アビスの育て方

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アビスの基礎データ

アビス
科名
チャセンシダ科
属名
チャセンシダ属
学名
Asplenium nidus 'Avis'
水やり
水を好む
場所
外の日蔭
難易度
中級者向け
アビスの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

アビスとは?

アビスはチャセンシダ科チャセンシダ属(アスプレニウム属)のシマオオタニワタリ園芸品種。室内向けのインテリアグリーン(観葉植物)で、耐陰性があり、直射日光に弱いために、一年中、室内の明るい場所で育てます。シダ系の割に乾燥に強いものの、生育期に水が不足すると、新芽が傷んだり、上手く成長しなくなりますので、乾燥には気をつけてください。

成長した葉は乾燥に比較的強いので、乾燥に弱い新芽部分にだけ霧吹きをかけてやるのがコツです。シダ類なので花は咲きません。葉っぱの裏に胞子がつきます(虫の卵を見間違う)。
草丈1m
花言葉あなたは私の喜び、真実の慰み
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特徴・由来・伝承

胞子を葉の裏につけるシダ植物。花は咲かない。アビスはシマオオタニワタリの品種の一つ。通常のシマオオタニワタリよりも小さくまとまります。着生植物で、木や岩の上に根を張る。

ジェームズキャメロン監督の映画「アビス(abyss)」とは「深淵」という意味です。つづりも違います。

水やり

春から秋にかけて気温が高い時期(15度以上)は生育する時期ですので、水を非常に欲しがります。土が乾燥していたらしっかりと、鉢底から水が出るくらいに水をやり、出来れば葉っぱにも霧吹きで水をかけてやってください(葉水)。アビスは中心部分を囲むように葉っぱが出てきます。この中心部分に水が少ないと葉っぱがゆがんで生えてきます。

5月~9月は水をしっかりと。できれば葉水も。葉っぱにほこりがついている場合は、布やティッシュで拭き取りましょう。

冬は生育が止まりますので、土への水を控えてください。水を控えることで内部の水分が減って濃度が高まり、寒さにも強くなります。土が乾いてから数日たって水をやる程度です。冬に頻繁に水をやると根が腐って枯れます。冬は土への水を控えるんですが、冬も葉水をやってください。

肥料

肥料は生育期(4月〜9月)に液体肥料を月に二回か三回やってください。もしくは化成肥料を1ヶ月に一回、鉢のフチに置きます。肥料があった方がよく生育します。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え付け・植え替えは5月から8月あたりの高温多湿時期に行います。

植え替えは大体、2年に一回。根詰まりもするし、土が劣化して水はけが悪くなるので最低でも2年に一回しましょう。鉢の底から根が出ているなら、植え替えをしましょう。

用土

観葉植物の土で植え付けます。アビスは元々は着生して生育する植物なので、ミズゴケ・ベラポンなどの資材単用でもいいです。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使いますが、室内管理が多い植物で、腐葉土は匂うので、観葉植物の土かミズゴケなどがいいでしょう。
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鉢植え

鉢から取り出して、根の古い土を半分から三分の一ほど落として、一回り大きな鉢に植え替えます。できなければ同じ大きさの鉢でもいいです。植え替えるときに株分けができます。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。

管理場所・日当たり

直射日光が苦手で、年間を通して室内の明るいところで管理するのが通常です。

直射日光に当たると、茶色く変色してしまいます。葉焼けして変色したようであれば、すぐに日陰に移動してください。葉焼けした部分は回復しません。

最低気温が10度〜15度以上になったら、戸外で管理してもいいです。葉焼けしない程度の日光…木漏れ日か明るい日陰で管理しているとよく生育します。

温度が15度以下になってくると生育が鈍くなり、7度(水を控えると5度まで耐える)で、枯れてしまいます。寒さに弱いために冬は必ず室内に取り込んでください。

昼間に暖房をかけている部屋では、暖房を切っても5度以下には、なかなかならないので、リビングなどで管理します。ただし、暖房の温風に当たらないように気をつけましょう。冷暖房の風は非常に乾燥しています。直に風が当たると、傷んで枯れます。直撃させず、霧吹きで乾燥を予防しましょう。

剪定

特に剪定することはありませんが、枯れた葉っぱを根本から切ってください。放置していると腐って病気の元になります。

病害虫

ナメクジ
アビス自体がとても湿気を好みますので、ナメクジが発生しやすく、ナメクジが新芽を食べてしまうと、とても悲しい思いをします。春から継続して誘因駆除剤をまいておくと、かなり見かけなくなります。
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カイガラムシ
カイガラムシは白いワタのような蝋に覆われた虫で、内部で汁を吸っています。が発生した場合は、幼虫のうちに薬品で駆除してください。成虫になると薬品が効きづらいので、歯ブラシなどでこそぎ落としてください。

ハダニ
乾燥すると発生する小さな虫。葉っぱの裏に潜んでいるので、葉裏にも霧吹きで水をかけていると発生しなくなります。葉水をしていれば発生はほぼないです。たくさん発生したら、薬剤を散布します。

アブラムシ
葉っぱや茎から汁を吸う虫。室内管理していても、飛んでくるので発生はしますよ。葉っぱに水をかけていると、ある程度予防できます。
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