ダイモンジソウ(大文字草)

科名 | ユキノシタ科 |
属名 | ユキノシタ属 |
学名 | Saxifraga fortunei var. incisolobata |
別名 | 大文字草 |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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ダイモンジソウとは?

ダイモンジソウは自生場所は、二種類あります。ひとつは、高山の日当たりのよいところ。もう一つは、低地の半日陰か日陰。日当たりがいい方が花がよく咲きますし、生育も良いですが、日当たりがよいと、乾燥して高温になって、ダイモンジソウには厳しい環境になりますので、日当たりより「水もち」と「高温対策」の方が大事です。
水やり

春と秋は毎日土の状態を見て乾いているようであれば、水をやって、受け皿の水を捨てます。夏は毎日二回、同様に水をやって受け皿の水を捨てるようにします。冬は、その頻度を減らします。
肥料
開花時期はよく咲くので、3月〜10月は薄い液体肥料を2週に一回やります。肥料が多いと調子を崩します。真夏は肥料をやらないか、さらに薄めて施肥します。植えかえ
時期と頻度
鉢底から根が見えるなら根詰まり寸前ですので植え替えをします。植え替えは休眠している2月〜3月に行います。この時期であれば土を落として、同じ大きさの鉢に植え替えも可能です。この時期を逃した場合は、4月〜5月の芽が活動している時期に植え替えをしますが、この時の植え替えは古い土を落とさないで植え替えてください。根をいじると生育不良を起こします。用土
山野草の培養土で植え付けをします。自作する場合は赤玉土4鹿沼土3ココピート3を混ぜたものを使います。植え替え手順
2月〜3月に植え替えるなら、古い土を三分の一ほど落として、同じ大きさの鉢に植え替えるか、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。4月〜5月に植え替えるのであれば土を落とさないでひとまわり大きな鉢に植え替えます。鉢底の穴を網で塞いで、その上に土を流出しないようにするための鉢底石(軽石)を2cmか3cmほど入れ、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後に水をしっかりやったら完成です。
管理場所・日当たり
ダイモンジソウの管理場所は日当たりのよい、風通しの良い場所が適しています。山野草なので、真夏の暑さに弱く、真夏に日当たりにおいていると葉っぱが焼けて傷んでしまいますし、乾燥でカラカラになります。真夏は半日陰か日陰に移動させてください。<春>日当たりか半日陰で管理します。直射日光が強いのであれば、半日陰や日陰に移動させてください。梅雨に雨が当たるのであれば、軒下に移動させて下さい。梅雨や秋の長雨に当たると腐ってしまいます。
<夏>風通しの良い半日陰や日陰に移動させます。ダイモンジソウは暑さに弱く、夏に涼しい場所で管理するようにしてください。
<秋>秋も春同様に日当たりか半日陰で管理します。秋に長雨が続くのであれば、軒下で管理して下さい。
<冬>冬は地上部が枯れて休眠します。根が凍らないように、してください。冬に寒風が吹きすさぶような場所においていると、株が弱って春に芽が出にくくなります。寒風の当たらない、軒下で管理します。
病害虫
灰色カビ病低温で湿度が高いと発生するカビ。風通しをよくすることで発生は抑えられるので、風通しの良い場所に移動させる。発症箇所は取り除きます。
ハダニ
乾燥すると発生するので、ハダニが発生する時点でダイモンジソウにとってかなり「よくない環境」だと思われます。とりあえずハダニは薬剤などで駆除して、管理場所・水やり頻度などを見直します。
ヨトウムシ
昼間は土中に潜んで、夜になると出てきて葉っぱを食べる芋虫。対応する薬剤があるので使うと一気に駆除できます。
アブラムシ
新芽にたかって変形させるので、発生したら早めに駆除しましょう。
特徴・由来・伝承
5枚の花びらのうち下側二枚が長く、漢字の「大」に似た花を咲かせるユキノシタ科の植物。最近ではダイモンジソウの品種改良版で、あまり「大」の字になっていないものも見かけます。中国や日本に分布する植物で、岩壁などに根を張って育つ植物です。一口にダイモンジソウといっても、変異種が多く、園芸品種もさまざま、また自生する環境によっても性質がかなり違います。
本来は白い花ですが、流通するダイモンジソウは八重咲き品種や、濃いピンクや淡いピンクのものもあり、和風の雰囲気と小さくまとまる手軽さから、人気の花です。
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