ドウダンツツジの育て方は?

ドウダンツツジ(灯台躑躅・満天星)

ドウダンツツジ
科名ツツジ科
属名ドウダンツツジ属
学名Enkianthus perulatus
別名灯台躑躅・満天星
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
剪定

ドウダンツツジとは?

ドウダンツツジとは?
文章の修正ドウダンツツジはツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。密に枝が生え、刈り込みにも強く生け垣用として栽培されることが多いです。
文章の修正春にはすずらんのような馬酔木にも似た小さな花がすずなりになって咲きます。秋には葉がもみじのように真っ赤に紅葉します。
文章の修正雰囲気が日本庭園にぴったりな樹木です。頑健で育てるのもとても楽です。切花としても利用され、水下がりもせず、よく生け花に生けてあります。

一年を通じて日当たりのよい戸外で栽培します。日光が不足すると鮮やかな紅葉になりません。耐暑性があり 耐寒性があり寒さにとても強いので屋外でもなんなく越冬できます。

乾燥に弱いので鉢植えの場合、夏の暑い時期は反日陰に移動させて乾燥を防ぎます。庭植えの場合は根元にワラや腐葉土を敷いて乾燥を防ぎましょう。地表近くにたくさんの細い根を張りますので庭植えは、浅植えにして水もちの良い土を混ぜ込んでください。
樹高1m〜5m…一般家庭の庭に植えると2m前後におさまります。
ドウダンツツジ苗
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ナチュラルガーデンに向いてる植物の一覧

水やり

庭植えの水やり

水やり
文章の修正庭植えにした場合は、根付いたあとは真夏以外は降雨だけで十分です。真夏は乾燥しやすく、乾燥しすぎると枯れなくても翌年の新芽や花芽に悪影響がありますし、秋の紅葉が鈍くなります。
文章の修正あまりに乾燥する場合はドウダンツツジの根本に腐葉土やワラを敷いてマルチングをして蒸発を防ぎましょう。

鉢植えの水やり

文章の修正鉢植えにした場合は、土が乾いていたら水をしっかりとやってください。夏は1日二回朝と夕方しっかりと水をやります。昼に水やりをすると水が沸騰するので昼は避けましょう。冬は水やりを控えめにします。土が乾いてから2、3日経ってから水をやるようにします。

肥料

文章の修正肥料は2月に一回、5月〜6月か9月のどちらかに一回やります。2月は寒肥で春以降の新芽のための肥料で、5月〜6月か9月は開花・結実で消耗した栄養の補給のためです。この時期に化成肥料か、油粕4骨粉6を混ぜたものを根本に置きます。

化成肥料
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植えつけ・植え替え

時期・頻度

植えつけ・植え替え
文章の修正11月〜12月か2月〜3月の落葉時期に植え付けます。鉢植えも落葉時期に植え付け・植え替えをします。鉢植えの植え替えは2年か3年に一回やりましょう。

用土

文章の修正ドウダンツツジは有機質の多い、酸性で、水はけと水もちがよい用土を使用します。

鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)5:酸度未調整ピートモス3:腐葉土2の割合で混ぜた土がよいでしょう。市販の花木用培養土を用いて、同量の赤玉土(小粒)または鹿沼土を混ぜてもかまいません。庭植えの場合は、植え穴を掘った土に、堆肥や酸度無調節のピートモス、腐葉土を全部で2~3割混ぜておきます。

庭植え

文章の修正庭植えの場合は、植え付けの一週間前に深さ50cmの穴を掘り、掘り出した土に対して2割〜3割くらいの腐葉土か堆肥かピートモスを入れ、化成肥料を規定量入れてよく混ぜておきます。一週間で土が馴染むので、一週間後に、土を半分穴に戻して、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
ピートモス
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ドウダンツツジは根が浅く、広くつく性質なので深植えにならないように根を広げるように浅めに植え付けましょう。

並べて植える場合は、株間は50cm〜60cm空けて植え付けてください。生垣にする場合は株間を40cmにします。株がぐらつくときには支柱を立ててください。

鉢植え

文章の修正最近は庭植えではなくて、小さな5号6号の鉢や、10号鉢に植えて庭やベランダ(日当たりなら)で育てる人も多くなっています。樹高1mから5mにはなりますが、成長が遅くて、大きくなりすぎる前に剪定すれば問題ないです。

