カツラ(桂)の育て方

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カツラの基礎データ

カツラ
科名
カツラ科
属名
カツラ属
学名
Cercidiphyllum japonicum
別名
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
カツラの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

カツラ(桂)とは?

カツラはカツラ科カツラ属の落葉高木。幹がまっすぐに伸びて全体では「ホウキを逆さ」にしたような樹木の形に育ちます。葉っぱがハート型でかわいくて、キャラメルのような甘い匂いがあります。その葉が秋には紅葉して黄色やオレンジの葉っぱになり、冬には落葉します。5年で2メートルくらいに育ち、成長は早い方です。

樹高は10mから30mに育つので庭木には適さない。北海道から九州の全国で見られる木。よってどこでも育ちます。

そもそも害虫は付きにくいカツラですが、根本に草を生やさないようにすることでそこから虫が移りにくくなって、害虫が発生しにくくなります。
樹高30m
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水やり

谷あいや池・沼・湖のそばといった湿潤な場所で生育する植物です。少々の乾燥で枯れることはありませんが、あまり乾燥すると枯れ込み始めます。

街路樹で植えられるくらいですから、ほぼ降雨だけで大丈夫です。あまりに日照りの時は水をやってください。

肥料

2月に寒肥として油粕か化成肥料を根に当たらないように、穴を掘って埋めてやります。肥料がないからといって枯れることはないですが、あると生育がよいです。

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植え付け・植えかえ

時期

植え込み時期は11月~2月の落葉時期ですが、あまり寒いと植え込みをしても傷みやすいので、寒い地域ならば暖かくなってから…落葉中の3月…に行うか、この時期に限らず植え込んでもかまいません。

用土

土質は選びません。自生の環境のような湿潤な土を好むのですが、少々乾燥するくらいならば問題無く育ちます。もしも土を掘り返した時に水がしみ出すような場所だったらそこには植えないでください。根が腐って枯れてしまいます。

庭植え

鉢植えにはしません。

庭土を50cm〜80cmほど掘り返し、庭の土に腐葉土堆肥を2割〜3割ほど混ぜ込んで、化成肥料を入れて、湿り気のある肥沃な土にしてから植えます。

穴に用土を半分戻し、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後にしっかりと水をやって完成です。根に麻布が巻いてある場合は外してから植え付けします。仮植えの場合は外さずに植えます。

管理場所・日当たり

生育場所は日当たりから半日陰。夏の日差しが強くて葉っぱが葉焼けすることがありますが、枯れるほどではないです。大きく育つ高木なので、植えるのであれば、広い場所に植え付けてください。

剪定のコツ

カツラは自然に綺麗な樹形に整うので、基本的に剪定はしないか、しても徒長枝・変な方向にのびた枝・枯れ枝・密生した枝などを落とす程度にします。剪定は落葉時期に行います。

カツラはよく芽吹くので、切ったらすぐに芽が出てきます。枝を切る時はその枝が枝分かれしている所で切ってください。

太い枝を切った時は癒合剤を切り口に塗ります。癒合剤はホームセンターで売っています。癒合剤は切り口から雑菌が入るのを防ぐものです。ですがカツラの木に癒合剤を使うほど太い幹を切ることはほとんど無いと思います。ちなみに癒合剤は高い上に、一度で使い切らないといけないので、もったいないです。そこで木工用ボンドで代用することも出来ます。
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病害虫

ほとんど見られません。

特徴・由来・伝承

日本・朝鮮・中国に自生する植物。北海道は平地、本州以南であれば谷あいで育つ植物です。10メートルから30メートルと非常に大きく育ちます。

庭樹、街路樹として植えられ、材木としても家具・建築・鉛筆・将棋盤などにも使われます。一本の幹がまっすぐ伸びて枝を伸ばす姿が非常に美しい。花はひも状に垂れさがるもの。地味で目立ちません。

雌雄異株でオスの木とメスの木があって、メスの木には実がなります。

画像は軍刀利神社の大桂です。
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