食用の唐辛子（トウガラシ）の育て方…べランダでも！初心者向け野菜

TOP > ナス科 > トウガラシ…最終更新2024-04-19画像投稿

トウガラシの基礎データ

科名: ナス科
属名: トウガラシ属
学名: Capsicum annum
別名: 唐辛子
耐寒: 8度
水やり: 水を好む
場所: 外の日なた
難易度: 初心者向け

トウガラシの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

トウガラシとは？

トウガラシはナス科の多年草で、日本では冬までに枯れる一年草扱いの野菜。ピーマンやシシトウと同じ仲間で、育て方もほぼ同じです。トウガラシの消費量って一般家庭では多くないですが、育てやすい部類の野菜であることから家庭菜園の一歩としてはよいです。

このページでは食用のトウガラシについてまとめています。よくお花屋さんなどで販売している観賞用の育て方については観賞用トウガラシのページを参考にしてください。

管理場所・日当たり

日当たりを好みます。午前中〜2時くらいまで日光が当たる南側のベランダあれば栽培は可能です。

植え付け

苗の購入

春（4月〜6月）になると、苗がホームセンターなどで販売されるので、これを購入して植えます。トウガラシは長くポットに植えられていると老化して、畑や鉢に植えても生育が悪くなり、収量が減るので、新しい苗を買います。

苗は一番花が膨らんでいるが咲いていないものが良いとされます。

タイミングよく苗がないなら、ネットショップで珍しい品種を取り寄せるといいです。

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用土

一般的な培養土で植えます。畑栽培する場合は、苦土石灰を混ぜて中和し、腐葉土か堆肥を入れて用土を作ります。

鉢の植え付け

最低でも8号、できれば10号〜12号の鉢に1苗を植える。鉢は深鉢でなくてもいい。とにかく直径が大きめがよい。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2ｃｍ入れ、用土を入れて、株を入れ、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやる。

スリット鉢だと鉢底ネット・鉢底石が不要なんですが、土が流れ出やすくて汚れる。

地植え・畑の植え付け

土を深さ20ｃｍほど掘り、苦土石灰を1平方ｍあたり100ｇほど入れ、よく混ぜて放置しておきます。1週間たって中和反応が終わったら、腐葉土か堆肥を2割から3割入れて、化成肥料を規定量入れて、混ぜて用土とします。

この土で高さ15ｃｍ幅70ｃｍの畝をつくって50ｃｍ間隔で苗を植えます。シルバーのビニールマルチをしておくとアブラムシ予防になります。

支柱を立てる

トウガラシは倒れやすいので支柱をたてて、動かないように固定します。

芽かき・仕立て

一番花より下の脇芽を取り除き、その上の脇芽のうち2本か３本を残して、頭でっかちな形状に仕立てていきます。倒れやすいので必ず支柱を立ててください。

脇芽を取り除かず、放置でも収穫できるんですが、収量は減りますので、一般的にはこの三本仕立てにしていきます。

ピーマンの仕立て方・剪定

栽培のコツ

肥料

植え付け時の肥料は一ヶ月でなくなります。トウガラシは肥料が多くてもダメですが、少なくても調子が悪く収量が減ります。

一ヶ月おきに化成肥料を様子を見て追肥します。基本的には説明書の容量をやるんですが、様子を見て量を減らすなどしましょう。

葉が小さい、開花しない、雌しべが小さい場合は肥料不足です。

収穫

赤くなったら、ヘタをハサミで切って収穫します。ハサミはウィルス感染を防ぐために、使用前に消毒しておきます。台所殺菌剤のスプレーでもかければいいです。

小型な品種は乾燥させて、調味料として保存します。湿るとカビが生えるので、しっかりと乾燥させてから、濡れないようにします。

肉厚な品種は冷凍保存するか、レンジで水を飛ばして調味料にします。