自宅で出来る古い土の再生方法(中級者向け)

目次

  1. 古い土をリサイクルする??
  2. 土のリサイクル手順
  3. SNSボタン・関連記事
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古い土をリサイクルする??

文章の修正最初に書きますが、土のリサイクルは初心者には向いていません。出来るならば新しい土を購入する方が楽で、失敗が少ないです。新しい土には適度に配合された土と腐葉土肥料があり、殺菌されていて、ゴミが入っていません。またPHの調整がされていて中性になっています。新しい培養土を買った方が手早く、結局安上がりです。

ともかく、まじめにガーデニングをやっていると不要な土が大量に発生します。特に都市部でマンション住まいでベランダガーデニングをやっていると、土の処分の手段がないか、あっても廃棄が心苦しくて、土のリサイクルをすることになる。地球に優しいんじゃなくて、「仕方なく」って人が多いと思います。

なんにせよ土の処理が大問題になりますので、ガーデニングをやる人にとって「再利用」は一度はトライすることです。このページでは土の再利用についてまとめています。
まとめ
●ここでは、細かいリサイクル方法について書いてある。
●お手軽にホームセンターなどで売っている「土のリサイクル材」を混ぜる方法もあり、そちらの方が一般的で、楽。
●土から根クズなどを取り出し、ふるいで細かく分けて、再利用する。
●できれば、天日干しするなどして殺菌・殺虫する。

土のリサイクル手順

①土の中のゴミを取り出す

文章の修正まず、土を鉢やプランターからひっくり返して取り出します。土の中から目に見える範囲でいいので、根やゴミを取り出します。
根がびっしりと詰まっている場合は、根から土を振るい落とします。少々の土は根と一緒に捨ててしまいましょう。このくらいはどこの自治体も黙認してくれます。
害虫の幼虫や蛹が見つかったら、それも捨てます。ヨトウムシタバコガが発生した場所では土中に蛹がいることがとても多いです。ドングリの実をやや細長くしたような大きさ・形で、ツヤツヤしたこげ茶色の蛹です。
他に捨てるべきは、何かの拍子で混ざってしまった何らかの種子や謎の球根です。目で見て確認できる範囲でよいのでいかにも種子らしきものや由来のわからない不明な球根は捨てたほうがよいです。タカサゴユリなど雑草が混入した可能性があるからです。
●根っこについた土はふるい落としたり手で落としたりします。詰まった根っこをバケツで水洗いすると綺麗に根っこを分けられるのですが、水洗いするとせっかく粒状(団粒構造)になっている赤玉土が潰れてただの赤土になってしまう恐れがあります。そうなると水はけが極端に悪化します。
●ふるい落としやすいように予めよく乾かしてあると根も引っこ抜きやすいし根と土が分離しやすいです。
●土中の根は取り除かなくてもいい!って考えの人もいる。土中の根はいずれは分解される(ただし何年かかかる)し、取り除くのは非常に面倒。古い根に病害虫が潜んでいる可能性と、古い根が新しい根が広がるのを邪魔することがあるのを考えると、やっぱり取り除いた方がいいんだけど、気にしないならそのままでもいいです。根クズの量にもよりますけどね。

②ふるいにかける

文章の修正次に土をフルイにかけます。ゴミと大きな粒(軽石)と小さな粒(粒の形が残っている赤玉土など)とその他の土に分けます。
フルイに掛かった小さな根やゴミは捨ててしまいます。軽石はまた植えるときに底に敷くのに使います。小さな粒ももう一度使います。フルイはホームセンターで売っていますので揃えておいて損は無いです。
●フルイは(他の園芸道具と比べて)錆びやすいことが多いので、使い終わったら土をきれいに取り除き、乾かしてから雨の当たらない場所に保管します。水洗いした場合はざっと水を拭き取ってから念入りに乾かします。

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③消毒

文章の修正土をフルイにかけたあと、土を消毒する必要があります。連作障害の原因の一つは一種の植物を栽培し続けると肥料が偏り、障害が起きやすくなるため。もう一つは土中の「菌」のバランスで、一種の植物を育て続けることで「菌のバランス」が偏って、病気が発生しやすくなる。土の再生のときに「土の殺菌」をするのはこのため。この消毒方法がいくつかありますので、便利な方法をご利用下さい。

文章の修正土を新聞紙やシートの上に広げて日光消毒します
土の中には雑菌や目に見えなくらい小さい虫の卵がまだ残っています。これを日光で消毒します。新聞紙を広げてそこに分けた土をバラまきます。お日様が当たるように薄く広げます。消毒は日当たりのいい場所で夏なら二日間、冬なら四日か五日ほどで完了します。冬は日光が弱いので、家に半日陰の場所しかないのであれば、夏にだけ行いましょう。

ビニールの袋に入れて、日光にあてて消毒
黒いビニール袋か、透明の袋かどちらでもいいので、土を袋に入れて、口を縛ってから日光の当たる場所につるして置きます。一週間以上です。時間があれば三週間置いておきます。ようは日光で熱消毒するってことですので、日光が当たっていなくて袋が熱くなっていないなら意味がありません。

鍋で焼く
ようは殺菌と虫を殺せればいいので、大きな鍋で炒って消毒するって方法です。ただし、コレをやった人の話を聞いたことが無いです。

木酢液で殺菌
冬は太陽光が弱いので、木酢液での殺菌も可能です。透明なビニール袋に土を入れて、木酢液を入れて1週間〜2週間ほど日当たりに放置します。木酢液は酸性ですが、そのうち分解されて中性になります。
●ただし、木酢液に効果がどの程度あるのか疑問視する人もいる。木酢液は虫除けにはなるが、園芸用土を十分に殺菌できるほど効果があるのかは疑問。

木酢液
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④腐葉土・肥料などを追加

文章の修正これに植物にあわせて石灰・肥料・腐葉土・堆肥などを追加します。古い土1に対して、新しく追加する腐葉土・堆肥などの新しく追加する総量は3〜4くらいになります。

日本では放置しておくと土は弱酸性になりますので、酸性土を嫌う植物の場合は苦土石灰などの石灰を入れて中和させます。腐葉土はほとんど分解されていますので追加します。また肥料も追加します。この成分は土のリサイクル剤の中に全て入っていますので、コレが便利です。それでも熱消毒とゴミを取り除く作業はできればやった方がいいです。

これで完成です。
●古い土の赤玉土は劣化して崩れて泥状になるので、腐葉土・堆肥とは別に追加しましょう。赤玉土はリサイクル材には入っていないので、別途用意してください。
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