「プリムラ・ジュリアンの育て方」の目次
プリムラジュリアン

科名 | サクラソウ科 |
属名 | プリムラ属 |
学名 | Primula × juliana |
水やり | 水控え目 |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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プリムラジュリアンとは?

ジュリアンは分類上では多年草ですが、夏の暑さと湿気に枯れてしまうので一年草扱いです。ただし、夏越しは不可能ではなく、30度以上になったら風通しのよい日陰で管理すれば、地域によりますが夏越し可能です。ただ、単価が安いので無理に夏越しせず、毎年買い換えた方が安上がりで気が楽です。
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水やり

●夏は蒸れやすいし、暑さのあまりに生育が鈍くなっていますので、水は控えめに。
肥料

植え付け・植えかえ

時期
植え替えの理想時期は、夏越しして気温が下がった…最高気温が20度以下になり、霜が降りるほど寒くなる前の9月〜10月です。一年か二年に一回植え替えをします。土を崩さず、根をいじらないのであれば開花している時期でも植え替えは可能です。店頭販売の苗は根詰まり寸前なので、開花している時期でもいいので、ひと回り大きな鉢に植え替えるといいです。
用土
用土は一般的な培養土(花と野菜の培養土)か、自作するならば赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。鉢植え

植え替えが必要な理由は以下のページを参考にしてください。
開花している時の植え替え

管理場所・日当たり
冬
ジュリアンは日当たりを好みますので、ベランダの日の当たる場所などに置いてください。日当たりが悪いと花が咲かなったり、日光不足で葉が黄色く変色することもある。寒さには耐性があり、逆に暑すぎると、花がつかなくなります。人が活動するには寒いくらいの場所(室温5度〜15度)で管理してください。3度以上で霜に当たらなければ戸外でも大丈夫です。霜に当たると枯れてしまいます。
春
気温が高くなると…最高気温が20度以上になると、徐々に花が咲かなくなります。高温が苦手なので、半日陰へと移動させます。夏越し

秋
暑さに弱いので秋になっても暑いなら…25度以上になるなら明るい日陰で管理しましょう。最高気温が20度以下になったら、日当たりへ移動させます。その後、霜が降りる前に室内に取り込みます。霜は5度以下になると発生しやすくなります。店頭のジュリアンは寒さに弱い
プリムラジュリアンは本来は寒さに強いのですが、お店で売られているモノは温室で育てられているので、寒さに当てると枯れる場合があります。その場合は寒さに慣れるように、まずは室内の日当たり→昼間に戸外→ずっと戸外、各場所で1週間〜2週間ほど慣らしつつ移動してください。種子から育てたり、夏越しした株で秋以降にしっかりと寒さに当てているものは多少の寒さは大丈夫です。それでも霜には当てない方がいいです。枯れないまでもダメージは大きいですから。
栽培作業
花ガラを摘みましょう
次々とツボミが出てきます。充分に日光を当てていればドンドンと絶え間なく花が咲きます。咲き終わった花は小まめに摘んでやってください。終わった花を放置しておくと、病気の原因になったり、花つきが悪くなったりします。ツボミは日光が当たらないと咲かずにしぼむ

葉組みについては以下の記事を参考に。
病害虫
アブラムシ葉っぱや茎、特に新芽の汁を吸う虫で、新芽にたかると奇形になってしまい生育不良を起こす。発生したら早めに駆除したいです。少量ならテデトールし、大量なら薬剤(サンヨール液剤AL・モスビラン・トップジンMスプレーなど)を使ってください。
ハダニ類
葉っぱの裏に潜んで汁を吸う虫で、乾燥を嫌うため、葉っぱに霧吹きで水をかけると予防できるが、ジュリアンはあまり葉っぱへの水やりが多いと夏に腐ってしまうので、発生したらテデトールするか薬剤(サンヨール液剤ALなど)で取り除きましょう。
うどんこ病
高温時期に発生し、葉っぱに白い粉が吹いたような症状になるカビの一種。株が健康なら大事にならないが、高温時期はジュリアンが弱っている時期なので枯れることもあります。薬剤(サンヨール液剤ALなど)で、殺菌します。
灰色かび病
低温で多湿の状況で発生するカビ。梅雨時期に風通しが悪いと発生するので、風通しの良い場所に移動させ、密生しているなら葉っぱをさばきましょう。病変箇所を取り除き、できれば薬剤(モスビラン・トップジンMスプレーなど)を散布します。