タイワンツバキの育て方

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タイワンツバキ
タイワンツバキ
科名ツバキ科
属名タイワンツバキ属
学名Polyspora axillaris/Gordonia axillaris
別名台湾椿、ゴルゴニア、ゴードニア
耐寒0度
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度中級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
剪定
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タイワンツバキの特徴は?

タイワンツバキは中国南部・台湾・ベトナムに自生するツバキ科の常緑高木。暑さに強いですが、庭木としては寒さに若干弱く、霜に当たると花が傷みますので霜が当たらないところで管理しましょう。関東南部であれば戸外での越冬可能です。

真っ白い花びらに黄色いシベが鮮やかに見えます。この様子から目玉焼きの木という意味のフライドエッグツリーという英名もあります。

暑さに強いのは良いのですが、開花時期に霜に当たると花が傷むので中間地には適さないですね。広島ではマンションの植え込みに植えられていますが、一件でしか見たことがないですから、一般的ではないですね。

あとチャドクガが発生するのと、樹高が高くなるということもあり、庭木としては植えない方がいいと思います。庭木に適した樹木についてはシンボルツリーを参考にしてください。
樹高9m
タイワンツバキ 苗の商品画像
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水やり

庭植えの場合は、基本的に自然な降雨だけで育てることができます。夏に土が乾燥しすぎた場合に限り、適度に水をやってください。冬も、通常は自然な雨水で管理するだけで十分です。

一方、鉢植えの場合は、土が乾いたら水やりをしましょう。鉢の土が乾いたら、水やりを行い、鉢底から水が流れるまでしっかりと植物に水を与えます。受け皿にたまった水は捨て、次回の水やりまで土が乾くまで待ちます。

肥料

開花して花が落ちた後の春(4月前後)と、秋(10月)に、化成肥料か油粕と骨粉のボカシを株の周囲に説明書きの容量だけまいてください。

植え替え・植え付け

時期・頻度

春か秋に植え付け・植え替えをします。鉢植えの場合は二年に一回、植え替えをしましょう。

用土

赤玉土中粒・鹿沼土・腐葉土を同量を混ぜたものか、一般的な培養土に1割か2割ほど鹿沼土を混ぜたものを使います。

鉢植えの植え付け・植え替えの手順

最初は7号〜8号鉢に1苗を植えます。

鉢底の水が抜ける穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、用土を少し入れ、株を置きます。株の土面が鉢のフチより1cm〜2cm下になるように調節します。この2cmは水やりの時に水が溜まるウォータースペースです。株と鉢の隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやって完成です。

植え替えの場合は、古い鉢から株を取り出し、古い土を3分の1ほど落とし、地上部の邪魔な枝を刈り込んでから植え直します。用意する新しい鉢は鉢は以前と同じ大きさの鉢でもいいですし、1号か2号だけ少し大きな鉢でもいいです。

庭植えの植え付けの手順は?

深さ30cm〜40cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。肥沃な土を好むので掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して2割ほど混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。水はけが悪いのであれば川砂・軽石などを混ぜて水はけをよくしておきます。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所

日当たりを好みますが、半日陰でも生育はします。しかし、日当たりが悪いと生育が悪く、花も少なくなるので出来るだけ日当たりで管理しましょう。

夏の暑さには強く問題はないです。

霜に当たっても枯れないのですが、花が咲く時期(10月〜3月)は中間地・寒冷地では霜が降り、霜に当たると花が傷むので、霜に当てないようにしたいです。しかし、日当たりを好み、霜には当てないように…ってのはなかなか厳しい条件です。一般的には霜の降りない暖地では庭植え、それ以外の地域では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込むのが通常です。

剪定・切り戻し

花が落ちた春に剪定をします。ただ、タイワンツバキは剪定に弱いので、剪定自体は毎年ではなく、数年に一回程度にしておきます。

剪定をする場合は、枯れた枝を落とし、変な方向にのびた枝を落とし、樹形を整えます。

環境がよく、生育がよいと葉っぱが密生して蒸れて病害虫が発生するので、枝をまびいて、内部まで風が通って、日光が当たるくらいに風通しをよくしておくといいです。

高さを抑える場合は一番高い枝を落とし、芯止めをします。

病害虫…チャドクガ!

チャドクガが発生します。チャドクガはツバキ科植物栽培ではどうにも発生する(可能性がある)ので、植える前に知っておくべき項目です。ただ、最近は都市部ではあまり見ない?のかと思う。これは地域によるので植える場合は造園業者に相談したり、ツベキを植えている近所の人に聞いてみるといいです。

性質や駆除については
を参考にしてください。
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