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バルボフィラムの育て方
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最終更新
2023-12-12
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バルボフィラムの基礎データ
科名
ラン科
属名
マメヅタラン属
学名
Bulbophyllum
耐寒
10度
水やり
水を好む
場所
日の当たる室内
難易度
チャレンジャー
バルボフィラムの特徴は?
バルボフィラムは世界各地の熱帯・亜熱帯に自生する
ラン科
の
多年草
。生育が遅い植物です。いろんな形状のものがありますが、日本では東南アジアのものが見られます。チンガバリアナム、ブルメイ、ダイエリアナ、バルダロタム、グランディフロラム、モニリフォルメ、オクバーギーなど種が色々とあり、これらの雑種もよく流通しています。花が臭いものもあるので、注意しましょう。
熱帯の植物なので寒さに弱く、越冬が大事なポイントになります。ただ、バルボフィラムを栽培しようって人は温室を持ってるくらいのマニアなので、大丈夫でしょう。
草丈
50cm〜1m
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水やり
水を好むラン植物で、他のランよりも水を欲しがります。年間を通して、霧吹きで植え込み材の
ミズゴケ
が乾燥し切らないように
水やり
をし、葉っぱにも霧吹きで給水します。生育時期になる春〜秋の高温時期は水やりをしっかりとしましょう。この時期に水と
肥料
があると良く生育します。
冬の水やり
冬は10度以下だと活動が止まるので、ミズゴケへの水やりを控えます。水やりを控えることで寒さに強くなり、5度くらいまで耐えるとされますが、乾燥が苦手な植物なので、できれば水やりを継続しつつ10度以上、理想的には15度以上を維持したいです。
葉水
は同じように継続して乾燥を防ぎましょう。15度以上を維持できるなら、生育するので水やりは春〜秋と同様に継続します。
肥料
気温が20度以上になり、生育する5月〜9月に液体肥料を霧吹きでミズゴケと葉っぱの両方にかけます。葉っぱからも肥料は吸収されます。
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植え替え・植え付け
時期・頻度
春に気温が20度以上になったら植え替えをします。ミズゴケが腐りやすいので毎年、植え替えをします。開花している場合は、開花が終わってから植え替えをしましょう。
用土
バルボフィラムは木に着生する植物で土に根を張って生きる植物ではないので、植え込み材は
ミズゴケ
が適しています。ミズゴケは植え付ける前の日から、水につけて戻しておきます。あまったミズゴケは天日干ししてまた、袋に戻せば、また使えます。
植え替えの手順は?
古い鉢からバルボフィラムの株を取り出し、古いミズゴケを取り除きます。腐って黒く変色したミズゴケは、根が一緒に腐ることがあるので残さないようにします。根を傷つけないように注意深く取り除きます。ピンセットを使用すると作業がスムーズです。
新しいミズゴケは前日から水に浸して吸水させ、根を包みます。ミズゴケが鉢に均等に配置されるように心掛け、それを鉢に挿入します。鉢のサイズは以前と同じでも良いですが、少し大きなものでも問題ありません。最後にしっかりと水を与えて作業完了です。
バルボフィラムの鉢は、素焼きではなく、乾燥しにくいプラスチック鉢が適しています。
植え替えの際に株分も可能です。1株あたりバルブを3つ以上になるように分けます。分けても3つ以下になるなら株分はやめておきましょう。生育が早い植物ではなく、株分すると開花しにくくなるので、頻繁に株分することはないですし、しない方がいいです。
管理場所
バルボフィラムは森の中の木に着生して育つ植物なので、自生地では直射日光に当たることはありません。なので強い日光が苦手で、葉っぱが
葉焼け
してしまいます。年間を通して、遮光して管理するのが無難。
あと、できれば風があると株は健康になります。風を直接当てず、空気が回っているようにしておくといいです。
夏はとくに強めに遮光(50%〜70%)して、葉焼けしないようにします。葉焼けは水切れすると起こりやすいので、冬に温室なしで水やりを控えて管理していると、冬の窓辺の直射日光でも葉焼けすることがあります。とにかく直射に注意です。
越冬
バルボフィラムは冬の寒さにかなり弱く、可能であればヒーターで加温して10度以下にならないようにします。できれば15度以上を維持します。家庭用温室がないと厳しいです。
水やりを控えることで5度くらいまで耐えるのですが、株にダメージがありますからできれば10度以上にしたいです。
枯葉を取り除く
傷んだ葉っぱは適宜取り除きます。葉っぱに水をかけ、湿度の高い環境を作るので、これが腐りやすく、腐ると
病気
を引き起こします。
病害虫
ほとんど見られないが、
ナメクジ
、
ハダニ
、
カイガラムシ
、
灰色カビ病
などが見られます。
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