ゴテチャ(ゴデチア)の育て方…種まきの時期は?手順は?

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ゴテチャの基礎データ
ゴテチャ
科名アカバナ科
属名クラーキア属
学名Clarkia amoena
別名ゴデチア・色待宵草
耐寒マイナス30度〜マイナス20度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
種蒔
植え
肥料
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ゴテチャ(ゴテチア・色待宵草)とは?

ゴテチャ(ゴデチア)はアカバナ科ゴテチア属(クラーキア属)のアメリカ西海岸に自生する耐寒性・半耐寒性一年草。日本で流通しているのはクラーキア・アモエナ(Clarkia amoena)とクラーキア・グランディフローラ(Clarkia grandiflora)との交雑種の園芸品種。派手で花いろが多いです。

矮性処理した品種は背丈が20センチほどですが、矮性処理していないものは80センチ前後と大きく育ちます。矮性処理していないものは背が高くなり、風や雨ですぐに倒れます。その場合は支柱をしましょう。

秋に種をまいて、春から初夏にかけて花が咲き、夏に暑さで枯れてしまう一年草です。寒さには強く防寒は必要ありませんが、高温多湿に弱く、長雨に晒されると傷んでしまいます。密に植えると蒸れて枯れてしまうことがあります。水をやりすぎると根腐れを起こします。

特徴・由来・伝承

透明感のある鮮やかな色合いの花を咲かせる。ゴテチャは学名の別名から。マツヨイグサの近縁であることから色待宵草(イロマツヨイクサ)という情緒のある別名もあります。

一年草で非常に花がよく咲きます。切花として流通しているので、花が咲いたら、切って水揚げをすれば、切花としても楽しめます。

植え付け・植えかえ・種蒔き

時期

9月に種まき→10月前後に苗を植えて、冬を越して春5月6月に開花するか、春3月に種まき→3月〜4月に苗を植えて5月6月に開花するかのどちらか。秋に植える方が立派になります。寒さにも強いので秋に植えるのが一般的。

用土

水はけのよい土で植え付けします。赤玉土6腐葉土3川砂1の水はけのよい土で植えるか、市販されている花と野菜の土で植えるか、花と野菜の土に川砂・パーライトを1割ほど混ぜて水はけをよくして植えます。

種まきの時期と手順

発芽温度は20度。9月か3月にビニールポット・育苗トレイなどを用意し、用土を入れ、ここに種を蒔いて、種が隠れるくらいに5mmほど土をかぶせて、乾燥しないように水やりして管理します。発芽させて葉っぱが数枚になったら、根を傷つけないように土を崩さないで庭植えにしたり鉢植えにしたりする。

タネは一袋で大量になるし、管理も面倒なので、一般的には苗で植えます。苗も高くないですし。ただ、最近はホームセンターで苗を見かけない(管理人在住の広島では)。

開花後に種子を採取できます。ただし種子は親の性質を受け継いでいないために、性質にばらつきがある。新たに種・苗を買う方がいいです。

庭植え

直根性で移植を嫌うので、一旦植えたら移動させないでください。種蒔きか、苗を植えます。苗を買ってしばらく放置していると育って、移植しても失敗しやすくなるので、買ったらすぐに植えましょう。

庭土を30cmほど掘り返し、庭土に腐葉土か堆肥を2割ほど追加してよく混ぜて用土とします。水はけが悪いなら川砂・軽石小粒などを入れて水はけをよくしましょう。1週間寝かせると土が馴染んで根が広がりやすいですが寝かせなくてもいいです。

植えるときは苗の土を解さないようにします。ほぐすと根を傷つけて生育不良を起こします。株と株は20センチ離します。矮性ではないならば支柱を立てます。
連作障害がある。一度植えたら2年は間を開けるようにする。

鉢植え

鉢なら8号から10号に1苗。65センチのプランターの場合は苗2つか3つを植えます。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cmほど入れて、その上に用土を少し入れ、株を入れて隙間に用土を入れて行って、最後にしっかりと水をやります。直根性なので、苗の土を崩さないように植えてください。

一年草で夏に枯れるので植え替えはありません。

管理場所・日当たり

日当たりのよい場所で育ちます。日当たりが悪いとヒョロ長くひ弱に育ってしまい、花つきも悪くなります。

寒さには強いです。ただし、苗がまだ根をしっかりと張っていないときに霜柱で根を持ち上げられると枯れてしまうことがあります。11月に霜柱が立つようであれば、腐葉土で株元をマルチングしてやります。腐葉土・ワラを株元に10センチほどの厚さになるように敷いてやると霜柱を予防できます。

花びらが弱く、雨に当たると傷みます。鉢植えであれば開花時は軒下など雨の当たらない場所に移動させるといいです。

水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやります。比較的乾燥に強く、多湿になると根腐れして枯れてしまいますので、水のやりすぎに注意して下さい。
水をやるときは花にかからないように、土に注ぐようにして水をやってください。

ただし、植え付け直後は根付いておらず、水切れしやすいの水切れしないようにします。また、開花中も水切れしやすいので乾燥しないように気をつけましょう。

肥料

肥料はほとんど必要がありません。肥料が多いと徒長してヒョロヒョロと茎ばかりが伸びて花がつきづらくなります。日が当たっているのにヒョロ長くなったら肥料を控えて下さい。

しかし、肥料が不足して生育が鈍い場合は、冬から春にかけて二週に一回程度、液体肥料をやるようにします。

切り花として収穫

切り花としても流通します。花が咲いてから適当な長さに切って、水揚げしておくと楽しめます。収穫時の蕾も開花するので優秀な切り花です。花が上を向いて開花するのも切り花向きですね。

花ガラ摘み

花が終わったら、花首で摘んでください。花をそのままにしているとタネを作り、そちらに栄養を回して次の花が咲きづらくなります。

病気・害虫

アブラムシ
アブラムシが発生し、新芽にたかって弱らせます。オルトランを前もって使っておくか、発生後に対応の薬剤で駆除します。

立ち枯れ病
雑菌が繁殖して、植物の管をつまらせて枯れていく。連作し、水はけが悪いと発生しやすい。殺菌剤を使うと予防できますが、まずは連作と土の水はけを改善しましょう。
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