ミルクブッシュの育て方

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ミルクブッシュの基礎データ

ミルクブッシュ
科名
トウダイグサ科
属名
ユーフォルビア属
学名
Euphorbia tirucalli
別名
青珊瑚
耐寒
5度
水やり
乾かし気味に
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ミルクブッシュの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ミルクブッシュとは?

ミルクブッシュはトウダイグサ科ユーフォルビア属のエチオピア・南アフリカ・スーダンに自生する多肉植物です。サボテンのように乾燥に強く、水をやりすぎると腐って枯れてしまいます。他の観葉植物と同じように水をやらないでください。

ミルクブッシュは切るとポインセチアと同じように白い汁が出ます。これに触れると炎症を起こす人がいます。剪定・植え替え作業の際は手袋をしましょう。敏感な人は汁に触れなくても、室内にミルクブッシュがあるだけで体調が悪くなることがあります。
参考:ペットに危険な観葉植物たち

水やり

ミルクブッシュは乾燥に強く、水をやりすぎるとグチャグチャに腐って枯れてしまいます。土が乾いて白く変色してからやっと、水をやってください。水をやるときは鉢底から染みだすくらいに、たっぷりとやります。

見た目が「多肉植物」っぽくないので、ついつい観葉植物と同じ感覚で水をやってしまい、枯らせることが多いので気をつけましょう。

春〜夏に戸外で管理する場合は、ときどき、水やりのついでに葉っぱに水をかけてやって埃(ほこり)を洗い流すといいです。ハダニ予防にもなります。室内で管理している場合は、濡れた布やティッシュで埃(ほこり)を拭き取りましょう。

冬の水やり

冬は気温が下がることで生育も鈍ります。20度を切ったあたりから水やりを減らし10度以下になったら水やりは控えます。それ以降は水やりはほとんどしないでいいです。月に一回、水をやるかどうか、そのくらい乾燥気味に管理します。

また、春〜秋のように鉢底から水が出るくらいにやらず、土の表面が濡れる程度の水やりに控えます。たっぷりと水をやっていると、春までに寝くされしてしまいます。

肥料

初夏から秋の間に薄い液肥を月に二回ほどあげます。基本的に肥料はあまり必要では無いです。肥料が多いと根腐れの原因ともなりますので、あくまで控えめにしておきます。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替えの適期は5月か6月です。それ以降(7月〜10月)でもいいですが理想は5月〜6月です。2年か3年に一回植え替えをしてください。

用土

市販されている「多肉植物の土」「サボテンの土」を使います。自分で混ぜて作る場合は赤玉土腐葉土1川砂3を混ぜて植えかえをします。

植え替えの手順

古い鉢から株を取り出し、土を3分の1ほど落とします。ひとまわり大きな鉢か、同じ大きさの鉢を用意します。極端に大きな鉢に植え替えると冬に根腐れしやすいので1号か2号だけ大きな鉢にしておきましょう。

新しい鉢の鉢底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を入れ、用土を入れて株を入れて、隙間に用土を入れていきます。最後に水をやって完成です。

植え替え後から1週間〜2週間は半日陰〜日陰で養生してから、日向に移動させるといいです。

ミルクブッシュの管理場所・日当たり

日当たりを好みますが、多少の日陰にも耐えます。春から秋にかけては戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理します。日光に当たって十分な水があれば成長します。

真夏の直射日光には葉焼けすることがあります。真夏は戸外の半日陰か、室内の明るいところで管理するようにします。どうしても直射日光に当たる場合は、寒冷紗・ヨシズなどで遮光してあげます。

越冬

ミルクブッシュは冬の寒さに弱く、5度以下になると枯れてしまいます。冬は室内に取り込みます。5度以上が最低です。出来れば10度以上の場所で管理します。霜に当たると枯れてしまいますので秋まで戸外で管理している場合は、入れ忘れに注意してください。うっかりして霜にあたると枯れます。

ミルクブッシュの剪定

ミルクブッシュ:ミルクブッシュの剪定
邪魔になった枝を適当に剪定します。これといったコツなどはありません。邪魔なものをハサミなどで切るだけです。

ただし、切ったところから白い汁が出て来ます。これが皮膚にあたるとかぶれますので、剪定をするときは、手袋をして作業しましょう。自生地では樹液を薬に使うらしいですけどね。

病気・害虫

ハダニ
乾燥すると発生し、植物の汁を吸います。葉っぱに霧吹きで水をかけることで予防できます。株が健康なら発生しにくいです。

アブラムシ
葉っぱにたかって汁を吸い、弱らせます。

カイガラムシ
春〜秋に戸外で管理していると発生しやすい。室内でも発生することがあるが頻度は少なくてすみます。発生したら歯ブラシで削ぎ落としてください。株が健康なら発生しにくいので、日光・水やり頻度・肥料などの条件を見直しましょう。

ナメクジ
春〜秋の湿度の高い環境で発生しやすい。葉を食べ、ヌラヌラと光る跡を残す。誘引駆除剤がよく効くので、他の植物のためにも春〜秋に何度かまいて駆除しておくといいです。

ダンゴムシ
本来は枯葉しか食べないが、食べるものがないと生葉を食害します。ダンゴムシは食害というよりは「見たら不快な害虫」なので、薬剤を散布して駆除した方がいいでしょう。

バッタ
戸外で管理していると、近くの雑草などからやってくる。雑草を除草すると予防になります。
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