ガーデニングでの蟻(アリ)は駆除するべき?薬剤も!
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アリとハチは親戚。スズメバチとは特に近縁。
庭に植物を植えていると、よく見かけるアリ。実は植物を巡回して、植物についている小さな芋虫や虫の卵を巣に持ち帰って食べてくれています。実はガーデナーにとっては益虫なんです。
祖先は蜂と同じ
ハチは祖先が同じか、近いものです。また、ミツバチとスズメバチよりもスズメバチの方が種としては近縁。言われてみれば似てる…。
蜂とアリは、女王と兵隊と言う社会的というか封建的なシステムは同じだし、色違いなだけで見た目も近いです。羽があるか無いか、大きな違いはそこくらいかもしれません。
日本のアリには針や毒が無いものがほとんどですが、世界中に居る蟻では、針と毒を持っているものが大半。日本に最近、アルゼンチンアリがやってきて騒ぎになりましたが、外国ではあの危険さが普通。毒・針、その上、噛まれて痛い、というのが世界では一般的です。。
駆除すべきか??
アリを駆除するか否か…結論は「どっちでもいい」です。虫を連れ帰って食べてくれるとしても、家の中まで行列をなして、食べ物を持ち帰られるのを見ると、やっぱり気持ち悪い。そういう場合は迷わず駆除します。
ちなみに、うちの家は三階建てで、その三階に出現していました。どこからどうやって来たのか?分かりませんが、部屋に転がっていたパンクズにたかって、巣にえっちらおっちら運んでいました。いくら害が無くても、これは気持ち悪い。すぐに、「巣に持ち帰って巣ごと全滅」というタイプを買ってきて使うと、ほとんど一発で居なくなりました。
アブラムシ
アリがアブラムシを運んでくる。そんな話を聞いたことがありませんか???これは確かにありますが、アリがアブラムシを運んでくるのは、せいぜい隣の植物から、こっちの植物に移す、という程度のことで、アリがアブラムシを巣に飼っていて、あちこちに放牧するというわけではないです。
●蟻(アリ)は植物についた害虫…スリップスや芋虫・毛虫などを食べるのですが、アブラムシは食べず、アブラムシの天敵を駆除するので、「害虫」にカテゴリすることがある。しかし、植物自体に被害はないです。
植物の蜜を食べる…害がなくても気持ち悪い!
花に蜜腺という器官があり、そこからアリに蜜を提供している植物があります。綺麗だなーと眺めていたら、アリでびっしり。でも植物をいためることはありません。植物を食べることはありませんから。害はないのですが、でも、さすがに・・・・・・アリはアブラムシとある種の共生関係みたいな話を聞きますが、これはある種の「嘘」です。アブラムシは植物の汁を吸い、その排泄物には糖分が含まれているため、アリはこの糖分目当てに、アブラムシの天敵を駆除してくれます。しかし、アブラムシの排泄物が「甘くない」場合は、アブラムシはアリに食べられてしまいます。
また、アブラムシよりも「甘い蜜」が提供されると、アブラムシはアリの餌になります。その甘い蜜を植物が提供するのが「蜜腺」です。蜜腺を持つ植物はアリに蜜を提供し、アリを呼び寄せて、アブラムシだけではなく芋虫などの害虫を駆除します。
アリ駆除のための薬剤
アリの巣コロリ誘引剤に惹きつけられたアリが餌として持ち帰り、巣全体を全滅させる。
アリ全滅シャワー
蟻に吹きかけると、アリからアリに成分が広がり、巣に広がり、全滅する。
アリフマキラー
水飴などを練り込んだ誘引剤で持ち帰ってアリが全滅する。
アリ用コンバット
6個入りなど複数個入り。
砂糖+重曹で駆除
砂糖1と重曹2を混ぜて、設置しておくとアリが行列をなしてこの混合物を持ち帰り、全滅してしまいます。ただ、問題があり、雨に当たると溶けてしまうため、雨が降らない時期にしましょう。重曹は家の掃除で使うのでもってる人も多いでしょうから、試して損はないですね。
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