シルクジャスミン(ゲッキツ)の育て方

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シルクジャスミンの基礎データ
シルクジャスミン
科名ミカン科
属名ゲッキツ属
学名Murraya exotica
別名月橘・オレンジジャスミン
耐寒0度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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シルクジャスミンとは?

シルクジャスミンはミカン科の常緑低木。高温を好み、寒さにもある程度の抵抗(0度以上)がありますので、頑健な観葉植物です。夏に開花し、ジャスミンのような香りがするとされますが、シルクジャスミン(ゲッキツ)は柑橘系の香りで、別名がオレンジジャスミンとも呼ばれます。でもジャスミンとは科も違う全くの別種。

黒ビニールのポット苗蔵の大きさだと生育が遅く、寒さにも弱いのですが、徐々に生育速度が上がっていき、寒さにも強くなります。株がよいと樹高60cmから80cmくらいから開花し始めます。

観葉植物として大きなものも流通していますが、百均やホームセンターにかなり小さいものがありますので、これから大きく育てる人もいます。
樹高2mから4m
シルクジャスミン 鉢
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特徴・由来・伝承

シルクジャスミンはジャスミンに似ている香がすることから名づけられました。ゲッキツ(月橘)と呼ばれるのは月夜に特に香が強まる?といわれたので名づけられました。

日本でも奄美大島以南に自生していて生垣に使われています。

シルクジャスミンの実

シルクジャスミン:シルクジャスミンの実
シルクジャスミンは開花して結実します。実際に赤くなるまではかなり時間がかかります。夏に開花して、それが赤くなるのは翌年の春です。赤くなってから収穫してジャムにして食べることもできますが、これをジャムで食べるには相当な量の植木が必要なので現実的じゃないです。
●種をまくと発芽します。発芽率は非常にいいです。

まとめ

●土が乾いてから水をやる。
●生育期に肥料をやる。
●耐寒温度は0度。霜に当たると枯れ込むので冬は室内へ。
●春から秋は戸外の日当たり管理するとよく生育します。

管理場所・日当たり

春~秋に掛けては室内でも戸外でも管理できます。日光を好むのでしっかりと日を当ててやるとよく成長します。冬に室内で管理した場合、春になってから急に日当りのいい場所に出してやると葉っぱが焼けてしまいますので、半日陰や明るい日陰で徐々に慣らしていってください。
●耐陰性があり、室内でも育ちます。
●開花するためには日光が必要です。花を咲かせたいならば、春と秋にしっかりと日光に当てます。
●日光があまりに不足すると葉っぱが落ちますので、室内栽培でもできるだけ日光に当てましょう。

冬の管理場所

耐寒温度は0度で、霜に当たると傷んで枯れこんでしまいますが、地域によっては…霜に当てなければ関西以西の平野部では戸外で越冬します…軒下などの戸外で充分越冬可能です。

水やり

土が乾いていたら水をしっかりとやってください。土が濡れているうちに水をやっていると根腐れします。観葉植物(シルクジャスミン)が枯れる原因の一番は「水のやりすぎ」です。ただし、やるときは鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやってください。気温が20度以上になってくるとドンドンと葉っぱが増え、枝を伸ばしてきます。邪魔になるようであれば剪定を行ってください。

夏の水やり

夏の高温期には葉っぱが乾燥してしまいますので、たまに戸外に出して全体に水を掛けてやってください。葉っぱに水分をあげる意味もありますが、葉っぱのホコリを落とす目的もあります。もしくは葉っぱに霧吹きで水をやります(葉水)。
●室内で管理するときは、クーラーの風が当たる場所には置かないでください。クーラーがかかっている部屋では乾燥しがちです。週に一回か、二回、葉っぱに霧吹きで水をやり乾燥を防ぎましょう。

冬の水やり

気温が15度以下になったら水を吸い上げる力が落ちるので、水やりの頻度を減らしていきます。

冬は成長が鈍くなりますので水を控えます。土が乾いてから数日たって水をやるようにします。土が濡れているようならば水は絶対にやらないようにします。根腐れしてしまいます。しかし、あまり控えると葉っぱが落ちてきます。暖房で乾燥しますので、霧吹きで葉っぱに水をかけてあげてください。

肥料

生育時期である5月から10月あたりまで二週に一回液体肥料をやるか一ヶ月に一回緩効性肥料をやります。リンが含まれている肥料だと開花しやすいです。

植え付け・植えかえ

時期

鉢植えの場合は2年に1回は植え替えをします。植え替え時期は5月6月が理想です。

用土

土はホームセンターなどで販売されている観葉植物用の土で植えます。できればそちらを利用してください。自作する場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3を混ぜたものを使います。
●冬は基本的に室内で管理するものなので、腐葉土ではなくピートモスなど臭いのないものが入っている観葉植物の土が適しています。通常の培養土は匂うので避けます。

植え替え

同じ大きさの鉢に植え替えるときは三分の一ほど古い土を落としてから植え替えをします。理想的には土はほとんど落とさないで、一回り大きな鉢に植え替えをします。シルクジャスミンの鉢は最初から10号鉢で一番大きなものなので、同じ大きさの鉢に植え替えるしかない場合がほとんどだったりする。

鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2cmから3cmほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

挿木で増やす

5月6月に枝を切って上記の用土に挿していると発根します。生育が遅いので、挿し木から育てるのは大変です。普通は挿し木はしません。

病害虫

カイガラムシやオンシツコナジラミが発生します。カイガラムシは成虫になると薬が効かなくなりますので、歯ブラシなどでこすって落とします。
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シルクジャスミンのカテゴリ・タグ
鉢植え 観葉植物 香り 生垣
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