胡蝶蘭(ファレノプシス、コチョウラン)

科名 | ラン科 |
属名 | コチョウラン属 |
学名 | Phalaenopsis |
別名 | ファレノプシス、コチョウラン |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 室内 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
胡蝶蘭の特徴は?

このページでは胡蝶蘭の育て方をまとめています。
●胡蝶蘭はラン科の植物。
●寒さに弱い。乾燥に弱い。
●しおれた花は摘む。
●ミズゴケが乾いていたら霧吹きで水をやる。葉っぱにも水をかけてやる。
●花が咲き終わったら、2、3節を残して切る。
●冷暖房の風が当たらない場所で管理する。
●他の植物とは育て方が全く違うと理解する。
●生育期には肥料を。
●ファレノミディ(=ミニ胡蝶蘭)の方が若干育てやすい。
●寒さに弱い。乾燥に弱い。
●しおれた花は摘む。
●ミズゴケが乾いていたら霧吹きで水をやる。葉っぱにも水をかけてやる。
●花が咲き終わったら、2、3節を残して切る。
●冷暖房の風が当たらない場所で管理する。
●他の植物とは育て方が全く違うと理解する。
●生育期には肥料を。
●ファレノミディ(=ミニ胡蝶蘭)の方が若干育てやすい。
咲かせる人ってこんな人

手を掛ける人は、水をやりすぎたり、日当たりを気にしてアチコチ移動させてストレスを掛けたりするためではないかな、と思いますが、ラン類は株のよしあしや家の環境の相性もあって、一律に成長するとも限りませんので、胡蝶蘭に振り回されない、ということが大事です。
水やり

水をやる→乾くまではやらない→水をやる→乾くまではやらない…と繰り返します。大事なのはメリハリです。常時濡れていると根が腐ります。
水やりの頻度は夏は三日に一回、冬は一週間に一回を目安にしてください。環境や温度や湿度によって変わりますので、あくまで目安です。
通常のガーデニング植物に水をやるとき、「土が乾いていたらたっぷりと」という記述を見かけますが、コチョウランの場合は、鉢底からドバドバとしみ出す位に水をあげるとやりすぎです。少し注ぐか、霧吹きでコケをしっかり濡らす感じです。
受け皿の水をそのままにしておくと、水が腐って病気の原因になります。
葉に霧吹きをかけてあげてください
冬も夏も冷暖房のせいで室内は乾燥気味です。ミズゴケに水をやるだけでは、水が不足して葉っぱの元気が無くなってしまいます。元々胡蝶蘭の根には他の植物ほどの給水能力がありません。そこで霧吹きで根と葉っぱに水を掛けてください。肥料
生育・開花には肥料が必要です。春から秋の生育期にラン用の肥料をあげてください。液肥を水に薄めてジョウロでやるか、霧吹きでやります。頻度は2週間に一回程度です。植え付け・植えかえ
咲き終ったら、花茎を切る

植え替え時期
植え替えは気温が上昇し最低気温が15度か18度以上になってから。だいたい5月の下旬になります。このころから胡蝶蘭は生育しますので、多少植え替えてストレスを与えてもすぐに取り返せます。理想は5月〜6月。最悪でも7月までには植え替えを。9月以降、翌年の春までは植え替えのダメージを胡蝶蘭が取り返せないので、植え替えはやらないでください。
植え替えの方法
3号か3.5号くらいの鉢に一株植えるか、株を網で包むか、ヘゴなどの自然素材に植えつけます。胡蝶蘭の自生地では木に着生するものですから、自然素材に植えるのが株にとっては自然です。ただし一般的には鉢植えです。植え替えは株についた古い水苔を全て落とし、新しい水苔で根を包んで、鉢植えに入れるだけです。作業は慣れれば簡単だし、慣れていなくても出来ます。大事なのはこの作業よりは、「植え替えの時期」の方です。
作業の細かい内容は以下のリンクを参考にしてください。
花茎が伸びたら
胡蝶蘭の花茎が15センチくらいになったら支柱をします。詳細は以下のリンクを。管理場所・日当たり

気温は冬で、できれば10度以上。理想は15度以上。35度を超えると暑さで生育が止まります。
忘れがちなのが湿度。湿度の理想は60%。60%を維持するのは大変なので、冬は加湿器をかけて50%にし、さらに葉っぱに霧吹きで水をやって湿度を保ちます。
胡蝶蘭は熱帯雨林の樹の枝の上で生育する植物で、直射日光に当たると葉焼けをしてしまいます。そこで年間を通して、カーテン越しの日に当てます。もしくは戸外の明るい日陰で管理します。直射日光に当たると葉焼けするのですが、それでも日光は必要です。一年中、一定の柔らかな光がないと生育しません。
胡蝶蘭が咲いているときは人が通る場所で花を楽しんで花がしぼんだら、茎を3節残して斬り戻して、春から秋は戸外の半日陰か明るい日陰、室内の明るい場所、冬は室内の明るい場所などで管理します。
春と秋の管理場所
春と秋は戸外の半日陰か明るい日陰か、室内で。日光に当たる場合は寒冷紗などで50%遮光しましょう。冷暖房の風の当たらないところに置きましょう。

夏の管理場所
夏は半日陰でも葉焼けを起こしますので、必ず日陰か、室内に移動させます。日光に当たる場合は夏は70%から75%の遮光をする。夏は気温が30度以上になり、湿度が高い状態になります。真夏は35度以下の場所で管理したいです。このときに風通しが悪いと病気になりやすいです。出来れば夏は風通しのよいところで管理します。台の上に置く。針金で吊るすなどして風通しを確保しましょう。
冬の管理場所
寒さに弱いので冬は室内で管理します。大体5度くらいまでは耐えますが出来れば10度以上を維持したい。たまに強い寒波が来ると室内で管理していても枯れることがありますが、通常は室内のリビングなどで日が入る部屋なら簡単に越冬します。冬は日差しが弱いので遮光しなくて良いです。病害虫・トラブル
ウィルス病・灰色カビ病などが発生する。詳細は以下のリンクを参考に。
痛んだ花は摘みましょう
傷んで透けてしまった花は摘んでしまいましょう。しおれた花が他の花にあたっていると、しおれてない方も傷んでしまいます。特徴・由来・伝承
月別育て方
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