アシナガバチ(足長蜂)…性質と駆除と寄せる方法

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アシナガバチとは

アシナガバチはスズメバチ科アシナガバチ亜科に属するハチ。庭やベランダに植物を植えると、ほとんど漏れなくやってくる。スズメバチのような攻撃性は無く、大きさもスズメバチに比べれば小さいのですが、あの黄色と黒のストライプはやっぱり怖い。自然界では黄色と黒の組み合わせは、警告色といって、「僕って危険な動物ですよ~」と主張している色なんです。

ちなみに道路標識などで近寄ってはいけないところには黄色と黒の配色がしてあるのはこのためです。
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毒がありますから!!

アシナガバチには毒があり、その毒は決して弱いものではありません。スズメバチほどではないのですが、アナキラフィシーショックを起こし、死んでしまう人もいます。

おとなしい蜂ですが、巣を刺激されると攻撃的に

アシナガバチが人を襲うのは巣を刺激されたときくらいのもの。庭で水を撒いているくらいではそうそう刺されません。基本的には攻撃性は低く、おとなしいハチです。

巣に注意!!

ただし、巣を刺激すると攻撃してきます。アシナガバチの巣が高い位置にあるとは限らず、草むらの中に作ることもあるので、注意はしておかなくてはいけません。軽い気持ちで伸びた草を伐採していて、巣を刺激してしまい・・・・・・注意しましょう。

アレルギー体質の人は毒性の低いアシナガバチでもアナキラフィシーショックを起こすことがあります。そういう体質の人は気をつけましょう。

見た目に反して益虫!

アシナガバチは植物を巡回して「芋虫」「毛虫」などを捕まえて巣に持ち帰っています。チャドクガやイラガの幼虫も食べます。アシナガバチがそこらへんを巡回してくれている間は、葉っぱを虫に食い荒らされることは、ほとんどありません。

あぁ、なんてありがたい話。

植物に水をやっているときも、ブンブンと飛び回っています。やっぱり怖い。怖いが益虫なんだ。攻撃してこないから大丈夫、と自分に言い聞かせて、知らん振りで水をやります。ふと見ると、くぼみに溜まった水をアシナガバチが飲んでいるではないか。うーん。なんだかかわいいやつ。妙に愛着が。

ところが花や実も食べる

虫を食べるだけだと思っていたら、植物の実や、場合によっては花も食べるのです。といってもあくまでメインは虫を食べる肉食で、ガーデニングをしている上では「食害」と呼べるレベルには至らない。ただ、花屋さんなどではアシナガバチは注意! 胡蝶蘭の花を食べて穴を空けることもありますからね!

近くに巣を作ったら…駆除

管理人がベランダでゴーヤを育てていたところ、ベランダにアシナガバチが巣を作りました。まだ小さかったので殺虫剤を撒いて撤去。大事には至りませんでしたが、やっぱり、そんな近くに作られては困ります。

庭や家や敷地内に巣がある場合は、駆除した方がいい。巣が小さいうちであれば蜂駆除のスプレーで駆除します。スプレーはホームセンターなどで売っています。巣が大きくなっていたら、業者に依頼するか、自治体に相談しましょう。
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アシナガバチに来てほしい!

野菜を育てていると虫が発生しやすい。しかし野菜なので農薬は使えない、使いたくない。そんなとき、アシナガバチが虫を食べてくれると非常に嬉しい。ちなみにアシナガバチが寄ってくる環境はスズメバチもやってくる環境なので、注意してください。

水場を作る

アシナガバチは植物と虫と「水場」があると、飛んできます。この水場を用意してやるのがアシナガバチを寄せるコツ。睡蓮鉢に水を張ったり、小さな池を作っておきます。しかし季節によってはボウフラがわきますから、ケースバイケースで判断しましょう。
あくまで、上記のアシナガバチの危険性を理解した上での話です。
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