ジャノメエリカ(蛇の目エリカ・クロシベエリカ)

科名 | ツツジ科 |
属名 | エリカ属 |
学名 | Erica canaliculata 'Andrews' |
別名 | 蛇の目エリカ・クロシベエリカ |
耐寒 | マイナス5度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
ジャノメエリカの特徴は?

放置しておくと2メートルまで成長し、よく枝分かれして小枝の先に3つずつ花をつけます。そのためほとんど花なのではないかというくらいに花が咲きます。花に黒い葯が見られ、それが目玉、蛇の目のようであることから名づけられました。集合体恐怖症(トライポフォビア)の人は気持ち悪いと思うかもしれません。
ジャノメエリカが自生する環境は夏は乾燥していて、冬は穏やかで湿潤という、日本とは真反対の環境です。育てやすいといっても、初心者が挑戦するにはちょっと厳しいです。
樹高2m
花言葉希望
水やり

庭植えの水やり

肥料

鉢植えの場合は土の肥料成分が流れ出るため、肥料不足になることがありますので、2月に寒肥として、10月あたりにお礼肥(花の消耗を補う肥料)として、少量の加勢肥料を株元にやるといいです。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え替え時期は秋がいいですが、真夏と真冬でなければいつでもいいです。庭への植え付けは開花前の秋が良いです。根詰まりするようなら、植え替えをします。鉢底から根が出ているようなら根詰まり寸前です。毎年か、2年に一回植え替えをします。
用土

花と野菜の土よりはアザレア・ツツジの専用土の方がいいです。最近ではエリカ専用土というのも出ています。ブルーベリーの土でもいいです。自作する場合は鹿沼土7腐葉土3を混ぜたものを使います。
●ブルーベリーはジャノメエリカと同じツツジ科で酸性土を好む。
鉢の植え替え
古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。年々、鉢が大きくなるので、できれば庭植えにしましょう。庭植え
直径30cm深さ30cmの穴を掘り、土に腐葉土を10%ほど混ぜます。土が酸性でない場合は鹿沼土やピートモスを入れて酸性にします。酸性かどうかよくわからない場合は土壌成分計で計測してください。土を半分戻し、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。株の根鉢は崩さないで根をいじらないで植え付けます。寒さには強いですが、寒風が直撃しないところに植えましょう。
一度植えたら移動は出来ないと考えて下さい。鉢が根詰まりして植え替える場合も、根に付いた土は払わずに、そのまま一回り大きな鉢に植え替えて下さい。根が傷つくと成長不良を起こして枯れることがあります。
管理場所・日当たり
日光と冷涼な気候を好みます日光を好むのですが、真夏の暑さに若干弱く、暖地では庭植えしていると夏越しが難しいことがあります。暖地は鉢植えにしておいて夏は半日陰や日陰へと移動させた方がいいです。
冬の寒さには強いが土が凍るとダメ
耐寒温度はマイナス5度と、氷点下にあっても枯れはしませんが、土が凍ってしまうと根が傷んで枯れてしまいます。土が凍るほどの地域ならば、根本に腐葉土やワラをかぶせてマルチングをして土の凍結を防ぎます。
剪定
剪定は開花後に行います。夏の蒸れを避けるためにも、枯れ枝、邪魔な枝、徒長枝、変な方向にのびた枝や、密生して重なった枝を剪定して風を通しておきましょう。下の枝から枯れ込んでくるので、これを刈り取り、大きくなりすぎるようなら適宜剪定して小さくまとめる。樹形とは無関係に2mを超えると、作業がしづらいのでこれ以上にならないようにしましょう。
病害虫
ほどんど病害虫は見られない。たまに芋虫が食害する。かつてはミノムシが大量に発生したらしいが、現在、ミノムシは外来の寄生バエによってほぼ全滅している。芋虫が発生したら薬剤を散布して駆除しましょう。特徴・由来・伝承

エリカは別名ヒース。ヒースは荒地を表す言葉です。エリカ自体はヨーロッパでも自生しています。ジャノメエリカは南アフリカ原産です。
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