レモンタイムの育て方

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レモンタイムの基礎データ
レモンタイム
科名シソ科
学名Thymus X citriodorus
別名ゴールデンタイム
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像投稿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
剪定
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レモンタイムとは?

レモンタイムはシソ科イブキジャコウソウ属の常緑低木ハーブ。立性のタイムで育てるのは簡単。寒さにも強い(耐寒温度はマイナス15度)。霜に当たると、地上部が枯れてしまいますが春になれば芽を出します。触れるとレモンの香りがします。

その他のタイムやレモンの香りがするハーブについてはタイムの種類品種と性質の一覧まとめレモンの香りがするハーブの一覧のページを参考に。

水やり

鉢植えの水やり

乾燥気味の状態を好みます。鉢の土が乾燥しているようであれば水をやります。土が常時湿っているようだと根が腐ったり、葉っぱが蒸れて枯れてしまいますので、水をやったら、次に水をやるのは土がしっかりと乾いてからにします。

冬は生育が鈍くなるので水やりを控えます。土が乾いてから数日経って水をやる程度。

受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。根腐れの原因になります。特に冬は溜めないようにします。

庭植えの水やり

根が拡がるまでは水を吸い上げる力が弱く、水切を起こしやすいので、植え付け直後一ヶ月ほどは庭植えでも様子を見て水やりをしましょう。その後はほぼほぼ降雨だけで十分です。ただし、夏にあんまりに日照りが続くようなら水やりをしましょう。

夏の水やりと蒸れ対策

夏は蒸れて枯れてしまいやすいので、水を控えますが、温暖化の影響もあってあまりに水を控えると当然乾燥で枯れてしまいます。夏前にバッサリと切り戻して蒸れ対策をしてから、水をやるのが良いです。鉢植えならば真夏は半日陰に移動させます。

肥料

肥料はなくてもいい。なかったから枯れるということはない。特に庭植えでは肥料は不要。鉢植えの場合は、肥料不足になることがあるので真夏以外の生育時期に薄い液体肥料をやるといい。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは春(3月〜6月)か秋(10月前後)に行います。

鉢植えにした場合は二年に一回か毎年か、春に植え替えをします。レモンタイムは根の張りが早いです。

用土

レモンタイムは酸性の土を嫌います。日本の土は放置しておくと自然と弱酸性になりますので、庭植えする場合は植える二週間前に苦土石灰を混ぜ込んで中和させます。苦土石灰は土を中和するのに時間が掛かります。

市販の土は中和されていますので問題ありません。

用土はこれといって選びません。大抵は市販の土で植え付けをします。ハーブ用の土が販売してありますから、これを利用しましょう。

鉢植え

鉢底の穴を網で塞いで、その上に軽石2cmか3cmほど敷いて、その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れます。鉢を揺らすと隙間ができるので、その隙間に用土を入れてを繰り返します。揺らしても隙間ができなくなったら、水をやって完成です。

植え替えの時はできれば土を落とさず植え替えますが、同じ大きさの鉢に植え替えるのであれば丁寧に古い土を落として、傷んだ根を切って植え替えることも可能。植え替えの時に株分けも可能(ただし回復に時間がかかる)。

庭植え

植え付けの2週間前に深さ30cmの穴を掘って耕して苦土石灰を混ぜて中和させます。そして植え付けの1週間前に土があんまりに硬いなら腐葉土を足し、水はけが悪いなら川砂や軽石を追加して、土を作る。株を入れ、隙間に土を戻して、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

日当たりでも日陰でも育ちますが、さすがに日陰だと香りも生育も鈍くなるので、半日陰ていいでしょう。非常に頑健です。蒸れに弱いので、夏の蒸れ対策に風通しのいい場所を優先し、庭植えにするならば年間を通して風通しの良い半日陰の場所が適しています。

鉢植えならば夏は半日陰に移動させます。日光が当たって熱くなるコンクリートの上などは絶対に避けます。

生育温度は15度から20度。春と秋に生育し、夏は暑さで生育が鈍くなる。
耐寒温度はマイナス15度。寒さに強く、土の凍結に耐える。防寒は不要です。

剪定・切り戻し

レモンタイムは蒸れに弱いので、梅雨前に収穫をかねて全体を三分の一くらい刈り込んでしまいます。痛んだ葉っぱをむしって風通しをよくしておきます。
梅雨前に刈り込まないでいると蒸れて、それはもう汚く茶色く変色してしまいます。

病害虫

香りがあるから虫を避けそうですが、意外と虫に食べられる。ベニフキノメイガの幼虫、ハダニバッタヨトウムシアザミウマスリップス)、コガネムシの幼虫などが発生します。

特徴・由来・伝承

コモンタイムの仲間。葉っぱに触れるとレモンのような香りがします。コモンタイムよりもさわやかな香りがします。

庭で育てて真冬以外はいつでも収穫し料理に使うことが出来ます。コモンタイムは香りが強くピザなどに使います。レモンタイムはお茶やデザートの香り付けにむいています。ただし、妊娠中は摂取しないでください。
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