パンジー・ビオレッタの育て方

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パンジー・ビオレッタ
パンジー・ビオレッタ
科名スミレ科
属名スミレ属
学名Viola
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
剪定
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ビオレッタの特徴は?

ビオレッタはスミレ科パンジーの品種のムーランフリルの紫品種。このムーランフリルはイタリアの最古の種苗会社のファーメンが作った品種で、そのうちの紫花の品種がビオレッタです。人気があり、競争になっている。

ムーランのシリーズはキメラ咲きで一つの苗から出てくる花が一つとして同じでなく、フリルの状態や模様が全然違います。このビオレッタの場合は紫を地として、白と黄色が入り、1苗でかなり派手に見えます。というのも紫と黄色が反対色で派手ってのもあるんですが、そもそも紫と黄色がパンジー・ビオラの本来の色合いで性質としても強めだってのもあると思う。

ムーランの特徴として他に茎が強く太いため、切花としても利用ができることと、エディブルフラワーで花を食べることも可能ってとこ。

ただ、食べるのであれば、オルトランなどの薬剤は使ってはいけないし、生産農家が栽培の時点で農薬を使っていないとは思えないので、あなたが植え付けて二ヶ月は待って薬剤が抜けるのを待ちましょう。そこまでして食べるほど美味しいことはないです。飾りですね。
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水やり

鉢植えであれば土が乾いていたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。冬の寒い時期でも成長していて、他の植物より水を吸い上げるので、水切れしないようにもしましょう。

庭植えの場合は、自然に降る雨だけでもほぼ大丈夫なんですが、様子を見て水切れしないように水やりをしましょう。

肥料

日光と水と肥料があるとよく生育し、開花します。肥料が切れると花が止まるので、必ず開花している時期は肥料を追加してください。

1週間に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回化成肥料をやります。

植え付け

時期

最高気温が20度以下…涼しくなってから植え付けをします。12月以降も植え付けはできますが寒さで作業が厳しいので11月までがいいですね。3月でも植え付けは可能ですが、気温が上昇して生育するんですが、徒長するので年内にしておきたいです。

夏越しはせず、来年は別の品種か買い直すものですが、夏越しもできなくもないです。興味があるならビオラ・パンジーの夏越しのコツを参考にしてください。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。ビオラ・パンジーの専用土がありますので、それで植えてもいいです。

鉢の植え付け手順は?

6号鉢〜7号鉢に1苗を植えるといいです。

イラストのように鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm入れて、その鉢底石の上に用土を入れて苗の高さを調整し、苗の地が鉢のフチから2cm下になるようにします。この2cmはウォータースペースと呼ばれる、水やりの際に水が溜まる部分です。

株を入れて、苗の株元は土に埋まらないように隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。株元に土が埋まると新芽が出なくなりますので、注意します。苗の根を少しほぐすと根が広がりやすいです。

庭の植え付け手順は?

庭土を深さ15cm〜20cmほど掘り返し、土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど追加して、化成肥料も説明書きの規定量を入れてよく混ぜておきます。穴に作った用土を半分戻し、苗を配置します。苗同士は15cm〜20cmほど間隔を空けましょう。苗は少し土をほぐして、おくと根が広がりやすいです。苗の根元の茎が土に埋まらないように隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。

管理場所

日光が当たる場所で管理します。日当たりが悪い場所だと開花が鈍く、もったいないのでできるだけ日当たりで管理します。

寒さに強く、霜・凍結で枯れないですが、弱るのでできれば霜・凍結・寒風を避けるとよりよいです。

切り戻し・花ガラ摘み

植え付けして2月までは脇枝を出させるための敵芯・切り戻しを何度かします。3月以降は蒸れを避けるための切り戻しをします。

詳細はビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめを参考にしてください。

花がしぼんだら摘むと次の花が咲きやすいです。これを花ガラ摘みといいます。ビオレッタは茎が太く、切花としても長持ちなので、開花して綺麗なときにハサミで切って、室内で切花として鑑賞するといいです。

病害虫

秋と3月以降は徐々に高温になりアブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、灰色かび病、コガネムシなどが発生します。ただ、こういう病害虫が本格的に発生する頃には、春〜夏の植物に植え替えているので、あんまり気にしないでもいいです。
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