カタバミ(片喰)の駆除の方法は?
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最終更新画像投稿カタバミの基礎データ
- 科名
- カタバミ科
- 属名
- カタバミ属
- 学名
- Oxalis corniculat
- 別名
- 片喰、酢漿
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
カタバミとは?
カタバミはカタバミ科カタバミ属(オキザリス属)の宿根草(多年草)。地下に球根があり、その球根から、太い根を出し、また匍匐枝(ランナー)でも増え、花が咲いてサヤがなり、そのサヤが弾けて種が勢いよく1mも飛びだして繁殖します。また、種子は少し粘り気があって、靴の裏にでもくっついて、誰かが運んでくることもあります。ほとんど出来うる限りの繁殖方法で増えるため、見た目は愛らしいが、一度生えてくると駆除が難しい雑草。
夜になると葉っぱを閉じます。
カタバミ属の学名が「オキザリス」。冬に庭に植えるオキザリスは同属の仲間です。カタバミという植物は日本に古来からあって、家紋のモチーフにも使われています。日本ではその旺盛な繁殖力から「子孫繁栄」のシンボルとされています。
葉にシュウ酸水素ナトリウムなどが含まれていて、噛むとすっぱい。そこで、地方では「すいば」=酸っぱい葉とも呼ばれます。生薬としても使われ、炎症、解毒、下痢止めに効果があるとされます。
なんて聞くと日本人の生活に馴染んだ植物だなとは思うのですが、しぶとい雑草であることに違いはありません。カタバミはサビ病の中間宿主!
カタバミはトウモロコシのサビ病の中間宿主です。カタバミに寄生していた菌が春になると周囲2キロのトウモロコシに感染して発症します。トウモロコシを栽培している場合は、早めに駆除しましょう。
駆除方法
芝生の場合の薬剤
芝生の隙間にカタバミが生えてきます。少量であれば、抜けばいいですが、あっという間に侵食してやられます。結局は除草剤頼みです。ザイトロン・MCPソーダ塩という薬剤なら芝生を残して駆除できます。
庭のグランドカバーに芝生が優れているのは歴史があり、対応する薬剤や資材が多くあるところです。とにかく薬剤で駆除
単にカタバミを枯らすだけなら、グリホサート系のラウンドアップ・サンフーロンなども効果があります。グリホサート系は植物の栄養を遮断して枯らす薬剤で、植物に塗って効果を発揮します。手間がかかるんですが、カタバミだけに塗って枯らすことも可能です。
土を入れ替えて駆除?
土ごとひっくり返して、清潔な土に入れ替えるという乱暴な手法もあります。しかも一回で駆除出来ることもなく、何度か繰り返してやっとです。それに、上に書きましたように、カタバミの種子は靴の裏にくっついて移動してくるので、土を入れ替えれば、今後2度と生えてこないということもありません。
結局、その都度、手で引っこ抜いたり、除草剤で駆除するしかありません。最後に
カタバミは見た目がかわいいのですが、しぶとい雑草です。草丈が低く、花が可愛らしいので見過ごされることも多いですが、同じ生息域の植物を駆逐することもあります。こういうことは早めの対処がコツです。
その他の雑草は以下のページを参考に。
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