センペルビウムの育て方

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センペルビウムの基礎データ
センペルビウム
科名ベンケイソウ科
属名センペルビウム属
学名Semperivivum
耐寒マイナス5度
水やり水控え目
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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植え
肥料
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センペルビュームとは?

センペルビウム:センペルビュームとは?
センペルビュームはヒマラヤに自生するベンケイソウ科センペルビウム属の多肉植物。ロゼット状の葉っぱで、ランナーを伸ばして横に伸びて広がっていきます。耐寒性が強く、霜に当たろうと、雪が積もろうと枯れない多肉植物です。寒冷地で地植えにすることもできます。寒さに当たると紅葉することも人気の理由です。品種が多く、コレクターは何種類も集めて育てています。
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水やり

土が乾いていたら水をたっぷりとやります。多肉植物ですから、乾燥に強く、水をやりすぎると枯れてしまいます。センペルビュームを枯らせる理由は大抵「水のやりすぎ」です。腐ってきたら、水のやりすぎたと思って下さい。土がカラカラになるまで絶対に水をやらないでください。

夏の水やり

夏はセンペルビュームの休眠時期になるため、活動が止まっていて、水やりは控えめにします。土が乾いてから、三日後に水をやる程度。もしくは葉っぱにシワが寄ってから水をやるくらいでもOKです。

冬の水やり

冬も休眠期になります。活動は止まっていますので、水やりは控えます。夏と同じように葉っぱにシワがよってからの水やりでいいです。水は土の表面を少し濡らす程度にしてください。

肥料

生育時期である春(3月〜5月)と秋(9月〜10月)にゆっくり効く緩効性化成肥料を少量か、春(3月〜5月)と秋(9月〜10月)に液体肥料を一ヶ月に一回あげます。肥料をあげないからといって枯れることはありませんし、肥料が多いと徒長したり、逆に調子を崩す原因となるので注意します。

植えかえ

時期と頻度

植え替えは生育時期の春(3月〜5月)か秋(9月〜10月)に行います。植え替え頻度は2年か3年に1回程度にします。

用土

水はけの良い土を好みます。市販されている花と野菜の土に鹿沼土を3割か4割ほど足して混ぜて水はけをよくして利用するか、ホームセンターに売られている「多肉植物・サボテンの土」を使うと便利です。自作する場合は赤玉土3鹿沼土3ココピート2川砂2などの配合の土を使います。
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●赤玉土・鹿沼土ではなく、日向土を使うと経年劣化しにくいので、植え替え頻度を減らせます。

植え替え手順

植え替えの前に一週間〜10日ほど断水します。

新しい鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、鉢底石(軽石)を敷きます。その上に上記の栽培用土を入れて高さを調節し、株を入れて、隙間に用土を入れます。植え替え後に水やりはせず、そのまま日陰で1週間管理します。1週間後に根が動き始めるので、水をやり、日当たり管理に戻します。

株分けで増やすこともできます。株をナイフで切り分けて、切り口を日陰で三日ほどかけて乾燥させてから植え替えます。

ランナーが出て株が増えます。これを別の鉢に植え替えることもできます。植え替えの手順と同様に、植えた後に1週間は水をやらずに日陰で管理します。

管理場所・日当たり

日当たりを好み、春・秋・冬はしっかりと日光に当ててあげます。日当たりが悪いと、ヒョロヒョロと伸びて徒長して格好が悪くなります。しかし、真夏の高温と直射日光が苦手で葉っぱが焼けてしまいますので、真夏だけは風通しの良い半日陰か日陰へと移動させます。

少々の雨に当たる程度なら大丈夫ですが、梅雨や秋の長雨に晒されると根腐れすることがありますので、出来れば春・秋・冬は軒下で日が当たる場所で管理します。室内管理は向いていません。どうしても室内で管理する場合は、できるだけ日光に当ててください。

越冬

耐寒温度はマイナス5度とかなり寒さに強い方なので、戸外で管理します。ただし、土が凍るほどの強い寒波が来るようならば、室内に取り込んであげましょう。意外と雪の下は雪で保温になって凍結していませんから、降雪する寒冷地では楽に越冬します。なので寒冷地での地植えもできます。

降雪しない寒冷地は室内に取り込みましょう。

病害虫

カイガラムシ
カイガラムシの成虫は蝋に覆われた虫で、内部で植物の汁を吸っています。蝋に覆われているため、成虫は薬剤が効かないので、成虫は歯ブラシなどで削ぎ落とし、幼虫は薬剤で駆除します。前もってオルトランを使っておくとある程度は予防できます。

ハダニ
ハダニは小さなダニで葉っぱの汁を吸って弱らせます。少量のハダニから爆発的に増える。乾燥を好み、同じく乾燥を好むセンペルビュームとはある意味で相性がいい。発生したら、薬剤を散布して駆除する。

アブラムシ
アブラムシは葉っぱの汁を吸う虫で、こちらも爆発的に増える。早めに駆除してしまいたい。前もってオルトランを散布しておくといいが、耐性もつきやすいので他の薬剤と並行して利用するといいです。

特徴・由来・伝承

多種あり、形状や性質が若干違いますが、育て方は同じです。気温が下がり寒さに当たると紅葉します。カラーリーフプラントともいえます。初心者でも管理が簡単ですが、水をやりすぎて枯らします。

寒さに強い多肉植物って珍しいです。
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