ミムラスの育て方

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ミムラスの基礎データ

ミムラス
科名
ハエドクソウ科
属名
ミムラス属
学名
Mimulus × hybridus
別名
モンキーフラワー
耐寒
マイナス5度
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ミムラスの開花時期…種まき時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ミムラスの特徴は?

ミムラスは北アメリカの水辺・湿地に自生するハエドクソウ科(以前はゴマノハグサ科)ミムラス属(ミゾホオズキ属)の多年草

秋に種まきして苗を作るか、春に流通する苗を植え、春に開花します。夏の暑さに若干弱く、冷涼地では夏も残りますが、暖地中間地では夏の暑さで枯れてしまいます。夏越しを行う場合は、花が終わり、高温になる前に三分の一に刈り込んで涼しい場所管理しておきます。でも、一般的には夏越しはせず、一年草扱いになることが多いです。

冬も霜に当たると枯れてしまいますので、軒下か室内で管理します。
草丈20cm〜30cm

水やり

ミムラスは本来は湿地や水辺に生育する植物で、乾燥に弱く、水切れするとすぐにしおれてしまいます。土が乾燥しないように気をつけてください。

鉢植えの場合は土が乾き切る前に水やりをします。庭植えの場合も自然に降る雨だけでは不足するので、土が乾いていたら水やりをします。

肥料

鉢植えであれば月に二回か三回、薄い液体肥料をあげます。肥料を多く与えると、茎がひょろながになりますので、茎が伸びていたら、肥料を控えて下さい。庭植えの場合は追肥は不要です。
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植え付け・植え替え

時期

発芽温度は20度なので9月下旬〜10月に種まきをするか、春(3月〜4月)に苗を植え付けます。暖地・中間地では夏に枯れるので植え替えることはないです。寒冷地で夏越しし、冬越ししたら春に土を少し落として植え替えます。

用土

鉢植えの場合は一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。この培養土で十分です。でもできれば少し水はけが良い方がいいので、この培養土に軽石小粒・川砂などを1割ほど足すとよりよいです。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢植えの手順は?

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いでください。その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れます。鉢と株の隙間に用土を入れます。鉢を揺らすと隙間ができるので、トントンと叩いて隙間ができるならそこに用土を入れます。何度かして隙間ができなくなったら、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。

庭植えの手順は?

深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

複数株を植える場合は株同士は20cm〜25cmほど空けて植えてください。

種まき・育苗の手順は?

発芽温度は20度。9月下旬〜10月に種まきして育苗して、春に植え付けます。

ビニールポットに栽培用土か種まき用土を入れ、種をまき、土を軽くかぶせます。土を掌で軽く圧をかけて、土と種を密着させると発芽しやすくなります。乾燥しないように水をやり、明るい日陰で管理していると発芽します。発芽したら間引いて、一本だけにします。

このまま霜の当たらない半日陰〜日当たりで管理して、春に苗を植え付けます。

管理場所・日当たり

自生地では半日陰を好むのですが、園芸品種は日当たりの良いところを好みます。

3月〜4月は半日陰でも育ちますが、日当たりのいい場所だと花つきも良くなりますし、葉の間も締まってコンモリ育ちますので、日当たりで育てましょう。日当たりが悪すぎると、徒長して茎がひょろながになります。

ミムラスは夏の暑さに弱く、夏越しさせる場合、5月以降に草丈の3分の1くらいに切り戻しておいて、風通しの良い半日陰に移動させましょう。それでも夏越ししないこともあるので、ダメで元々!って気持ちでやりましょう。

病気・害虫

アブラムシ
茎や葉にくっついて汁を吸う虫で、特に新芽にたかり、新芽が変形してしまい生育不良を起こすことがあります。風通しが悪いと発生しやすいです。前もって浸透性薬剤(オルトラン)を使っておくか、発生後に対応の薬剤で駆除します。

特徴・由来・伝承

北アメリカの植物で、ペチュニアだとかアサガオやアオイにも似た花を咲かせます。秋に種をまいて春から初夏まで花を咲かせます。一般的には苗を植えます。
暑さに弱く、また寒さにも弱いことと、花が咲き乱れるのですが、ペチュニアやカリブラコアの方が鮮やかで真夏も咲く事を考えると(しかも花の雰囲気も似ている)、ガーデニングの選択肢としては選ばれない植物です。
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