一回り大きな鉢を用意して、鉢底に鉢底網(鉢底ネット)を敷き、その上に鉢底石(軽石)を2センチから3センチ敷いて、その上に用土を入れ、株を入れて隙間に用土を詰めていきます。最後に水をやって完成です。

植え替えの場合は、根鉢を軽くほぐし、一回り大きな鉢に植えましょう。

管理場所・日当たり

管理場所・日当たり
文章の修正日当たりか半日陰の場所で育てます。出来るだけ日当たりがよいですが、半日陰でも育ちますし、少々日当たりが悪くても生育します。ただ日当たりが悪いと秋の紅葉も鈍くなり、開花も鈍くなり、枝ぶりも荒くなるなどデメリットが多いです。

真夏の暑さには問題ありません。ただし、乾燥で傷むので乾燥するのであれば株元に腐葉土やワラを敷いてマルチングをして乾燥を防ぎましょう。

越冬

文章の修正冬は落葉し越冬します。耐寒温度はマイナス25度で、防寒の必要はありません。寒冷地でも戸外で十分越冬します。東北なら防寒は不要。ただし、雪が積もることによって枝が折れて樹形が不格好になるので、雪が積もらない・雪が落ちて来ない場所で育てるといいです。もしくは雪が多い地域は雪囲いをしましょう。

雪囲いについては以下のページを参考にしてください。

剪定

剪定
文章の修正8月に花芽ができ、これが翌年の春に開花するので、8月以降に剪定すると花芽を落とすことになります。一般的には開花後の5月〜6月に樹形を軽く整え、高さを抑えるように剪定する程度にして、自然樹形をいかすようにします。

生垣にする場合は、いつでも刈り込んでよく、刈り込んで葉を密に出させます。ただ、この場合は花が咲きづらいので一般的には自然樹形を生かした剪定が多いです。

剪定についての詳細は以下のページを参考にしてください。

病気・害虫

文章の修正病気
かかりやすい病気はとくにありません。

カミキリムシ
幹に卵を産みつけ、幼虫が幹内を食べ進み、ドウダンツツジを枯らすこともあります。発生すると、株元にオガクズのような糞が出てくるので、見られたら、薬剤を糞が出ている穴に注入して駆除し、穴に癒合剤を塗って塞ぎます。性質と薬剤は以下のページを参考にしてください。

カイガラムシ
蝋に覆われた虫で、薬剤が効きにくいです。発生したら歯ブラシで削ぎ落としましょう。排泄物に黒いカビが生える「スス病」が発生することがありますので、早めに駆除しましょう。

ハダニ
高温乾燥時期になると発生する小さなダニで葉っぱの裏に潜んで汁を吸って、弱らせます。枯れることはないですが、排泄物にスス病が発生して見窄らしくなることがあるので、早めに駆除しましょう。性質と薬剤については以下のページを参考にしてください。

アブラムシ
植物の汁を吸う虫で、排泄物にスス病が発生するので、発生したら薬剤で駆除したいです。

特徴・由来・伝承

文章の修正落葉広葉樹で成長すると三メートルほどになります。関東以西の暖かい地域に生えます。といっても自生している地域は少ないです。

冬は落葉し、春に新芽が芽吹きます。新芽が芽吹いたあとに花が咲きます。花はスズランような…花が下に垂れ下がる形で、目立ちすぎず愛らしいです。花よりは葉っぱや樹形を楽しむ植物で、生垣などに利用されます。

ドウダンツツジは小さな花が夜空の星星のように見えるところから漢字だと「満天星」と書かれます。
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ツツジ科

ペルネチアペルネチア
クランベリークランベリー
ナツハゼナツハゼ
カルーナ・ブルガリスカルーナ・ブルガリス
ブルーベリーブルーベリー
ビルベリービルベリー

9月〜10月に開花している植物

ツメレンゲツメレンゲ
ペンタスペンタス
キャットテールキャットテール
アロエベラアロエベラ

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