ビオラ・フルーレットの育て方
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科名 | スミレ科 |
属名 | スミレ属 |
学名 | Viola |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ビオラ・フルーレットの特徴は?
フルーレットはスミレ科の宿根ビオラの育種家のコーソン氏が作出したコーソン系と呼ばれるものを使って作り出した品種。非常に小輪でフルーレットもフランス語で「小さい」という意味。小さな花がよく開花する。特に春になると摘みきれないほどに開花します。
宿根ビオラの系譜で種子を付け、種子を採取して種子からの育種も可能です。種子から栽培するもので、固定種なため、個体差が大きく、小輪ではあるんですが、そこそこ大きな花を咲かせる個体のこともあります。
といっても全体的には小輪なので、庭植えにするとよく見えないですので、鉢植えにして、あなたが椅子に座った時に目線に近い高さの台に置いて楽しむといいかなと思います。
一般的には花ガラ摘みをして種子をつけさせず、長く花を楽しむ一年草扱いの冬の花です。栽培は通常のビオラ・パンジーと同じなのでそちらを参考にしてもらってもいいです。
水やり
鉢植えにした場合は、鉢の土が乾いてたら、鉢底の穴から水が出るくらいにしっかりと水をやります。庭植えにした場合は自然に降る雨だけでもほぼ大丈夫ですが、冬は雨が少なく乾燥するので、様子を見て水やりをしましょう。
肥料
植え付けて一ヶ月で肥料が切れるのでそれ以降は必ず追肥します。肥料が切れると花が咲きづらくなりますので、1週間に一回液体肥料をやるか、一ヶ月に一回化成肥料をやります。気温が0度以下になると寒さで開花が止まります。開花が止まるようなら肥料をストップして様子を見てください。
植え替え・植え付け
時期
最高気温が20度以下になった10月以降に苗を植え付けます。一年草扱いなので植え替えることはないですが、もしも夏越しに成功したら同じ10月あたりに植え替えましょう。用土
一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。ビオラ・パンジーの専用土もありますが、培養土で十分です。鉢の植え付けの手順は?
5号鉢に1苗を植えます。7号〜8号に3苗が目安です。横長プランターなら3苗〜4苗を植えます。鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて高さを調節して、苗が鉢のフチより2cm下になるようにします。ここが水が溜まるウォータースペースになります。株を均等に入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。これで完成です。
庭植えの手順は?
庭土を深さ20cmくらい掘り返し、庭土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど追加し、化成肥料を説明書の容量だけ入れ、よく混ぜて用土とします。穴に用土を半分だけ戻し、苗を配置します。苗は少し根をほぐすと広がりやすいです。苗同士は10cm〜15cmほど間隔を空けて置き、隙間に用土を入れていって、最後にしっかりと水をやって完成です。
管理場所
日当たりで管理します。日当たりが悪いとどうしても開花が鈍くなります。寒さには強いので霜も凍結も問題ないですが、多少はダメージがあり気温が上がってきても回復が遅いので、可能であれば霜・凍結は避けた方がいいです。気にしないでもいいですけど。基本的に一年草扱いですが、もしも夏越しさせるのであればビオラ・パンジーの夏越しのコツを参考にしてください。
剪定・切り戻し
10月〜2月くらいは摘芯を目的とした切り戻しをすると脇芽が出て花が増えます。3月以降は蒸れを避ける切り戻しをします。切り戻しは大事なテクニックなのでビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめのページで確認をしましょう。花ガラ摘み
花がしぼんだら、摘んで取り除きます。花が終わると種子を作り、種子を作ると株が弱って、次の葉が咲きづらくなります。なのでこまめに摘むのが長く、たくさん楽しむコツです。販売者のサイトでは花が綺麗なうちに摘んで、水に浮かべて飾っているように小さな花なので浮かべると確かに綺麗。冬のうちは花もそうでもないんですが、春になると花摘みも追いつかないくらいに咲いて、諦めるくらい。そのくらい大量に咲いたら、一回はそれを浮かべるといいです。一回はやりたくなりますね。
病害虫
アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、灰色かび病、コガネムシなどが発生することがありますが、大体は3月以降に発生するもので、オルトランを使っておけばほぼ見かけないです。スポンサーリンク