は2年に一回は植え替えをする。鉢底から根がはみ出していたら植え替えしましょう。植え替えの時に株分けも可能です。用土
市販の培養土で植え付けをします。
自作する場合は赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。もしくは一般的な培養土にパーライトを1割足して水捌けをよくするといいです。庭植えする場合、庭の土が水はけがわるいときは川砂・軽石小粒・パーライトを混ぜて水はけをよくします。庭植え
深さ20cmほどを掘り返して、土に腐葉土か堆肥を2割か3割ほど追加してよく混ぜて用土とする。苗を20cmから30cmの株間をとって植えてください。鉢植えの手順
8号か10号の鉢に1苗を植える。プランターなら2苗を植える。鉢の底の穴を網で塞いで軽石を入れて、用土を入れて、株を入れて、隙間に用土をつめて最後に水をやって完成です。
植え替えのときは古い鉢から株を取り出して、土を三分の一ほど落として傷んだ根を整理してから植え替える。同じ大きさの鉢でもいいが、根がよく張るので一回り大きな鉢に植え替える方が良い。植え替えのときに株分けもできる。挿し穂
5月から6月あたりに挿し穂で増やすことも可能。剪定して出たもので増やすといいです。
5cmから8cmほどの芽を切って挿し穂にします。切り口側の下の葉っぱを整理して、水揚げします。水揚げはコップなどに水を張って、そこに切り口を30分から1時間ほどつける作業のこと。葉っぱの先まで水が行き渡らせることで発根しやすくさせる。
あとは土に挿して、日陰で乾燥しないように管理していると発根します。土は上記の用土でもいいですが、赤玉土単用の方がいいです。切り口に発根材を塗っていると成功率があがります。
のびた姫小菊の茎が地面についていると節から発根する。これを土に植えてもいい。
管理場所・日当たり
春から秋(3月から10月)
日当たりを好みます。日当たりが多少悪くて…半日陰程度なら問題なく生育しますが、日陰になると花が咲かなくなります。日当たりがよくても西日は避けた方が良い。
姫小菊は暑さに弱いので、6月〜7月に切り戻した上で、鉢植えならば夏は半日陰に移動するか、寒冷紗などで遮光します。庭植の場合もできれば遮光するといいですが、「枯れても良いか!」くらいの気持ちで放置します。冬(11月から2月)
耐寒温度は0度くらい。軽い霜(4度から0度前後)ならば傷みつつも越冬するが、強い霜にあたると枯れる。ただ、地上分が枯れても根まで生きていれば春になったら芽吹いて開花する。土が凍結すると根まで枯れてしまう。土が凍る地域ならば腐葉土を株元にかぶせてマルチングして土が凍結するのを防ぐ。剪定・切り戻し(6月7月)
6月から7月の梅雨前か夏前に、株元…地際から10cmほどのところでバッサリと切り戻しをして風通しをよくする。これで夏越ししやすくなる。スポンサーリンク
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