マサキ(イオニマス・シタワレ・フユシバ)

科名 | ニシキギ科 |
属名 | ニシキギ属 |
学名 | Euonymus japonicus |
別名 | イオニマス・シタワレ・フユシバ |
耐寒 | マイナス15度 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
目次
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マサキの特徴は?


どうせなら斑入り種を植えるといいです。
大気汚染・排気ガスに強いのですが、虫が発生します。ユウマダラエダシャク・ツノロウムシ・ハマキムシ・ミノウスバなど。とくにミノウスバはニシキギ科専門の害虫で、発生後に駆除しないで放置しておくと葉っぱの全てをやられることも十分あります。
樹高最大6m(剪定で1m前後に抑えられる)
品種・仲間
水やり

肥料

植え付け
時期
苗の植え付けは春(3月〜4月)と秋(9月〜10月)が適しています。用土
土質は特に選びませんが、出来るだけ水はけがよく、肥沃な土(=腐葉土が入ったもの)が好ましいです。庭土に3割か4割ほど追加してよく混ぜておきましょう。庭植え

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日光を好みますが、耐陰性もあり半日陰くらいならば問題なく育ちます。北海道南部に自生しているので寒さに強く植物で防寒は不要です。
剪定について
時期
春(3月〜4月)か秋(9月〜10月)に剪定します。夏前後に刈り込みを行うと、剪定によって出てきた新芽が強い日光に当たって枯れてしまいます。剪定は7月から9月には行わないようにします。
まだ枝がはっていない若い時期ならば問題ないのですが、徐々に枝がはってくると梅雨の長雨に蒸れて枝が枯れこんでくることがあります。そこで、梅雨の前に中の枝をさばいて風通しをよくしてやります。これをしていないと害虫が増えて、黒スス病などが発生します。
手順
成長が早く、荒い樹形を楽しむにしても、邪魔になってきますので、適当に形を整えます。アイスクリームのダブルのような幾何学模様の刈り込みをしても大丈夫です。強く刈り込んでも枯れることは無いのですが、剪定を行う時期によっては枝枯れを起こします。強い剪定をした後の2月に肥料をやってエネルギー補給をします。
先祖返り
斑入りの枝を育てていたのに斑入りじゃない普通の緑のマサキが出てくることがあります。斑入りは「変異」したもので、緑のマサキがどうしても生えてきます。しかも緑のマサキの方が繁殖力が強いために、そのままにしておくと斑入りじゃないマサキの枝が優勢になっていきます。そこで、斑入りじゃない枝は見つけ次第切り落とします。これは時期は関係ありません。病害虫
ウドンコ病ウドンコ病は白い粉を吹くカビ。春から梅雨に発生する。原因となる菌は、そこいらへんに常在しているので完全に防ぐことはできない。マサキは風通しが悪いと発生しやすい。マサキは生垣にすることが多く、生垣にするってことは葉っぱ・枝を密生させるものなので、発生しやすいのはしょうがない。嫌なら植えないほうがいい。
ウドンコ病が発生したら、病気部分を取り除いて、薬剤(ベニカネクストスプレーなど)を散布する。ウドンコ病はマサキが健康ならば、自然治癒するが、あんまり期待しないで、ちゃんと対応したほうがいい。
ユウマダラエダシャク
尺取り虫の仲間。黒い。薬剤(ベニカ)を散布して駆除。
ミノウスバ
マサキ類専門の害虫。専門にしている虫って、丸坊主にする勢いで食べるので、早めに対応する。
病害虫と対応の農薬
イラガ→ サンヨール液剤AL
カイガラムシ→ カダンK
ケムシ類→ サンヨール液剤AL
ロウムシ→ サンヨール液剤AL
ツノロウムシ→ サンヨール液剤AL
イラガ→ サンヨール液剤AL
カイガラムシ→ カダンK
ケムシ類→ サンヨール液剤AL
ロウムシ→ サンヨール液剤AL
ツノロウムシ→ サンヨール液剤AL
特徴・由来・伝承
2mほどに成長する低木、常緑で斑入りの品種がよく流通していて庭木として植えられています。花が6月前後に咲いて、それが冬に赤い実をつけます。実もきれいで、大気汚染にも強く、剪定にも強く管理が楽です。オウゴンマサキ・ギンマサキ・斑入りギンマサキ・ベッコウマサキなど、江戸時代から品種改良が進んでいたので、園芸品種は多い。
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