オオニソガラム(大甘菜)

科名 | キジカクシ科 |
属名 | オーニソガラム属 |
学名 | Ornithogalum |
別名 | 大甘菜 |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
スポンサーリンク
オオニソガラムとは?
オオニソガラムはキジカクシ科オーニソガラム属の球根植物。全体的に鮮やかな白い花を咲かせ、花は下から上へと順番に咲いていき、一本の花で結構長く楽しめます。切り花にしても、上まで咲き切るのがうれしいです。オオニソガラムには南アフリカ原産の半耐寒性の種と、中東・ヨーロッパあたり原産の耐寒性の種があり、前者は寒さに弱いので掘り上げる必要があるものもあります。このページではオオニソガラムの栽培についてまとめていますが、種によって植え付け時期、耐寒温度などが全然違いますので、詳細はそちらで確認してください。
花が終わって以降も葉っぱは残りますが、そのままにしておきます。葉っぱは日光を浴びて翌年の花芽を球根内につくるために必要です。夏が近付き、暑くなってくると、自然と葉っぱは枯れて来ます。枯れるまではむしらないようにしましょう。
オオニソガラムの仲間・種




水やり
球根で比較的乾燥に強く、乾燥した土地を好みます。秋に球根をうえつけた直後くらいに、水のやりすぎて枯らすことがよくあります。水やりは「土が乾いていたら」です。土を触ってみて、濡れているようであれば、水は控えます。肥料
肥料はあまり必要ではなく、球根ないに今回開花するための栄養はすでにあるので、それが十分であれば肥料がなくても開花はします。ただ、来年も開花させるのであれば、葉っぱがある時期は1ヶ月に一回、極少量の固形化成肥料をやるか、1ヶ月に1回か2回液体肥料をやる程度にします。ただ、肥料が多いと逆に開花しなくなったり、肥料が多いと球根が腐りやすいのであくまで控えめ。もしくは寒肥として2月あたりに1回だけ固形肥料を少量やるだけにします。
植え付け
酸性土を嫌い、中性・弱アルカリの土を好むので庭植えする場合は前もって苦土石灰を混ぜて中和させてから植え付けましょう。水はけのよい土を好みますので、庭植えする場合で土が粘土質の家は、川砂・軽石などを混ぜて、水はけをよくして、腐葉土と堆肥を2割ほど追加して、少量の化成肥料を入れて混ぜて用土とします。水はけが悪いと球根が腐ってしまうことがあります。
鉢植えにする場合は、市販の花と野菜の土か、市販の土に川砂を混ぜて水はけをよくするか、赤玉土5腐葉土3川砂2を混ぜた土に堆肥を追加して植え付けをします。市販の土には肥料が含まれているので肥料は入れません。
球根一個分の深さに、球根三つ分の株間を開けて植え付けます。
管理場所・日当たり
春から初夏はできるだけ日当たりで管理してください。日当たりが確保できないなら半日陰でOK。日光が少ないと花が咲かないこともあります…と書いてあるサイトもありますが、そーでもないです。結構頑張ってくれます。ただ、日当たりが悪いと徒長して、ヒョロ長くなって不恰好になることはあります。冬の寒さに弱いタイプは霜に当たらないようにし、寒波が来る場合は室内に取り込みます。
花ガラを摘む
花がしぼむと種を付けようとするので、しぼんださきから摘み、全ての花が咲き終わったら、茎を根本あたりから、バッサリと斬ってしまいます。もしくは一番下の花が開花したら、花茎の根元から切って切り花にします。水揚げすると長期間花を楽しめます。掘りあげるべきか?
本来は、葉っぱが枯れたら掘り出して、風通しのよい涼しい日陰で管理しなくてはいけません。本当は掘り返すべきなのでしょうが、面倒ですので、多くの人は植えっぱなしです。土の水はけ次第で問題なく毎年芽を出します。といっても、株が増えてきて、3年くらいで、球根が窮屈になってきます。3年に一回は分球を兼ねて植え替えをしましょう。スポンサーリンク